敵キャラが2人いるが、どちらも扱いが雑なため、ラストバトルが全然盛り上がらなかった。
不二子の画に違和感を覚えた。ルパンと銭形警部が手を組む展開に、いつもとは違う雰囲気を感じた。
様々な登場人物を配置して複雑化しているが、上手く捌き切れていない感じだった。
テンポが早くて場面がやたら切り替わるので、話が分かりづらかった。
長江の流れの様にスローな展開だったが、シンプルにおっさんを追い続けた方が良かったと思う。
本当に手に入れたい、取り戻したいものは何かが、伝わってきた。
出来るだけ、ありのままの植村さんを描写しようとした製作者の意図が感じられた。
貧しい炭鉱町の描写の生々しさが、まるでドキュメンタリーを見ているかの様だった。
栗原演じる原作者に、あまり好感を持てなかった。しかし、あまりにボロ家だった。