柴田龍さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.6

惚れ合う芸をこれでもかと魅せてくる映画。
監督もいいのだろうが、なによりやっぱり二人がいい。
二人の間がいい。
セリフやアクションの間に、スポっときちんと落ちていける。

師匠と弟子の関係性としてもの
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

アメリカらしく、そしてアメリカでしか撮れない作品。
ファーンは誇りを持ってノマドを選ぶ。
仕方なくという角度でカットは繋がっていくけど、日々放浪する民に良くも悪くもふれあうことで、不運に凝り固まってし
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

想像より遥かにキッチリ終わってくれました。
とにかくうれしい。

そして、少しさみしいかな。

二百三高地(1980年製作の映画)

4.5

戦争危機の少ない時代や国では、戦争映画の意味を深く捉えることができることは難しいかもしれません。
ですが、この作品は、簡潔で想い溢れるセリフ、愚直で真っ直ぐなカット割に、伝えることに命をかけているよう
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

3月公開予定のGodzilla vs. Kongの予習として鑑賞しました。

いや、これおもしろい!。
日本でのゴジラ文化に対するリスペクトが盛りだくさんで、音楽から、都市破壊のディテールまで、よくこ
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.0

わちゃわちゃしてるから僕は好き。
勧めないけど、気になる方は是非。
主人公が切り替わると、コメディは勢いが削がれることの方が多いじゃない。この作品は、その点で、笑いのテンションをキープできるように、観
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

強く激しい滑らかな剣技。
柱、煉獄杏寿郎の強さは尋常では無い。そして、柱までまだ成長しきれていない炭治郎と伊之助、善逸。
各キャラクターのレベルの差が、呼吸によって現れる水や炎のうねりと激しさによって
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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

3.8

いわゆるルパンアニメものとして観ると、ずいぶん異色なのかもしれない。
だが、漫画版をそのままアニメ化したような、エッジとユーモアが共存する世界を一番よく描いているアニメ作品は、きっとこれだろう。シリー
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

恐怖というものは、怖くて恐ろしいもののはずですけど、ホラー映画は、特に日本のホラー映画は、愉快で吹いちゃう暗い画の作品をホラーと呼ぶようになったのでしょうか?。
んーむ。これもコンプラなのかなあ。
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.2

モア悪党。悪い奴らがそんなに悪くなくて、懲悪感が薄めでした。