トムさんの映画レビュー・感想・評価

トム

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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.7

あっ今死にたいなって思ったとき、今のその自分の考えが即反映されてくれたらいいのに、なかなか実行できず、ふと、うわめっちゃ生きたいなって思うときが来るのよね分かる
そういうのって大抵新しい人との出会いだ
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スパルタカス(1960年製作の映画)

5.0

自分の人生の中で一番愛せると思える映画に出会うことで、それと同時に自分そのものも愛せる
根源的な深い愛を理解してしまったような気になってしまう、力強くまっすぐ心に効いた映画だった
自分でも信じがたいけ
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.9

不幸な顔が良く似合う伊達男
人望も金も大した職もスキルもないのに根拠のない自信と野望あり溢れて、ぽっと出の自分に好意のありそうな女に人生丸ごと振り回される愚かな男だけど、自分を重ねたのか路上に縛られた
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.8

3時間かけて、3日間の単調で淡々と流れてく日常を観る
ジャンヌのルーティンワークにはどことなく神経質的な、生真面目すぎる印象があって
怠惰をやりがちな身からすると、もう少し肩の力抜いても良いんじゃない
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流されて…(1974年製作の映画)

4.5

これを今の時代の人たちが作ったというならば、一声上げるのが責務だろうが
これは昔の作品なので、しのごの言う人たちは健全に今の時代を生きている証だし、冷静に現行の作品だけを追い続けていて欲しい

これは
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.8

コンスタンティンにおける喫煙とその健康被害について
こんなんじゃ喫煙防止にはならん
むしろ吸う
キャスティングがとっても良い
悪魔に物理攻撃してしれっと展開が進んでくのも良い
CGに時代を感じて現代の
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.0

クソ疲れてるのに眠れない時に酒パカパカ呑んで朦朧としながら観た
夢で見たワイゼンなのか酒飲み朦朧のワイゼンなのか覚えてない訳分からん映像が白昼夢としてやってきて中々良い
たまに自分の夢(眠ってる時に観
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.7

江口のりこの渾身の白目でワハハ
物件見るのが最近の趣味だったから怖い間取り知りたかったんやけど
それは怖い間取りです!絶対だめです!って全力で止めてた理由は最後まで教えてくれなくて目的は果たされぬまま
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.2

楽しかった〜〜!
人は思ってる以上に誠意と情熱のこもった言葉で突き動かされるものだね
なんでマイケルジョーダンそんなにNIKE嫌だったのかが超気になる
画面いっぱいのマッドデイモンの演説に目頭が大層熱
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5

こりゃ学が無いとちと厳しすぎる
ひとりぼっちの考察じゃ手も足も出んので有識者の考察読んでほが〜〜!賢い〜〜!おもろい〜〜!ってなった
ギリシャ神話の世界壮絶すぎやろ
猿でも分かる楽しいギリシャ神話みた
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.9

理解がある体の環境において直面する半透明なパーテーションくらいの無理解
これのせいで生まれてしまう大丈夫じゃないから大丈夫、な気持ち
自分はシスジェンダーなので置き換えて考えてみたから、もちろん全然正
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.5

リョーハの可愛さって5歳児に感じるそれと一緒だったな、、
住所を書きたがらず今この瞬間を楽しんでないラウラにブチ切れるシーンとか、遠くから来ていっぱい遊んでくれた親戚のお姉ちゃんが急に帰っちゃうの知っ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

スワンキーのお話があまりに美しくて素敵だった
全編通して雄大な美しい自然が高画質で映されているのに、スワンキーが”この瞬間に死ねたら幸せ”だと感じた瞬間をファーンに送った画質の粗い動画に一番美しさを感
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Sin Clock(2023年製作の映画)

3.3

どう考えても目が座ってるしパフパフ吸い慣れてる窪塚君は一体どんな修羅場を越えたキャラ設定なんだいそうかいペコペコサラリーマンからのタクシー運ちゃんで養育費払うパパね嘘コケ
サヴァン症候群ティーチャー坂
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トッツィー(1982年製作の映画)

3.6

唐突にぼけ〜っとラブコメ眺めてたい時が来るけど今日がそれだった
ぼけ〜っと観る予定がダスティンホフマンの女装が職人芸すぎて終始感心して画面に食いついてた
男性陣は一度ドロシー的体験してみてほしいな

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.2

また泣ける音楽ドキュメンタリーを観てしまった
編集うっまい
モリコーネを語るとき、身振り手振りと一緒に口ずさむシーンに重ねる音がハマってて良い
人生を彩る音楽に「サウンドトラック」のルビ振るの最高だな
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.4

