kitrustzさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

the Future ザ・フューチャー(2011年製作の映画)

4.0

怪我した猫と不思議なダンスと抗えない時間の物語。始まりの終わりに向けて傷付きながら緩やかに日々は続いていく。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

女性ということで生じる生き辛さ。被害者に責任転嫁するような誤った考えは絶対ダメ!マインドを変えようとするなら、まずは結婚して子供が産まれても働きたいと思えば預ける施設があって現場復帰を選択出来るような>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

超現代っ娘の表裏みたいな2人の魅力が爆発のシスターフッド映画。邦画でこの設定で、こんなにも面白く可愛らしい殺し屋キャラが成り立つことに驚きです!ショートカットな女の子の格闘シーン!二人のガンアクション>>続きを読む

ともしび(2004年製作の映画)

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河井青葉さんの魅力でなんとか完走出来た作品。彼女以外の登場人物はほとんどキャラになってませんでした。彼女キレイだから何となく切ない話になってますが、根本的にストーカーなのでやってることえげつないですね>>続きを読む

ダークシティ(1998年製作の映画)

3.5

ジェニファー・コネリーさん見たさで観賞したのですが、ウィリアム・ハート氏まで出演していてお買得な作品でした。物語はある街で起こる殺人事件を追う刑事と追われる記憶喪失の犯人という構図で始まり次第に見えて>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

基本的に王道展開な物語のなか、コアラやひつじが全身を使って洗車することと、あれだけ大破した劇場を一旦全て壊すのではなく補修していくという工事手法に度肝を抜かれました( o´ェ`o)。

アンダープレッ
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アーミー・オブ・シーブズ(2021年製作の映画)

3.5

これから起こるゾンビ世界の到来を予感させる時代を背景にオタク男の恋心と金庫破りをオーソドックスに手堅く描いた娯楽作。多少のことに目を瞑れば先行のオブザデッドよりも個人的にはむしろこちらの方が楽しめまし>>続きを読む

誘拐アンナ(2017年製作の映画)

3.5

プレイボーイの大学教授。結婚式の最中。依頼人の命を受けたアンナに誘拐される。アンナのバイクで依頼人の元へ走る道中、二人は愛について語り合う。

独特の優しいタッチで描かれるキャラクターとムードある音楽
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赤色彗星倶楽部(2017年製作の映画)

4.0

この作品を撮った監督さんのセンスの凄さに脱帽です。観客を信じた大胆な省略に「映画撮ってんだよ!」って気概をびんびん感じました。地方の何気ない高校生活。本当の事は誰にも伝わらない。数十年振りに接近する彗>>続きを読む

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.1

オープニング。独特なビート。距離感がズレてるヤバい奴サイモンとダサダサ女子のパティが生み出すオフビートなケミストリー。幸福度MAXな物語にして最高にラブリーでパンクな佳作( o´ェ`o)。

監督失格(2011年製作の映画)

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特殊なコミュニティで芽生えた私的恋愛ドキュメント。感情が溢れてどうしようもなくなるのはずっと後、何でもない瞬間だったりするから厄介です。30代の頃のこの監督はクズだと思いましたが、40代になりキチンと>>続きを読む

チワワちゃん(2018年製作の映画)

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人生チョロくてチャラいようで実はそんなことないんだよね、的なトーキョーのクラブで過ごす若者達の虚ろな日々を描いた青春映画。全く別世界過ぎて共感の余地を与えて頂けなかったです( o´ェ`o)。立ち上がり>>続きを読む

資金源強奪(1975年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

クズを演じたら日本一の川谷拓三。小心者だが欲深い室田日出男。大胆かつ用意周到な北大路欣也。その他、烏合の衆の騙しあいの果て。金への執着が一番強い奴が勝ち抜けられるゲーム。最後の最後まで命を張った緊張感>>続きを読む

ジェイ&サイレント・ボブ リブートを阻止せよ!/ジェイ&サイレント・ボブ オタクたちの帰還(2019年製作の映画)

3.5

自分達のキャラクター映像権を騙し取られたジェイ&サイレントボブ。旧作がリブートされることを食い止めるため、いざハリウッドへ!しかし、その旅の途中、ジェイは元カノから娘の存在を知らされることに!

この
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.0

序盤。主人公を中心とするチームの面々。全く冴えない彼らに「チャウ・シンチー映画かよ」と笑ってツッコミなんて入れちゃいますが、物語が進み、彼らのことを深く理解していくうち知らず知らず私も彼らの共犯者にな>>続きを読む

香港クレージー作戦(1963年製作の映画)

4.0

本作ではミューズ浜美枝さんの活躍は少なかったものの相変わらずポイントポイントで甘い声を出しては植木等氏をたぶらかしてました。平常運転(笑)。無責任のイメージが強いクレイジー映画ですが、実はピンチはチャ>>続きを読む

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.0

骨太でずっしりと心に刺さるドラマでした。シエラレオネと聞くと数年前にエボラ出血熱が蔓延した国、くらいの知識しかなかったのですが、こんなにも他国(企業)の思惑によって国が分断されるような悲惨な状況だった>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

レビュアーの皆さんのレビュー文字数の多さが本作品について何かを語りたいという気持ちの熱量としてすごく伝わってきました。明大前駅。夜の町を共にした若い男女が恋に落ちる物語の始まりは、私にとってもむずむず>>続きを読む

ラヴソング(1996年製作の映画)

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誰の目線で物語を観るかによって受け止め方が異なる物語でした。マギー・チャンさん目線で観れば美しく切ない物語でしたが、レオン・ライ氏目線だと。。。彼女への振舞いの無神経ぶりがちょっとデリカシー無さすぎて>>続きを読む

