新品畳さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.6

現代だと成立しない身体との親和性というか、映像媒体の存在感の違いがある気がする。

ブラウン管は叩きやすい厚みだし、視覚的にディスクよりVHSのが体に入いってくると異物感があって嫌。

CGと特撮の違
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

5.0

なんだこれ、やばい…。大好きすぎる。100点!

大きな画面で、大きな音で、囁くような小さな生活を覗き見る贅沢さよ。

殻の中にあるものは柔らかいから、ちゃんと大事にしたいね、って気持ちにさせてくれる
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.0

なかなか時代を感じるテンションとカメラ割。

レオ様を愛でるには最適の映画。
やっぱりイケメンでした。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

とてもいい。

「風と共に去りぬ」で何もかもを失ったスカーレット・オハラは最後に故郷であるタラに想いを馳せ、「レッドタートル」では亀は島から離れず、女の姿になり主人公である男を自分の住む島に留まらせる
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.6

登場人物がカメラ目線でいろいろ説明してくださる親切演出。

素朴で卑近でありきたりな苦いことの連続で「あーはいはい、よくあるやつネ」みたいな気持ちになりつつも、その連続の先にある人生の積み重ね感とハッ
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

3.3

山崎賢人かわいい

日曜の午後使って見るとなかなかギルティーな気分に浸れる

怪物(2023年製作の映画)

-

ダメだと思いました。

当事者たち以外の誰かの慰み者として描かれるこういう類の作品はもうたくさんです。脚本賞が取れていることも含めて。
今の時代、この結末を描いて何が好転するのだろう…という感想が一番
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.4

制作経緯は知らないけれど、もしこの映画が監督自身の身に起こったことなのであれば、自身が父との関係をしっかりと過去のものとするためにも作らざるを得なかったものだったのだろう。

一観客としても映画を見た
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

おもしろかった。

無名時代、若き日のベン・アフレックとマット・デイモンが「グッドウィルハンティング」を共に制作した経緯もあるから余計に込み上げて来るものがある。

ジョーダン母のマネージャーとしての
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

最高かよ…。

「あいつを映像に収める」って目的が物凄くはっきりしていて個人的でシンプルなのもいいし、どうなったらアウトかってルールも明瞭なのに説明くさくなくてよかった。

社会問題という大文字のテー
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.2

見ててまったくワクワクもドキドキもなかった。かと言って悪態つくほどつまらなくもない。

シンウルトラマンは子供の遊びの延長っぽいのにスケール感が大きかったのが楽しかったけど、今回は全体的にそのどちらも
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.4

最悪ってほどでもない。これ原題どういう意味なんだろ。

奇しくもリコリス・ピザと似たヒロイン像だった。
自分が何者でもないから変に恋愛に依存するんだろうな。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.8

運命とかいうクッソダサいもの。
でもそれでよくね、みたいな気持ちになる映画。

なんかTwitterでめんどくさいツイートしてそうなヒロインだった。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

夕方4時ごろに食べるおにぎりはうまいし、学校サボって読む黒田硫黄はおもしろいに決まってる

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

4.0

いや、いいよ。とても好きだよ。

メメント・モリみが極まっておかしくなっちゃう感じとか、死を真っ向から実直に描くと気恥ずかしいからユーモアで照れ隠しする感じとか、そんな諸々含めてユダヤ人監督らしい作品
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.2

なんというか、個人的にはパンチも弱く見所も少ない映画だった。

人間の度し難さみたいなものを批判したいのか、はたまた大自然で何かを得たり失ったりする行為を続けるからには悲しみを受け入れる諦念が下地とし
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

3.8

ゴッドファーザーpartIIIのファイナルカット版。上映するって何年か前に聞いててすっかり存在を忘れていた。

だいぶ昔に見たのもあって追加・削除シーン共にそれぞれがどこかは判然としなかった。

ちら
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.4

前評判よかったから期待してたんだけどピンとこなかった。

腐敗した構造から抜け出せない諦念と無力感。ヒーローであること、その出自が加害者としての側面を持つ。自意識、自責。現代のヒーローである上では避け
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his(2020年製作の映画)

2.9

法廷の逆転シーンってスカッとするよね。
イーストウッドがめちゃくちゃ上手いから見たくなった。

ラッカ(2017年製作の映画)

3.6

トカゲみたいな宇宙人に人類が蹂躙されるSF。楽しかった。製作費賄えず、短編にせざるを得なかったとか。

テーマが大きいだけに風呂敷畳むには時間が足りないのもあるし「俺たちの戦いはこれからだ…!!」みた
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街の上で(2019年製作の映画)

4.2

いいよ…いいよ。後半面白すぎるよ。
バカバカしくてたくさん笑った。
終盤の緩い多幸感とかさ、ただただ元気出る。

祝日前、いい予感に包まれてよく眠れそう。
ああ、映画ってほんといいな。

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.0

近ごろ私生活がボロボロなので映画には本当に救われてる。

いい作品だった。
「機能不全」と易々と括ることができないほど家族という存在は複雑で、時間や外界からの力によって変容してしまう流動性を持っている
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.3

よかった…とてもよかった…。

2時間20分、親しい聞き上手な友人に愚痴を聞いてもらっているかのような気分に浸れた。
もうね、稲垣吾郎の適役加減が絶妙すぎて、彼以外の配役は考えられないってくらいのハマ
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.1

タイ、韓国製作のモキュメンタリー調のホラー映画。

これは超極悪すぎる…。
正直冒頭は冗長だし話もかったるい感じから始まるので油断してたんだけど、物語が進むに連れヤバさが増していく。その度に「ええ…こ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.8

これは良いホラー映画。
加えてアメリカンニューシネマテイストもよかった。

アメリカーって感じのわかりやすいエログロなのも見てて妙に安心するんだけど、古き良きB級ホラーってだけでなく社会的に黙殺されて
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.6

好きなタイプのホラーではなかったけど、エログロ全開で絶叫マシーンに乗ってるような気分に浸れた。
…かと言ってスカッとする感じでもないけれども。

エロ、ゴア表現が過激なのに独特の閉塞感がある映画だなー
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