kissenger800さんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

フェンス(2016年製作の映画)

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リモートで監督している部下との距離を縮められれば。みたいな思いで、2017~2018年は、自分の部下「だけ」を読者として、今日俺が読んだ本あるいは見た映画。の感想をイントラブログにえんえん書き続けてい>>続きを読む

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

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アマプラで100円だったからって軽率にお金を払っちゃうのはよくないクセだぞ俺。イ・ジョンソクは星野源で、パク・ヒソンは遠藤憲一で代替できるよね。とかそういう感想もたぶんどっちにも失礼だから書くんじゃな>>続きを読む

アジョシ(2010年製作の映画)

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なんとなく見る機会を逸してきた作品をなんとなく見てしまう年の瀬。10年前のテンポ、10年前のクァク・ドウォン(いや好きなんすよ3分ぐらいで出番終わっちまったけど)10年前から兆しがあった格差社会の萌芽>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

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映画館に映画を見に行く、という行動がまだ普通だったあのころ、自分と価値観が似たひとたちが絶賛していた作品だったので配信に来た! って知った瞬間、秒でカネ払ったわけですが(たまたま横にいたうちの娘もたい>>続きを読む

マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

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ヴィオラ・デイヴィスのあらいぐまメイクに対する拭いきれない違和感と、チャドウィック・ボーズマンの闘病についてのセンチメンタルな感想は、映画そのものの本質には関係ないので触れない。って約束がワールドワイ>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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描写が時代に応じてアップデートされているのは当然として、そのあたりを取っ払ってなお残るものは何ですか。という見方をしていたんですけど、音楽とあと……キューバ・グッディングJr.の息子とかキャリー・フィ>>続きを読む

がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)

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何年前の作品だよ。と思いながら見ていて、制作2年前、本国公開は去年? ……あ、そ、そうなの? まあこれが全10数話のドラマなら比較的新しめの作品でもこんなふうにゆるめのエピソードを連ねて成立するのかも>>続きを読む

ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

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競馬ファン歴35年がどういうことかというと、冒頭ナレーション・ベースで出てくるレッツイロープが勝ったメルボルン・カップの記憶すらあるってことで(メジロマックイーンが秋の天皇賞で降着になったシーズン)ク>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

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ナイジェリア系アメリカ人、という監督脚本プロデュースの3役を務めたジュリアス・オナーの出自を見てしまうと、ナイジェリア映画『アービトレーション: 交差する視点』(2016)とこの作品の距離感なー。と苦>>続きを読む

アフリカン・ドクター(2016年製作の映画)

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ひねりの無さは原作というか原案が5分強のラップなことを思えば、実話とはいえよくこれを10年越しで映画にしたな。ってところですが、1975年のこの物語を他人事と思えるのかね、2020年の日本は。って問い>>続きを読む

ザ・コール(2020年製作の映画)

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作品としては面白い部類なんですよ。チョン・ジョンソの存在感は目を離せないし。
ただ、好き嫌いでいうと後者に分類されるのは、どうしてもこれがドラえもんならF先生が丁寧に読者の理解度を慮って話を進めるとこ
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空気人形(2009年製作の映画)

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『万引き家族』(2018)の松岡茉優キャスティングを樹木希林が「この役がこんなかわいい子なのは、あんたの好みなの? 監督がキャスティングに女の好みを持ち込んでうまくいったためしはない」って言ったエピソ>>続きを読む

グローリーデイ(2016年製作の映画)

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韓国のひとたちの根底には「恨」というコンセプトがある、と長年聞いてきて、なるほどですね? ぐらいの浅いレベルでしか理解できなかった私ですが、この映画のエンディング近くに、いっそ「恨」のアンチテーゼとも>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

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マーゴット・ロビーの憑依具合を前作10とすると今回は5な印象で、それはまあ見るほうも2回目で、早速慣れたってことではあるんですけど。
もちろんこのキャラクターを大切に育てていこうという製作者たちの思い
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国選弁護人ユン・ジンウォン(2015年製作の映画)

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ユ・ヘジンしかりイ・ギョンヨンしかりチャン・グァンしかり、オールスター・キャストやん。って感想が真っ先に出るわけですけど、それよりなにより、映画開始早々10分の緊張感とかカメラワークとか、嘘でしょこれ>>続きを読む

殺人の告白(2012年製作の映画)

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同じ2012年公開の韓国映画を並べてみると『10人の泥棒たち』『ハナ 奇跡の46日間』『スパイな奴ら』『ザ・タワー 超高層ビル大火災』あたり。なるほど足し算で作品の魅力追加が可能、って神話が生きていた>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

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根拠もなく『ピーターラビット』(2018)的なものを想像していたせいで、ああ、そういうことか。みたいな肩透かし感があったのはあきらかにこっちのせいであって、作品のせいではないですね。
個人的に最初の結
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コンフェッション 友の告白(2014年製作の映画)

