kitrustzさんの映画レビュー・感想・評価

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天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)

4.0

ジョーはようやくレギュラーになれると思った途端、不慮の事故に。役人っぽい天国への案内人の手違いで天国行きの乗継便に乗せられそうになる。しかしミスだったと分かり、彼は死にたてホヤホヤの他人の身体を借りる>>続きを読む

迷い猫/新宿♀日記 迷い猫(1998年製作の映画)

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雑誌記者の男と訳アリの女が喫茶店で会話しながら扇状回想していく、90年代のどこか現実感のない世界が映像から透けて見えてくるようなBGV的作品。そして平泉成の安定感。何も無いならこのくらいの尺が潔い。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

敵役の登場でツカミはOK。掃除屋キャラの存在感も更にアップして、第二弾も良い感じでドメスティックなオフ・ビート感とアクション・シーンの疾走感に溢れた佳作に仕上がってました。こういうタイプのシスターフッ>>続きを読む

大河への道(2022年製作の映画)

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伊能忠敬を是非とも大河ドラマに!と市役所主任が奮闘するものの。。。という話。偉人は名も無い者たちが支え作るものなんだなぁと考えさせられる物語でした。スケールは至極テレビサイズですが、主演が中井貴一氏っ>>続きを読む

さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-(1981年製作の映画)

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母の面影を残す謎の美女とともに思春期の通過儀礼を行うテツロー。テツローの力を借りて母親からの自立を企図するメーテル。二人のマザコンの思惑が一致し、再び999が始動する。そんな物語でした。

あえて言う
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卒業白書(1983年製作の映画)

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まだ幼さ残るトム・クルーズが調子に乗ってリスキーなビジネスに手を出すという何の教訓もない80年代の青春映画。いや、しかしこの頃既にトムの走り方が完成されていることが解っただけでも拾い物かも笑。

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

カルト教団に属する3名が、孤島で信教を深めるプログラムを遂行していくなかで、やがて欲望が肥大していく様を淡々と描いた佳作。山本直樹氏原作ということで、ねっとりとしたエロスに満ちた世界でした。社会派のよ>>続きを読む

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.8

男女間に友情は成立するのか?

古典的なテーマを軽妙な台詞廻しと演出で描いたロマンティック・コメディの佳作。まさにメグ・ライアン時代の幕開けを飾る作品ですね。この脚本家の方、個人的に大好きで何作品も鑑
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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ナニこれ。逆行する世界と時間が普通に流れる世界が一緒になってるの解からない笑。キチンと説明してもらえたら多少は追いつけると思いますが残念(o´ェ`o)。

サスペリア(1977年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

バレエの寄宿学校に入学したアメリカ人女性が体験する不可思議な出来事を描いたゴシック・ホラー。全ての画面を覆う赤、青などの原色。終始不安を煽るメロディ。今観れば刺激も驚きも少ないですが、当時はなかなか得>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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私には三宅唱は肌に合わないのかも。。。あくまで個人的なものですが悪い邦画の伝統を継承してる感じがするんですよね。ミリオンダラー・ベイビーというド傑作があるうえで、女性の主人公でボクシング映画とるなら本>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

マルチ・バースの世界初めて経験しましたが、パプリカを観たときに近い映画体験でした。些細な選択の延長線上に待つ様々な未来を並行世界で描いた本作品、圧巻の編集でしたね。終盤に向けてボルテージが上がりきって>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

魚が大好きな少年がそのまま青年になるまでの半生を描いた佳作。さかなクンさんの自伝的物語が原作のようですが、観ている間、ホント多幸感に包まれニコニコしっぱなしの作品でした。特に学生時代の不良少年達との海>>続きを読む

NAGISA なぎさ(2000年製作の映画)

3.5

1960年代江ノ島周辺が舞台。夏休みを過ごす少女の日々を綴った佳作。これといったストーリーはなく、小学生の視点から、大人への入口を垣間見る夏の出来事が描かれています。そんな、背伸びしていた頃を思い出さ>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

「湿地の娘」と呼ばれ、特殊な境遇で1人生きる女性が人殺しの罪で訴えられることから見えてくる彼女の半生を描いたドラマ。ミステリーとラブストーリーの要素が絶妙に絡み合い.観ていて胸がギュッと締め付けられる>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.5

「またね!」
「またね!」
「またね!」
「またね!」

小学生って良いな、と思う。
大人たちもガサツで優しいね。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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パンチ一撃の重さや女性オーグは良かったと思います!男性オーグは誰が誰なのやら笑 古参ファンに向けた見せ場はキチンと描かれてましたが、何というかドラマとしての深みがない平面的な世界での2時間でした(o´>>続きを読む

Ribbon(2021年製作の映画)

3.5

のんさん演じる美大生がコロナ禍で過ごす日々を描いた青春映画。ようやく出口が見え始めた今日ですが、その最中に確かにあった鬱屈した想いが丁寧に表現されていて、1つの時代をタイムカプセルに封じ込めているとい>>続きを読む

