ワナドワさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.9

実績ある有名俳優達のヤクザ演技の狭間にキャラクタの性格を表すアクションが挟まっている印象。椎名桔平の煙草投げとか小日向文世のボクシング、、、みたいな。冒頭の車を捉えた長いショットで画面が傾いたり、駐車>>続きを読む

グッドナイト&グッドラック(2005年製作の映画)

3.4

画面内のカメラの前で虚空に向かって行われるデヴィッド・ストラザーンの説得力ある語りが印象的だった。演技の映画って感じ。割と真剣にみていたが、ロバート・ダウニーJr.がどう機能していたのかよくわからない>>続きを読む

はじまりのみち(2013年製作の映画)

3.3

木下恵介の作品を一本もみたことがない。太陽に向かって手を合わせるのはオマージュとかそういうものだったのかは自分にはわからない。終盤、木下恵介の作品から抽出した画面が羅列されるのが衝撃的ながらも木下恵介>>続きを読む

ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.7

ジョエル・シルバー万歳と言う感じ。ウォルター・ヒルの『バレット』では失われていた魅力をみた。いつみても凄い編集で、アクション繋ぎとか言ってられない。『狂い咲きサンダーロード』かと思えば西部劇にもなる。>>続きを読む

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.7

何の前情報もなくみたらボブ・ディランがどうのとかよくわかんないし、ジャスティン・ティンバーレイクに気付けない自分に驚いた。其れでも、そんなことは気にせず楽しんだ。思ってたよりコメディ。ベン・キングズレ>>続きを読む

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.7

2010年の映画でありながら、携帯電話の存在が無い!そこから来る江口洋介の失踪による菅野美穂の孤独に胸を締め付けられる。携帯電話など要らん!(スマホで入力しながら)。そして公衆電話のショットがめちゃく>>続きを読む

ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

3.7

思ってたよりも面白い映画だった。何故この監督は一本しか映画撮って無いんだろう。櫻井翔が自転車を後進させたところが一番好き。スピッツの曲も最高。

ウエスタン(1968年製作の映画)

4.5

ジェイソン・ロバーズが自分の首を売った次のショットでの馬の疾走に何故か感動した。騎者が乗って、打って、走って、加速、みたいなやつ、、、
"ハーモニカ"ことチャールズ・ブロンソンが引っ張る冒頭辺りの幾つ
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その夜の侍(2012年製作の映画)

3.7

事件を取り巻く幾人もの人の生活とか交流の所作をカメラを担いで景色と共に見ていく。場所を仕組みとして使ったり、雨、プリンの光沢、カラオケ、階段、火花、留守電、赤いカラーコーン、とか画面が魅力的に思った。>>続きを読む

紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

4.0

ジェーン・ラッセル格好良いし、ミュージカルシーンも有象無象の所作が楽しすぎる。サントラ近所に売ってないかな

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

4.4

アメリカンドリームで泣く。飛行機の機内でレニー・セルヴィガーがトム・クルーズに惚れる状況の作り方をみて、矢っ張りキャメロン・クロウ好きだなぁ、と。ラジオが出てきてポップスが流れるキャメロン・クロウ映画>>続きを読む

ライアー ライアー(1997年製作の映画)

3.9

好きな『天使のくれた時間』に似ている。普段どんだけ嘘ついて生きていることか。悲しくなるような嘘ついちゃいかん、と教訓。

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

2.8

吹き替えの主人公の声が木村良平だ。いい声。
まるで観光のようなオープニングでインドに行ってみたくなる。回想の形式でパイ青年の漂流が描かれるが、個人的に現代のシーンもそこからのナレーションも邪魔に思う。
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コードギアス 亡国のアキト/第1章 翼竜は舞い降りた(2012年製作の映画)

3.4

自分はよく知らない作品だけど60分という手頃さに惹かれてテレビ放映をみた。どうやらスピンオフ作品で4章まで続くらしい。冒頭あたりにいた甲冑っぽいロボットが好きだ。景色のショットが沢山あって自然も都市も>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