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見たのは1週間前で、そこそこ面白かったはずなのに、どういう結末だったっけ? ってネタバレ有り感想を読んでまわるぐらい、自分の心にはあまり引っかからなかった作品で。
脚本が俳優陣を「見せる」ことに注力す
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彼女の告発(2020年製作の映画)

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どんな紹介サイトに行っても「扱われているトピックが社会に重要なことは理解するけど2時間半を使うだけの映画になってるかというと……」って書かれていて、見る前から残念(USでは「しかも字幕だし」ってdis>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

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真面目な作品ばっかり見続けて「バカな映画が見たい……」ってなってたときにアマプラが「いまならマーベル100円だよ」って言ってきたので2年3カ月ぶりに再見したんですけど、開始15分で泣いてしまう自分にド>>続きを読む

ソニ(2018年製作の映画)

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カースト制度にせよ女性蔑視にせよ、為政者が人を支配するためにつきつめて練り上げた成果、という認識なんですよね、突然語り出すようでアレですけど。
インド社会を遠く離れた異世界だと思って、たとえばこういう
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

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ビル・マーレイ接待映画。って謎カテゴリなことは見る前から察せられるわけで、でもこれもどうせそれだろ。って誰もが思った『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014)がカウンターに用意されたメリッサ・マッ>>続きを読む

続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

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この種類の「笑い」が徹頭徹尾苦手なので、無の表情で見たんですけど、それでもこのタイミングで見て損はない作品だなあ、と認めざるをえない(=しぶしぶ)。
だからこそ『シカゴ7裁判』(2020)でサシャ・バ
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

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個人的な最大の不満はもっと香ちゃんを可愛く描かんかい、ということで、要するに「キャッツ・アイ」末っ子愛ちゃんもそうなんですけど、彼女たちは少々粗雑に扱っても許される、みたいな空気が時代背景にあって、そ>>続きを読む

ストーンズ オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ(2016年製作の映画)

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一応キューバ公演が目玉ではあるんですけど、ちょいちょい渋めの楽曲をBGMにしながら爺たちの健在ぶりを確認できるのは、ファンとして喜ばしく。あとは、なんといってもアルゼンチンにおける熱狂ぶりが興味深かっ>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

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ソーシャルビジネス界隈ではむちゃくちゃ知名度高いエピソードなんですけどね、とにかく毀誉褒貶相半ばする人物で。
って警戒心を抱きながら見たせいだけではないと思うんですけど、ホメる人と同じぐらい嫌う人もい
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

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半年前に見たときの感想メモに「ゲーなるわ!」と書いてあって、これはきっとフットボールアワー後藤輝基っぽく。って意味だと思うんですけど、もうちょっと詳しく書いとけ。と半年後に思いました。
まあでも、作品
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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世の中にはルパン三世映画というカテゴリがあって、とひとりで言い続けていて、その具体例で思い浮かべられるのが『ミニミニ大作戦』(1969)、『スパイ・ゲーム』(2001)、『私が愛したギャングスター』(>>続きを読む

キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス(2015年製作の映画)

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なんだ誰だこの好々爺。という感想しかないんですけど、まあさすがに人は変わるものだ、ということなんですか本当ですかあるいは全身の血液を入れ替えたからこうなったんですか()。
マディ・ウォータースとのセッ
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妖星ゴラス(1962年製作の映画)

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半年前に見た俺のメモに「なるほど水野久美エロい」しか書いてないんですけど、さすがにそれだけじゃなかったと思うんだよ半年前の俺いいかげんにしろ。

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

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そんなに悪くはなかったけどね。題材の重要なパートであるべき人種問題が完全に背景化していて、そこに制作者の悪意を見ようと思えばたしかに隙がある、そんな感じ。
そもそも全力で監督と脚本両方に取り組む、ある
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

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なるほどサンダンスっぽい。というひとことで片付けたくなるぐらいには最近仕事で精神状態がスサんでいるんですけど、俺が猛烈に気に入っていてもおかしくない線上にはあるはずが、ちょっと保留にしたくなる何かはあ>>続きを読む

スクールライフ: パリの空の下で(2019年製作の映画)

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フランスが舞台でなきゃ自分の目に留まることもなかったと思うのですが、フィクション色が薄いのはあえてそういう作りにしているのか、それともふたりの監督の指向がそういう感じなのか……ちなみにひとりはポエトリ>>続きを読む

シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

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『THE NET 網に囚われた男』(2016)に自分で書いてることだから遠慮なく引用するんですけど、だいたい朝鮮半島クロスボーダーものって、北に帰る選択をすれば相応の報いがある、って結末なのがお約束で>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

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クリス・ヘムズワースP、巷でもそこそこ話題になっていますが個人的にはバングラデシュのダッカが舞台ってところがポイントでした。おおダッカっぽい。って見終わったらロケ地が必ずしもダッカではない、って知った>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

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ブルース・スプリングスティーンが『ボーン・イン・ザ・USA』ツアーで初来日を遂げたのは1985年。野郎どもの集まりだったEストリートバンドにパティ・スキャルファってバックボーカルが加盟したときの衝撃を>>続きを読む