kissenger800さんの映画レビュー・感想・評価

kissenger800

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晩秋(1981年製作の映画)

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100円だったときにうっかり積んで再生可能期間残り3日、追われるように見る俺にありがちな「何でこれ見ようと思ったんでした?」作品でしたが、なにしろ1981年制作なので怒涛の小ネタ感想

- 韓国映画の
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

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ビル・ナイにまでは届かないとはいえ、大別すればそっち側に分類されるお年頃だから一種の敬老ポルノとして気持ちよくなろうと思えばなれる観客なんですけど、少なくとも世界の残り半分はそうじゃない側じゃん?なの>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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邦画見ない理由の95%は台詞まわしの芝居がかった感じが痒いから。残る5%の50%は物語が結局借り物なこと、40%がプロダクションとして金かけるべきところで妥協しているのが見えて貧乏くさいのがイヤ。
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グレート・スクープ(2024年製作の映画)

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当然ながら何の話か、どういう結末かを冒頭数分で理解したうえで見るわけですけど、これね、よその国の・むかしの話ですかね。
ナントカ会議しかりカントカ教会しかり、同レベルスの汚濁にまみれた政権党に権力を与
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正直政治家 チュ・サンスク(2019年製作の映画)

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ここのところ圧倒的にバカ映画成分が不足していたので祈るような気持ちで再生したんですけどラ・ミラン、ユン・ギョンホという主演夫婦キャスティングだけでなく要所が締まった良い出来で、もちろんMVPは公開時御>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

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2020年のUSオープン(8/31-9/13)は1月に発生した新型コロナの影響下、無観客で開催され、黒地に白ヌキで人名を書いたマスクを着用してコートに現れた大坂なおみに注目が集まりました。
……覚えて
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フローレス(1999年製作の映画)

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アマプラ無料に来ていたので久しぶりのフィリップ・シーモア・ホフマン(若い)。

『羊たちの沈黙』(1991)ぐらいなら分かるだろ、って字幕に反映されるものの『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』(1
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ビューティフル・ゲーム(2024年製作の映画)

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感動ポルノでしょう? と予断ありながらも再生したのはもちろんビル・ナイ(75)見たさでしたが、フェラ・クティの楽曲がけっこう流れ、それは作品形成パーツのひとつ「なんとなくproアフリカ」を象徴するチョ>>続きを読む

めまい 窓越しの想い(2019年製作の映画)

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待て待てここまでの鬱映画とは聞いていなかったが?
という感想が最初に出たんですが、同時にチョン・ウヒ主演作だからそう来ることに驚くほどの素人観客じゃねーし。みたいな強がり感想はあって(日本でいうと木村
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シャーリー・チザム(2024年製作の映画)

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選挙制とか1970年代の社会情勢とかアフリカ系のおかれた環境とか、理解の前段に必要な情報が多いので「ランス・レディック遺作のひとつ」「ルーカス・ヘッジズがまーた気弱なホワイトボーイ役で出てる」「監督Y>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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トロントで話題になった23年9月に
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原作者デビュー作はマリナーズで打率2割切るスランプ三塁手が主人公、とか今回の作中作書くきっかけはイカニモな先行作にムカついて(という設定)云々で桜美林の校名由
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市子(2023年製作の映画)

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ナチュラルにネタバレかまされたことがありまして、その時点からの、ん、それって宮部みゆき「火車」(1992)じゃ? という印象は見終えた今も実は続いており。
イ・ソンギュン韓国映画版『火車/HELPLE
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アンダードッグ 二人の男(2016年製作の映画)

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キム・ダミの『The Witch/魔女』(2018)でちょっと栗山千明だったチョン・ダウンが今回金髪で、これはこれで良いよね。という見方をしていたのでタイトルのいう「ふたりの男」はまあどうでもよかった>>続きを読む

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

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まあまあのテンポの悪さのおかげで前半戦で保留していたらアマプラ無料期間が終わって、さすがに金を払う気は無いし、見届けることはないねー残念ねー。

って思っていたのにネトフリが配信始めやがったので仕方な
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

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フィリバスターという聞きかじったんであろう語彙を見出しに掲げたメディアが現れた*とき俺(たち)が思ったのは、せめてこの映画を見てから言え。
だったので、アマプラに居る本作を久しぶりに見たら過去イチ「そ
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アップグレード:どん底女子の幸せ探し(2024年製作の映画)

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誰がなんと言おうとこれはマリサ・トメイの作品で、メリル・ストリープやグレン・クローズのような「ザ・演技派によるコミック」ではなく「お色気+コメディリリーフ要員による正調ロマンティックコメディーの、そう>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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本業がバタバタしていて、しかもそれが取材原稿をアウトプットまで持っていく間接的に「物語に触れる」系タスクなもので。
小説や映画などの「フィクション」摂取前におなかタプタプになるぐらい水分摂っているうえ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