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

3.5

相米監督お得意の80年代テイスト色濃いアイドル映画で物語は1分で説明出来るものです。主演の牧瀬さんは演技力皆無ですが原石のキラメキを放ち、その魅力のみで充分勝負出来ているのでスゴいです。映画はただひと>>続きを読む

タイムトラベラー/きのうから来た恋人(1999年製作の映画)

3.5

優しいけどマッドな父親。冷戦ピーク、キューバ危機の頃に勘違いで地下核シェルターに身重の妻と避難→35年鍵ロック→そこで生まれた男の子が成人になり90年代のLA(地上)に現れテンヤワンヤ&ロマコメな物語>>続きを読む

恋するけだもの(2020年製作の映画)

3.8

何、この設定(笑)。メチャクチャが過ぎる!随所に下衆が顔を覗かせるし、登場人物達もろくでもない奴ばかり。ロケーションも全く魅力のない場所。なのに、なのにですよ。面白いんですよ。余計なことが何もない。物>>続きを読む

欲しがり奈々ちゃん ひとくち、ちょうだい(2021年製作の映画)

3.8

タイトル通り。そういう理屈もありなのかな?とか思いつつ、ほんわか幸せな気持ちになれる佳作でした。今回、脚本は城定監督じゃないんですね。ほんの少しの裏切りが心地良かったです。コンパクトな登場人物のなかで>>続きを読む

プリズン・ヴァンパイア(2006年製作の映画)

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冴えない男が美人ヴァンパイアさんに溺れていく話。基本、90年代テイストな作風なのに雰囲気ぶち壊しな感じで制作当時流行っていたんだろうなっていう編集の仕方とか入れ込むもんだから一貫性のない作品に仕上がっ>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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道化の新米ドライバーのショート・ストーリーが好みでした。人生を変えるような大きな起伏などあるでもなく、ただただ染々と受け入れるのが正しいオムニバス映画。結局残るのはしわがれ声トム・ウェイツのミュージッ>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.5

この監督さんは不器用にしか生きられない者への眼差しがいつも優しいんですよね。本作の男女もまた。

美しい台湾の風景。どこか懐かしい街並み。クスッと笑えて泣けて心温まる物語。そして不思議な位、琴線に触れ
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アクロス・ザ・ユニバース(2007年製作の映画)

3.5

全編ビートルズの楽曲で構成されたジュードとルーシーのミュージカル・ラブストーリー。物語はザックリしたものでMV風に展開するのでセリフがなくても全然理解出来る感じです。60年代アメリカ。ベトナム戦争。ド>>続きを読む

TRANSPORT トランスポート(2005年製作の映画)

3.5

愛し合う二人。荒んだ暮らしのなか過剰な薬物摂取で彼女が緊急入院、死の淵をさ迷うことに。彼は過去に戻り彼女が堕ちていく前に何とか食い止めようとするが・・・

カナダ産のタイムリープ系ラブ・ストーリーです
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レイジー・ヘイジー・クレイジー(2015年製作の映画)

3.8

同級生の女子3人。異なるルーツ。異なる環境。親友との間のモヤモヤ。好きな男子を巡る想い。子供用プール。泡にまみれて裸ではしゃぐ。同じベッドで寝る。目の前の唇。身体を売って対価を得る。嫉妬深さ。罪を犯す>>続きを読む

扉を閉めた女教師(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ある夏の日。抑圧された日常にいる女教師と男子生徒が、ふとしたことで体育用具室に閉じ込められ密室で過ごすことになる。女教師は誰も来ない絶望感を、男子生徒は誰にも邪魔されず彼女と過ごせる喜びを感じているが>>続きを読む

地球最終戦争ロボット・ウォーズ(1994年製作の映画)

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サソリ型のロボットで観光するツアーが行われている近未来。ロボット・パイロットの主人公はソフトリーゼントにノースリーブのジャケット、まるでデュラン・デュランのメンバーのようです(笑)。そんな彼、相棒をい>>続きを読む

誰かがあなたを愛してる(1987年製作の映画)

4.0

チョウ・ユンファったら、本当に不器用さん( o´ェ`o)。初恋遅すぎるぞっ!

香港映画王道のラブ・ストーリーが80年代ニューヨーク、ブルックリン橋を眺めるロケーションを舞台に展開される本作品。エンデ
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抱きしめたい(1978年製作の映画)

4.0

何とかしてビートルズに会いたいっ!って思ったら即行動。なりふり構わずgo to NY!!そんな女の子達(男の子達も)が巻き起こす熱狂的な1日を描いた群像劇。個人的にはナンシー・アレンのキャラ崩壊行動が>>続きを読む

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

3.5

映画って観る時期が重要だなぁと本作品を観て心底思いました。もし10代、20代で本作品に出会ってたらきっと私はボロくそに言ってたかもしれない。でも、ある程度歳を重ねて出会った本作品はモラトリアムらしく何>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.0

90分でこんなにも伝わる物語を描けるのだなぁという好例。後半、展開が読めてしまうにも関わらず感涙。何もかもが美しい作品でした。次回作は長時間となりますがどうなるのでしょう。。。

セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000年製作の映画)

3.8

何このくたばれハリウッドな映画。あっという間に取り込まれて気付いたらエンディングのカタルシス(笑)。映画テロ集団のゲリラ撮影に付き合ううち自然と反メジャーの共犯者にさせられます。映画好きが一度はハマる>>続きを読む