MrSauceさんの映画レビュー・感想・評価

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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.2

久住昌之の名作「かっこいいスキヤキ」みたいな、モノローグと行動のギャップで笑わすみたいなコメディがやりたかったのかもしれないが、その狙いは大いに外している。
主人公の殺し屋がスミスしか聞かないというの
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.6

なんとも胸糞の悪い話。アメリカ合衆国のオリジナルシンともいえるテーマを、スコセッシがまっすぐに、そして、そのゲンナリ加減が見てる俺らにも伝わるようにと、3時間半、ネチネチと見せてくれる20年代を舞台に>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.4

こんなにもキラキラした映画が見られたことの幸福。
どんなストーリーとかはファックでさ、その時代のさ、なんかつまんない事件にさ、身をのせればさ、サイコーでさ。
とビブラなノリで楽しめたなという映画。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

前作「アス」も、ホラーやサスペンスの定型文の中に、黒人にまつわる人種問題を上手におとしこみ、なかなか面白い映画を撮るもんだと思ったジョーダンピール監督の新作ということで楽しみにして劇場には行ったんだけ>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

4.2

ドラマ、ボードウォークエンパイア以来のWW1戦後の傷隠しビジュに 心やられ.

統一教会からマネーをもらってる政治家はみんなファック!と思った人は、みんな、声をあげて欲しい。

マーゴットロビーは得し
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.3

リッチな火サス好きにはサイコーの続編。
安い話をちゃんと引き続けさせるためには、リッチな画面、良き俳優が必要です。
おせちを食べながら、見た記憶。これでいい。

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.2

前作、前々作を忘れてたけど、なんか面白い!
新しいアヴェンジャーズがやっと始まるのかな。
とは言え、本当にいつまでもつきあわなくてはいけないのか?とか思いつつ。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.3

予告で見た通り。安い密室ドラマゆえに、ゴハンはキチンとスゴイものが見たかったかな。まぁ、あったけど。

RRR(2022年製作の映画)

4.0

「餃子の王将」の満漢全席みたいな映画。
これに文句がある人は胃腸が弱いかもので、病院に行った方がいいよ、多分。
とにかく、めっちゃカロリー使う映画。面白い!だけど2度と見ない!

ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

まさかの国内線の飛行機で映画が観られる喜び。
筋は陳腐、作りはゴージャスな2時間ミステリーが大好きなオレにとっては至福のフライト。
シアーシャローナンも売れたんだから、こういうノンビリ作品に出られてよ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

同じ製作会社が作り、皆が盛り上がってた「ミッドサマー」の時にも感じた、ごめん!面白い気はするが、なんか乗れない!な一作。

1972年生まれのオレ。ファーストガンダムのことについて、めちゃくちゃ熱く語
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.3

久しぶりにレビューを。備忘録のつもりで始めたんだから原点に戻ります。

グラントリノ−ヒリヒリ感=松竹でリメイク可能。

晩年のトムハンクスが残したかった一芝居。良き映画。トムの息子の親父の動き真似は
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HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

3.6

イェーイ、ロッキー!(舞台がフィラデルフィアだし)なんて声を出しながら見るのに最適なベタ映画だが、通俗かくあるべしとも思わせられるサイコー映画。エンクレ見て、カメオ凄かったのねと、NBAについて何も知>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

万引き家族と同工異曲なテーマを扱ったロードムービーだが、今作の方がよりストレートに、いびつさではなく心温まる方向に踏み込んだのかなと思わせられる良作。
ただパラサイトを観た時にも感じたんだけど、世界進
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.4

傑作ノワール。映画館で見るべきだった。。。
デルトロ作品でも、今作は怪物趣味が抑えられていて、かなり正統なスリラーとして楽しめる。とはいえ、序盤の移動サーカスの見せ物小屋とか、そういう場面もしっかりと
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

想像をはるかに超える80'sど真ん中剛速球映画にまさかの驚愕。
伏線とか考察とか、そういうのしゃらくさいとばかりに、動く球が主流の大リーグに直球とフォークだけの往年の名投手が突如、復活して快刀乱魔の大
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.3

当然のようなオマージュがすぎるOPから始まり、いつもの斜めとか手前のものナメの斜めカットバチバチと圧縮早口特殊専門用語が続く序盤は、おーキタキタとちょっと余裕で楽しめていたが、中盤の矢継ぎ早な、まるで>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

金のかかった瀟洒な豪華客船のセットの中で、ガルガドットが、巨大なダイヤのついたティファニーの首飾りと美しいドレスをまとい動く姿を堪能する映画。とてもとてもゴージャスな火曜サスペンス。
オレはこんな映画
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.4

しばらくレビューをサボってたので、しばらく前に観たこの映画のことも、随分と忘れている。そうならないために、このレビューを始めたのに本末転倒!