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興行的な爆死をあげつらう勢が出るのは致し方ないですが、あのね、もうちょっと世の中が落ち着けば興行成績と作品の質が必ずしも比例しないサンプルとして、本作が決して失敗なんかじゃなかったってことはゆるやかに>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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先週寝落ちしたのは飲みながらだったから。
言い訳しながらようやく見終えたんですけど、それでも本作は眠気との戦いだ! と言いたいのはアクション映画のアクションに冷淡な視聴者なもんで。という個人の感受性も
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

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こんなもんだろ、という予感とともに見たので腹も立ちませんが強いて言えば『コンクリート・ユートピア』(2023)の世界線なんですってね、俺まだオム・テファ兄のあれ見てねえんだよどうせならネトフリあわせて>>続きを読む

カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

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もちろん言いたいことはヤマほどあるんですが、ちょうど数日前、たまたまHazaraのひとと直接会う機会あって「アルバイトの面接でお国はどこですか、と聞かれアフガニスタンです。と答えたらそれはちょっと、と>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

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続編の方向性がフリーザ様を倒したら次は人造人間セルだ。ではないのが良かったですね。
あとジョン・ウィック含めアクション映画のアクション・パートへの関心ゼロ勢ながらも「へー」って思ったのは戦闘シーンにお
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白い暴動(2019年製作の映画)

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アマプラ会員無料ラインナップに来ていたので久しぶりに。

ロック・アゲインスト・レイシズムなんて自家撞着じゃないですか、だってロック・ミュージックなんて肌の色にアイデンティティを見出すひとたち「ではな
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ウーマン・キング 無敵の女戦士たち(2022年製作の映画)

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思ったこと。

- ダホメ王国が主たる取扱商品を奴隷からパームオイルなどにシフトしていく背景には「人権とか考えたら奴隷売買とか無理だったわ」って顧客である欧米国家の(突然の)意識変革に負うところが大き
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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Disney+に来るべきだろうが。とジリジリしていたのをアマプラが半年かけて遂に(2000→399→199→)100円にしやがったのでまんまと乗ってしまった年末、しかしこれを2023年のうちに見てしま>>続きを読む

王様の事件手帖(2017年製作の映画)

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これまで見るつもりが起きなかったのには相応の理由が。と過去の自分の予感に頭を下げざるをえない顔になっていますが、何が言いたいかってこれ主役まさかのキム・ヒウォンじゃないですか、なーんそれ。

- 史実
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ブルックリン(2015年製作の映画)

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初見であまりに心が動いたせいで、あれから6年近くが経過しても再見できないでいる作品のレビューをなぜ今、上げておこうと思ったかっていうと、大学進学と同時にひとり娘がひとり暮らしを始め、過保護と言われよう>>続きを読む

奴が嘲笑う(2015年製作の映画)

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イ・ソンギュン追悼が続くおかげで「なんかすっごい揺れたんですけど」というバ畜娘からの通話にも「震源は遠いみたいなんで大丈夫っすよ」などと呑気に対応してしまう父でした。「もう世の中終わりかと」と言ってい>>続きを読む

PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

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いつも申し上げる通りドラマ見ない班なので、イ・ソンギュンとの最初の出会いは『火車 HELPLESS』(2012)で、次はもう『パラサイト 半地下の家族』(2019)ってだいたい平均的日本人観客なんです>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

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ジェニファー・ローレンスに甘いことでは定評ある俺ですが、彼女、ヤル気あるときとそうでないときの差が分かりやすく、アンサンブルのひとりでしかないけど十分な仕事をしている『ドント・ルック・アップ』(202>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

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この作品を見たひとはたぶんこの作品も見ていますタイトル筆頭はたしかに『キャロル』(2015)でしょうけど、こちとら『由宇子の天秤』(2020)見終えてすぐ、主演の他出演作として積んでたんで。
という意
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スクリーム6(2023年製作の映画)

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フランチャイズの名前を冠していても精神がまったく別モノなことは前作で確認済だしネーヴ・キャンベルも不在なんだからわざわざ見て案の定文句しか出てこないとかそれなんて自業自得。という話ですけど、ええとね、>>続きを読む

足跡はかき消して(2018年製作の映画)

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主人公父のPTSDは言うまでもないことだし、なんなら父娘の話にも触れないんですけど(=謎の頑固レビュー)それはですね、イラクでもアフガニスタンでもいいんだけど、彼が従軍していた地に存在したはずの有色人>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

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大丈夫です、だいたい「何が言いたかったのか分からない」という感想で合ってる。

って最初に保証されないと落ち着かない昨今なので申し上げておくんですけど(しんせつ)原作に対するUS書評もそういう扱いで、
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

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本編に関係ないところから話を始めたいんですが。
というセリフだけでもうパク・ボゴムのことだな、と視聴済各位には察せられる作品でしたが、彼が崇め奉られる世界観、日本におけるオータニさんとか藤井八冠、もう
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

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これを劣化版『ベイビーわるきゅーれ』(2021)というとクサしすぎだし上位互換が阪元作品っていうとあっちをホメ過ぎになるし、そもそもジャンルから異なる2作対比をあきらめるのが良いんだろうけど、シスター>>続きを読む

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