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.8

蛇革ジャケのニコラス・ケイジ!
ウィリアム・デフォーの存在感笑

脚本や編集など独特過ぎて違和感感じまくりですが、映画はそんなの関係ないところで魅力を放ちます。個人的にはエンディングへと向かうラスト・
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カクテル(1988年製作の映画)

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こういうかたちの頭空っぽ作品はあまり経験がないので戸惑いましたが、なんだかんだトム・クルーズのキラリ笑顔でオール・オーケーに着地してしまう奇跡笑。エリザベス・シューやビーチ・ボーイズなど好みのトッピン>>続きを読む

君のためのタイムリープ/私を月に連れてって(2017年製作の映画)

3.5

かつて好きだった彼女を救うため過去にタイムトラベル! 数多あるジャンル映画ですが、私はこういうの何本あっても良いと思います。だって若い人にとってはこれが最初に観る作品かもしれない訳だしね(o´ェ`o)>>続きを読む

ブライアン・ウィルソン/約束の旅路(2021年製作の映画)

5.0

ゆかりの地をドライブしながらリラックスした環境で行われるインタビューを中心に、著名人が彼を語っていく構成のドキュメンタリー。ビーチボーイズというバンド名からどうしても初期のサーフィン、ホットロッド、ガ>>続きを読む

スクリーマーズ(1996年製作の映画)

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細かい設定全然頭に入って来ませんが、とりあえずスクリーマーズの進化怖ッ!
とても96年作品とは思えないレトロな感じのSF映画で、まさかのクレイアニメでスクリーマーズ動かしてきましたよ笑。でも地味な展開
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パニック・イン・スタジアム(1976年製作の映画)

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超満員の観客が集まったアメフトの試合の最中、ライフル銃を持つ何者かがスコープ越しに観客席を狙う。警察が気付きSWATを配置するも事態は最悪の展開を見せスタジアムは地獄と化していく。

70年代らしく前
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

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2ちゃんのまとめサイトで文字読みながら感じた異世界との境界に迷い込んだ女性のどこか不穏な神隠しの物語がこんな風になるとは涙。いや、恒松さんやサトエリさんはしっかり演じられてるんですよ。問題なのはおそら>>続きを読む

ロックンロール・ハイスクール(1979年製作の映画)

4.0

ラモーンズ大好きハイスクール・ガールズと、反ロックな学園長の対立をハチャメチャに描いた70年代末頃の青春映画。脚本はめちゃくちゃなんですけど、全編通して流れるラモーンズの楽曲のノリがとにかく爽快で超ハ>>続きを読む

散歩する植物(2019年製作の映画)

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作品について語るには余計な知識を抱えすぎてるなと思う私です。頭が柔らかくて陰でナイーブな方向けですかね。。。

シティ・スリッカーズ(1991年製作の映画)

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不惑を前に現代生活に悩み疲れた男達の足掻きを描いたロードムービー。カウボーイ体験ツアーを通して失いつつあるものを取り戻していく物語で、一皮むけるための通過儀礼映画でした。幼いジェイク・ギレンホールが出>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.8

新人女性アニメ監督の成長物語。一生懸命自分の信念に沿って働く人の物語は心に響きますね(o´ェ`o)。彼女のライバルとなる有名監督も単なる当て馬ではなく、作品の為に命を削り苦悩する一人の人間としてキチン>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

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20年に1度会いたくなるキャラ、ウォルター笑。ジョン・グッドマン史上最高の怪演。ブシェミ演じるドニーが喋りだすとすかさず「シャラーップ」って遮るそのタイミングの良さ笑。脂が乗ってた頃のコーエン兄弟作品>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

サスペンスなのかな?と思ってたら社内覇権を巡るお仕事映画でした。往年のクレージー映画のようにサクサクとテンポ良く物語が進むのでスゴく観やすかったです(o´ェ`o)。大泉さん、そして松岡さん、ともに良い>>続きを読む

サンダーロード(2018年製作の映画)

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感情が込み上げると、逆に自制してしまいストレスを内に溜め込んでしまう(そして突然キレる)癖のある複雑な行動様式を持つ警察官が主人公の超地味な作品。母親の葬式では変人認定され、警部に悪態ついては謹慎。離>>続きを読む

ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

メリー・クリスマス!ベビーシッターってホント大変な仕事だし、完全犯罪は難しいよね(o´ェ`o)。

愛なのに(2021年製作の映画)

4.0

女子高生に好意を持たれる若き古書店主の色々ある日々を描いた佳作。波風あっても結構飄々と暮らして行ける図太さを人は持ってるもんだなぁと、城定作品を観る度にしみじみ可笑しく腑に落ちる私なのでした。爽やかエ>>続きを読む

5つ数えれば君の夢(2014年製作の映画)

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期待していた山戸作品。繊細な10代女子達の文化祭までの数日間のそれぞれの心の揺らめきを描いたストーリー。出演者の素人演技もあり、演出家の先走る想いが悪目立ちしてる印象でした。青春映画ならではの曖昧で不>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

愚かで弱い人間をウルトラマンが守り、また人間もその期待に応えようと奮闘するテレビシリーズの本質を残しながら映画としてのスケール感でキチンと描いた佳作。庵野監督らしい脚本センスと、実相寺イズムを感じさせ>>続きを読む

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