ただただ記憶しているのは撮影の素晴らしさ。
本編が始まっ
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355(2022年製作の映画)

2.5

キャスティングだけで全バジェットを使いきってしまったかのような映画。とにかく画が安い。
スペイン、パリ、モロッコに上海とかの移動なんだから、そこはリッチな画面を見せて欲しいよ。織田裕二主演の"アマルフ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.5

ちょっと前に観た映画なので、細かい部分は忘れたけど、とにかく長い、そしてダサい映画。
なんで2022年に、いまどきTBSのドラマでもやらないようなサイコスリラーというか、フィンチャーの"セブン"もどき
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.5

マーベルの映画って、ずっと見続けてるお客さんはもちろん、一見さんでもキッチリとそれなりに楽しませてくれるのが、その魅力だと思うのだが、とうとうディズニープラスでのみ配信されているドラマまで見ていること>>続きを読む

マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.5

以前、ジェニファーロペス主演の"ハスラーズ"を評した際も、怪獣映画と同じく、彼女の存在感を堪能できるスクリーンでなければダメだということを書いたが、今作でも、その魅力をあまねく堪能することができる。>>続きを読む

Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む(2022年製作の映画)

3.2

いわゆるロマンス詐欺のドキュメンタリーだが、ヨーロッパの各都市を舞台にしてるので、詐欺の内容がスパイ映画のような豪華さと、被害者の女性達の情報提供が微に入り細に入った赤裸々さ加減で見せる演出になってい>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

codaというのは、children of deaf adultの略で、聴覚障害の親御さんを持つ子供のことだそう。で、その子がバツグンの歌唱力の持ち主で•••という、やもすればブラックユーモアにも転び>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

普通に映画を作るなら絶対に必要だろうと思うような場面も説明も、イーストウッド監督にはなんにも必要ないのだムービー。

画が安い、話は適当に進む、ジジイが万能&モテるなどなど、色々、首をかしげさせられつ
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.0

うーん。
ジュブナイルにするという設定は悪くないと思うんだけど、オレみたいなゴーストバスターズってのはニューヨークの街が舞台で、レイパーカーjrのあの曲が流れないのならいらない勢には苦痛でしかない上映
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沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)

4.4

続いて、戦後の沖縄を学ぼう映画を。
このランボースタイルの実録映画は何度も見てるので、戦争だ〜い好き!もPWの歌もどこで出てくるか完璧に記憶できていた。
見終わった後、久々に今作の元脚本である笠原和夫
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.4

沖縄旅行がオミクロンのせいで流れ、一緒に行く予定だった人間から、せめて沖縄の映画でも見ようよと提案され久しぶりに鑑賞。
目を背けたくなる悲劇的な史実を題材に、戦争映画としてのスペクタクルと、岡本喜八の
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

想像以上でも以下でもなく、普通に楽しめる作品だが、ガガの肉体の威圧感とか、アダムサンドラーにジャレッドレト(全然、わからない!)の芝居のうまさなんかが光る。
それにしても、最近のリドリースコットの撮っ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.1

だいぶ期待値高めで行ったけど、想像の3倍増しの面白さ。EDのデラソウル Magic Numberまでビシっと。
これはアメリカと同時に年末公開するべきだったんじゃないかな。もし、年末にこれを見てたら正
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.6

今回、映画館で見るべきか配信待つべきかとちょっと悩みもしたのだが、史実フィクション話で、ラスプーチンが出ている予告を見て、映画館に行くことに決定。
同監督のXメンファーストジェネレーションっぽさもあり
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

たまたまTVをつけたらやっていて、もう何度目かはわからないが、また最後まで見てしまうマイフェイバリットムービー。
今作はサスペンス映画であるのと同時に、クラリスという幼少期に性被害にあった女性が、事件
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.0

なんか予告見て、面白そうとは思った記憶はあるけど、どんなんやったっけ?と思い録画して鑑賞。
人間は、他人をその属性から本当に自由に評価することが可能かどうかという差別の根源性を問い詰めつつも、サスペン
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.4

シリアスな詐欺話のような入りで、その悪質さにちょっと胸糞悪くなりかけたところからの急展開。終わってみればバカ映画というオモシロ作品。
ただ老いたる母を持つ身としては、こんなやり口、背筋が凍る。
ロザム
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.7

放蕩や蕩尽をテーマにしつつも、ニヒリズムに陥ることなく、徹底的にジャンキーに肯定的なのは、スプリングブレイカーズ同様の清々しさ。
舞台がマイアミの高級リゾート地に限られているので、現代的な格差問題だと
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