キリコさんの映画レビュー・感想・評価

キリコ

キリコ

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

恐怖の元がわからないところ、主人公が交代するところは『サイコ』っぽいかも。

前半は質が高い恐怖。ビル・スカルスガルドの過剰なほど親切・ハンサムだけど、ギリギリ犯罪者でもおかしくない顔つきがフックにな
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.0

オープニング曲がクセになる。観終わったあと、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(ニコルソンが出てる方)と同じ引き出しに入れた。

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.0

ウォッチパーティしたらめちゃくちゃ盛り上がってよかった。本アカウントはAmazonプライムビデオのウォッチパーティ廃止に反対しています。


・全体的に乙女ゲームのメイン攻略対象トゥルールートの雰囲気
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.6

ジョン・マルコヴィッチの変人っぷり(終盤影を潜めるが)、車が入口の秘密基地の内装なんかが素敵だった。ヘレン・ミレンが豪快に銃をぶっぱなしていると、うれしい。
最後のやつ大晦日のガキ使の驚いてはいけない
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セブン(1995年製作の映画)

3.7

箱に頭が入ってることは知ってしまっていたので、そんな感じの終わりにはなるよなぁ……で衝撃が削がれたかも。行きの護送車でブラピを金網越しに映すカットが多かった。神はいない、おまえを見ていないというところ>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

非現実的なエクソシスト活動にちょっとリアルな要素が入ってるのがおもしろかった。不定愁訴のだいたいが精神疾患だとか。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.5

Talking Headsの曲はPsycho KillerとBurning Down the Houseしか知らない状態で鑑賞。耳に心地よくちょっと毒がある歌詞とMCが素敵だった。ブルーグレーのジャケ>>続きを読む

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.8

ハードボイルドものたいてい苦手なんですが、この作品は楽しめた。老人ホーム帰りにひらりと車に飛び乗るところ、さすがにかっこいいな。キャサリンはこのあとどうなっちゃうの?

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.9

ベッドシーン良い。全体的な雰囲気もとても好き。あとで解説を探す。

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.6

The ZombiesのShe's Not Thereが好き。EDかっこよかった。妊娠でそんな一瞬にして価値観変わります?と思わなくもないが、回想のvsカレンはとても素敵な挿話だった。壮大な痴話喧嘩だ>>続きを読む

ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.4

人から勧められた作品を観るリターンズ・その⑥

主人公がみんなの心の支え、血の繋がりより精神の繋がり的ママになっていくのだけど、全方向にちょっとずつ働きかけるせいで描写不足。ゲイやドラァグクイーンへの
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透明人間(2019年製作の映画)

3.5

人から勧められた作品を観るリターンズ・その⑤

信頼できない語り手モノのサイコホラーは結構好きなのだが、「主人公の頭がおかしかったのだ!」という王道すぎて避けられるオチを好むために、終盤ガッカリするの
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オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

3.6

『バニラ・スカイ』とおんなじすぎてあまり書くことがない。サイコ表現は(CGのちょうどよいチープさも相まって)あっちの方が好きだったかな。

薔薇の名前(1986年製作の映画)

3.6

人から勧められた作品を観るリターンズ・その④

ショーン・コネリー、知的でダンディ。ホームズみたいで素敵だ。なんとなく原作はもっと昔に出版された気がしていたけれど、80年とは意外。

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.5

全体的なノリはあんまりハマらなかったけど、ロブスターのシーンと主人公の生々しい未練がましさは良かったな。

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.6

人から勧められた作品を観るリターンズ・その③

重い空気のサスペンス。主人公の過去克服・警官バディものとしての良さがありそうだけど、事件が悍ましすぎて正直それどころではなかった。
犯人は操作の手が迫っ
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高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.6

人から勧められた作品を観るリターンズ・その②

ドラマ版『高慢と偏見』を観た直後だからか、より面白く感じた。ダーシーがエリザベスを好きになった理由や、ダーシーの父が死んだ経緯など、ゾンビを接着剤に物語
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

3.8

久々鑑賞。改めて見ると作りが纏まっていて出来がいい。妻の仕事の成功(夫婦不仲の一因)を象徴するロレックス、を握りしめ落下するハンス・グルーバー、抱きしめ合うマクレーン夫婦。夫婦の帰宅まで描かないあっさ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

男根女陰礼賛(EDの隠れ性器意匠探し楽しい)、300%のリベラルフェミニズム、ここ100年の映画史・思想潮流、ガールズエンパワメント、が詰まった一作。
あいかわらず寓話的。行きずりの恋を含む「冒険」は
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.9

犬より猫になりたくない? なりたくない? そうですか……。

前半からは予想もつかない方向に転がっていった。前半のディストピア感の方が好きだったかもしれない。近視・鼻血といった特徴でしか他者を認識でき
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

おもしろかった。寄生成り上がりモノって脳内に快楽物質出ますよね。
構図は『太陽にいっぱい』っぽくもある。庭にある迷路とその模型は『シャイニング』のオーバールックホテルを思わせる。迷路の中で死体が出ると
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

あけおめ映画一発目はエヴエヴ!今年もよろしくお願いします。

さまざまなストーリーと設定とアクションと奇妙な行動とトンチキファッション、そしてラブがてんこ盛り。ここで締めてよくない?ってところから何個
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第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

3.6

クリスマスなので。ビリー・ワイルダーっぽいゆるさ。

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.6

がんばれ!ルイーズ にげきれ!ルイーズ

最後、エモい!爽快!解放!ってよりは、悲しくなってしまった。ああする以外に選択肢がないだけなので。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

ストーリーの配分とかエピソードの切り取りの仕方とかがなんか変で、おもしろかった。始まりそうで始まらず、急に転落。『ブラック・スワン』あるいは『セッション』の爆走ぶりを期待して観たから不思議な感覚だった>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

暗い話と聞いていたからもっと陰鬱かと思ったが、良い人に囲まれてしっかり幸福じゃんね。
EDソングが良かったです。

ひとつ疑問なんですけど、チェイスさんはなんで肌身離さず貝の首飾り身につけてたんですか
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.7

ラストシーン、映画に見蕩れるミア・ファローのなんと寂しく美しい表情。

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

B級サスペンス部分はそこそこつまらないんだけど、タランティーノ映画に切り替わってからが本当におもしろい。ゾーイかわいい。タランティーノはほんとに女の素足好きだなぁ。EDもかわいい。

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.5

シンプルに気持ち悪い。ただこういう、「自分の子供がそんなつもりなかったのに勝手に産まれるのってキモ〜」という生理的嫌悪感は、無責任ながらもちょっとわかる気もする。全国の子供ファンの皆さんすみません。

魂のジュリエッタ(1964年製作の映画)

3.6

(フェリーニが思う)女性版『8 1/2』みたいな、色彩が明るいものの憂鬱な一作。まぁ8 1/2の方が苦しみが深くて真に迫っていておもしろかったかな……。

眺めのいい部屋(1986年製作の映画)

3.6

衣装が綺麗で、中年マギー・スミスがとてもかわいらしい。ストーリーはあんまり。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.8

BowieのCat People好きゆえにずっと観たかった映画。

緊張感が凄まじい。仇の将校と四年越しに再会しミルクを注文される場面、立てた三本指でスパイを看破される場面。
マイケル・ファスベンダー
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ズーランダー(2001年製作の映画)

3.5

人に勧められた映画を観る日③

なんだこの映画……。
今までで観た中で最もアホな理由でガソスタが爆発していた。ベン・スティラーは男性モデルに故郷の村を焼かれたらしい。

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