素晴らしい役者が演じているのにお遊戯会にみえてしまうくらい陳腐で気づくと陳腐さがなんか段々癖になってる、その過程がB級ホラー的に面白かった
レイフファインズのハンニバルみたいなのが見れるんかなぁとか思
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.3

親への想いが良好なのが親を亡くした人だけなの、皮肉
やっぱり文句を言えるのは生きていてこそなのよね

自分を偽って演じてるうちに演じてることが自分になってしまって、本当の自分がどこかに隠れて出てこなく
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.3

なんと素敵な多幸感
音数の少ない音楽のような、シンプルで価値観の押し付けがないのに、観賞後に何か大事なものが心に残る感じ
若者の語る死生観なんて殆どファンタジーに堕ちてしまうけど、語る人が語れば宇宙の
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ピノキオ(2022年製作の映画)

4.1

ロバートゼメキス×トムハンクス
良い‼︎
ウォルトディズニーのピノキオ大好き勢からしてゼメキスと本家への解釈が限りなく一致してて嬉しい てかゼメキスめっちゃディズニー好きやんってのが時計の描写に盛り込
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.8

THE 有頂天ホテルを久しぶりに観て映画って楽しいなと再確認
源泉辿りたくなった三谷幸喜の思う壺

やっぱこういう伝統芸さいこ〜!!
無駄にカクテルグラスでワイン飲みながら観ちゃったりして
こういう小
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

予想以上に楽しんだ
人生一好きなアルバムジャケ(Undercurrent/Bill Evans. Jim Hall)をふんだんに使ってるから観たけど最後までどうして使ったのかは分からなかった
映画につ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

1.7

観ながら具合悪くなった
行動原理が分からないというか分かりそうな人が誰もいない
描きたかったシーンを集めて切って貼って辻褄などはさておいたのかな、、
脚本の大事さね、、

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.3

新シリーズは1.2共に観たつもりで重い腰上げて最終話観るか…のつもりがファーフロムホームが2でノーウェイホームが3で、2は観てなかったことに終盤になるまで気づかなかったしアイアンマンは死んどる(アヴェ>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

憧れにそのまま成り代わろうとするのって痛々しい
それが過去の幻影や夢の中のキャラクターが対象であっても
そういう田舎のセンスが尖った感じやすい女の子の痛々しさもサイコホラーに昇華させてるのすごくイイ…

ハンガー(1983年製作の映画)

3.6

美しい生き物が観たい時はデヴィッドボウイに限る

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

-

名前が良いんでついね
舌で感じるアートにはお金惜しみがちかもな
なんせ15分で3万円…

となりのトトロ(1988年製作の映画)

5.0

これを原体験として幼少期から観れていたのってすごく幸運なことだな
大人になっても感動できて、尚且つ忘れていた大切な童心にも帰ることができる
歳を取ると涙腺が弱くなるって言葉あるけど厳密に言うと違うね
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変態村(2004年製作の映画)

3.3

は〜
エンタメ体感したな〜
キリストの受難×不思議の国のアリスのイカれ帽子屋達
昔のホラーってそんなエグくないし、フランス語、オシャレだな〜(笑)と思って全然楽しく観れた

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.1

全編通して作り方がとにかくうまいなと思った
個人的にはマジックマッシュルームの描写が最高に良かった〜!
親父にタンポン投げつけて経血をインディアンの如く目の下に付けるの最高スギィ

それ以外はリアリテ
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エレファント(2003年製作の映画)

3.1

なぜこの子を一つの章として取り上げたのだろう、なぜ分かりやすいいじめっ子じゃなくて、目立たないいじめられっ子なんだろう、なぜただボーッと徘徊してるだけの子なんだろう、なぜだろう…
がずっと続いていって
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ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

2.9

タイトル通り、ビリーホリデーの奇妙な果実とそれを歌わせまいとする政府(ザ・ユナイテッド・ステイツ)の戦いなのかと思ってたけど案外意味薄かったので普通に困った
途中途中のポッと出てくるオシャレ風味な映像
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ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー(2018年製作の映画)

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ブルーノート・レコードが私的にブッチギリで最高だったのでこっちはうーん
ブルーノート・レコードから次世代への系譜要素を引いて、アニメーションを足した感じ?ちょっと退屈で久しぶりに映画館で寝てしまったの
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ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック(2020年製作の映画)

3.4

イーグルスのデスペラードほんとに名曲オブ名曲
多分人生の中で聴いた回数だけで言えばトップ10曲の中に入るんじゃないか?くらいバカみたいに聴いてたので、てっきり当時も爆発的に人気出たろと思ってたが
実は
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都会のアリス(1973年製作の映画)

3.8

カモンカモンを観たその日に観た
そのタイミングで読んでたダンスダンスダンスも構図雰囲気似ていて、たまたま噛み合ってて勝手に楽しかった
もっかい見直したい

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