あまり見たこともないカッティングの宝庫って感じだし、光の色を選んでいる感じも心地よい。黒人の人にに当てる照明ってのはとても高度な技術が要るみたいなのを聞いたコトがあるけれど、この映画では黄色やら赤の光>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.3

エマ・ストーンの何がイイかって声だと思う。プレイステーションのゲーム的なスパイダーマンの活躍シーン。最後あたりの傘を差しながら画面の奥の方を見つめるエマ・ストーンが振り返ると傘から少しだけ覗いた顔が泣>>続きを読む

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

4.2

ご飯が美味しそう。タマ子が就活しなきゃならんという物語はあってもたいして何かが起こる訳ではなく何かし続けてる映画。名前もしらないタマ子の同級生にフェンス越しに手を振る際のクライマックス感がヤヴァイ

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

近未来のLAは蛍光色が豊か。ビックリしたのが8割くらいのショットが役者の顔面力に支配されているコト。ホアキンの顔とスカヨハの声。ロングショットのピンボケ具合が割と好きなのだがなかなか見せてくれない。O>>続きを読む

メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)

3.7

メリダの弟3人がすごくカワイイ。
魔女的な母親との確執。メリダちゃんとその確執から誰もが恨む"熊"に姿を変えられた母親の小さな範囲での冒険。城と森の行き来が主で何方も特徴的な舞台が幾つか置いてある。熊
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.5

何があっても死にたくない二宮和也と自分の配下の人間を死なせたく無い渡辺謙の塹壕生活。どちらもなかなか上手くいかない。誰もが望みを叶えられずに去って行く事に対する言葉にし難い感情が置いてあった感じの厳し>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.9

テイタム・オニールのふてぶてしい可愛さ。ライアン・オニールの目を盗み安宿の洗面所で亡き母の化粧を真似てみる。

真昼の死闘(1970年製作の映画)

4.0

イーストウッドとシャーリー・マクレーンのコンビが楽しい。この頃のこの髪型のイーストウッド。ソフトリーゼント的なのが一番格好良いと思う。

刑事マディガン(1967年製作の映画)

4.5

イーストウッドの『ザ・シークレット・サービス』の屋上シーンってこの映画と『めまい』を足して二で割った感じだったなぁ、と思う。今のところみたドン・シーゲル作品は全ておもしろかった。

シャークトパス(2010年製作の映画)

3.1

酒飲みながら数人の映画好きな友人と共に観ると楽しかった。何故ショット毎にヒロインのそばかすが見え隠れするのか。エリック・ロバーツはメイクしているように見えんが完成された顔だ。撮影と言って観光している感>>続きを読む

死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット(1993年製作の映画)

3.6

3作目にして画面が少しゴージャスになった気がする、、、。中世の城が絵画のようにドン、と現れた時はどうなるんだコレは、とビビったが風者小屋に立て籠もった時にはなんか安心した。ガリバー旅行記みたいな小さい>>続きを読む

死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

3.5

最早ブルース・キャンベルのキャラクタがよくわかんないけれどブルース・キャンベルが画面に出る度に楽しい。ドーンとダッシュする画面も凄いしブルース・キャンベルの一人芝居も笑わせに来る。なんだか前作だとよく>>続きを読む

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.7

人体が腐る、というストップモーションをなんだか可笑しく思う。高校の時に毎週楽しみにしていた『バーン・ノーティス』という海外ドラマに、割と重要な役で出演していたブルース・キャンベル。とっても若いしクレジ>>続きを読む

リミッツ・オブ・コントロール(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カフェでエスプレッソを2杯。そのうちの1杯でマッチ箱の中の何と書いてあるかもしれぬ紙に書かれた文字を飲み込む。

別に全編がホテルとカフェと美術館だけでの展開でも良かった。美術館の出番が無くなった時、
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