キシマさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

キシマ

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甘い人生(2005年製作の映画)

2.6

単純な恋愛ものを想像していたから、かもしれませんが、正直、うーん……と唸るような映画でした。愛人と恋に落ちるのかと思いきや、ただの片思い。その片想いですら、どこに落ちどころがあったのか、私は納得できま>>続きを読む

密偵(2016年製作の映画)

4.0

主人公にとって誰が敵で誰が味方なのか分からない、というより、主人公自身が敵か味方かわからない。一見混乱して終わりそうな流れですが、要所要所で解説のように回想が入るため、訳が分からなくなることはありませ>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.2

予習ゼロで挑んだため、ベルリン崩壊が出てきた瞬間に、世界史知らないと分からないやつだ!と初めは諦めたのですが……初見殺しかと思いきや、みるみるうちに引き込まれて、怒涛の2時間でした。

まずアクション
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.2

ただの物語として観たら、感動的でいい話!という感じですが……結論的に個人的には障害を持ったらもう終わりだ、というようにしか思えなくて、心苦しい終わり方でした。

確かにこれで自殺を考え直した、とかなっ
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プリースト(2011年製作の映画)

2.8

最初にアニメ調の説明があり、内容の掴みとしては分かりやすく、期待したのですが……独特の世界観すぎて内容が理解しづらいというわけではないのに、何故か何処となく疑問点が多々浮かぶ、なんとなく腑に落ちない出>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.8

想像以上に面白くて驚きました。
西部劇はあまり見たことがなかったので、内容についていけないような気がして敬遠していた部分もあったのですが、見終えてみるとむしろ単純明快で分かりやすかったです。

まさに
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ミッシング ID(2011年製作の映画)

3.2

どこにでもいる普通の、ただちょっとお父さんが教育熱心で喧嘩慣れした少年が、自力で逃亡劇を乗り切るお話。変になんかしらの能力があるわけではない少年が主人公だったことで、リアリティが出ていたように思います>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

ピーター少年の、若さゆえの葛藤に、
あー若いっていいなぁ!と思うと同時に、
その頼りなさそうで逞しい背中にひたすら惚れました。

一方で、トニー・スタークはもう貫禄あるおじさまになっていて、歳を感じる
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.0

まず予告を見た時から思っていたのは、メアリの声はもうちょっと張りがある方がいい、ということ。映画を観ているうちに慣れるかと思ったけれど、終始気になって仕方ありませんでした。

内容としてはまずまずとい
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劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(2017年製作の映画)

3.2

ひたすらピカチュウが可愛い映画でした。

2人の出会いから歩みは大分簡略化されて進むし、なによりタケシとカスミの存在は無かったかのように、一方で初めましてのキャラがいきなり登場するので、アニメをきちん
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.4

「この日を楽しむために自分は未来から来て、最後だと思って今日を生きる」
過去に戻れてやり直せたら、そう思うことが度々ある毎日に、うんざりしていたとしたら、この映画は良い転機になるかもしれません。

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白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

4.4

ただひたすら、白雪姫がかっこいい!護られるだけのお姫様ではなく、自分で道を切り開いていく姿は、より白雪姫の美しさを増長させていたように思えました。ちょっと頼りない王子もむしろキュートで良い感じ。

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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.8

「作家は20歳以降経験しない。20歳までに経験する。」
その人の人生の根本を決めるのは、子供から青年になるまでの過程なのかもしれない。けれども、人はいくつになっても成長を続ける。ふとそんなことを考えま
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シャドウハンター(2013年製作の映画)

3.2

ひたすらリリー・コリンズが可愛かったです。逆に言えば、それに尽きるのかも。

他の方も書かれていますが、ストーリーはテンポが早いわりに複雑で、着いていくのがやっとでした。むしろ置いてけぼりにされます。
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銀魂(2017年製作の映画)

3.6

銀さァァァん!
前半のコメディ部分はだいぶ面白い。笑いが止まらなかったです。パロディもふんだんに含まれていて、もはや心配になるレベル。

一方で後半の格好良さを目指した真面目なシーンはコメディ場面との
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ソルト(2010年製作の映画)

4.8

彼女は独りで全てを覆し、全てを救う。

華麗なアクションは、それでいて不自然ではなく、現実にありうる形に見え、より惹き付けられました。かっこいい、ただその一言に尽きます。
また彼女の三変化はアンジーの
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.1

現実での軍とゲリラの抗争、
空想でのオフェリア王女の奔走、
時に二つの世界が入り交じり、
終焉へと向かう。

ダーク・ファンタジーとして見れば、奥深さには欠けるものの、現実世界から旅立つラストも含めて
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カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年製作の映画)

2.4

最近ありがちの、まさに少女漫画的展開に、大原櫻子の歌をプラスした、というだけの印象。

彼女の歌唱シーンが思っていたより少なかったのが残念。CRUDE PLAYの曲の方が印象深いです。最初のあからさま
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.4

涙なしには見られない。
ただひたすらロージーが美しくて、たくましくて、素晴らしい女性でした。

グレッグはさておき、アレックスも優柔不断というかなんというか、男性サイドはちょっと不満に思う部分もあり。
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ツーリスト(2010年製作の映画)

3.5

アレクサンダーは、どこにいるの?

ある意味初見殺し。予備情報無しで、アンジェリーナ・ジョリー目当てで見始めたら、これは何かの続編なのか?と勘違いしそうな始まり方でした。

状況把握に苦労はしないもの
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.2

誰かが喜ぶ裏側で、誰かが傷ついていることにも、目を向けること。

勿体ないことをしました。私には壊滅的に金融関連の基礎知識がなかったのです。知らなくても分かるように、様々な工夫がされていたにも関わらず
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メン・イン・キャット(2016年製作の映画)

3.2

まさにmen in cat。

初めの頃のトムの横暴さには辟易とさせられます。家族を顧みず、仕事にのめりこみ、その仕事すら自分の名声のためときています。胸くそ悪くなるレベル。けれども、娘ちゃん可愛い!
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ロッキー(1976年製作の映画)

2.8

エイドリアーーン

何も考えずに観ることが出来たけれど、話の展開には疑問点が多いです。なぜエイドリアンはあんなにすぐ心を開いたのか。物語とはいえ、抜擢のされ方が無理矢理ではないか。途中まで今にも倒れそ
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.8

明日から何か頑張りたい、奮起したいと思える映画。

本当であれば、あんなに勉強にひたすらのめり込めるのは相当の精神力がないと出来ないだろうし、何より素直に勉強のみをひたすら追いかけられる集中力と理性は
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.2

「たこのニーナがサメと友達になるために、毎日ひとつひとつ足を食べられて、最後にまるごと食べられる。」
ニーナみたいな子供が、居場所を求めてか、追いやられてか、辿り着くショートタームで働く"ニーナ"の話
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