田中太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

エスター(2009年製作の映画)

3.8

【pickup再レビュー】
まだホラー大好きだった頃のジャウマコレットセラ監督作品

養子として迎え入れたエスター。段々と様子がおかしくなり…

恐怖の対象が子供という中々演技力が問われるホラー作品。
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.1

血の繋がりがない家族の物語。

自由奔放な母親と娘
突然姿を消した母親
血の繋がらない父親

様々な人が登場し、それぞれにちゃんとした理由があり、それを知った時に涙を誘う類の映画。
“血縁関係"を描い
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.0

シュレックも好きだし前作も嫌いじゃなかったので鑑賞
レビューでは何度も言っているけど、ドリームワークスのブラックさが好き。
常にディズニーに敵対心剥き出しで、過去作でプーさんに麻酔銃打ったりとなかなか
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

底辺YouTuberと、それを手伝う見返りを求めない神。
歯車は一瞬で壊れる。

「100%の善意」なんていうのは存在しないのかもしれない。
人間というのは誰しもが本当に…本当に少し見返りを求めるモノ
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.0

今までも、そしてこれからも最も好きな俳優、ニコラスケイジ 。
借金返済のためにB級映画に出まくっていた彼であったが最近返済が完了し、彼が最も得意とする"演技"でさらにパフォーマンスしている。

そんな
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.2

前作が死ぬほど好きなので鑑賞。こんなにウキウキしながら映画館に行ったのは久々かもしれない。

冒頭でいきなりの新キャラ
溜めて溜めての"お馴染み"の二人組登場。そして相変わらずの無駄話。

映画問わず
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

「シン」シリーズ最新作。

前回の「シン・ウルトラマン」が個人的に大嫌いであったため、幼い頃大好きであった仮面ライダーまでもが前回のような出来であったら残念だなと不安であった

結果、忙しい中時間作っ
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.4

前作が何箇所か泣ける映画だったので続編鑑賞。
前作に引き続き同じ犬が今度も生まれ変わって主人の身内を守っていくストーリー。

主役が"犬"ということがミソで、頑張ったり悲しんだりする描写ではゴリゴリナ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7

あまりに有名すぎるのに何気に見てなかった映画の一つ。
父が何度も語るホラ話。大人になった息子はその話にうんざりしているが…

ティムバートンのファンタジー味がいい意味で爆発している映画。
何が嘘で本当
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ローグ(2020年製作の映画)

2.2

武装集団&ライオンVS主人公達

面白い映画にできそうなアイテムや展開はちらほらあるが、全ての要素を「あっ…」と言いたくなるような展開で終わらせてしまう。すごく退屈で終始どうでもいい。

人が結構の割
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

もしあの時違った行動をしていたら…
あの時転んでいなかったら…

「もしも」の世界線、マルチバース。

映画というのは我々が生まれる遥か昔から「もしも」を多くの人が想像し、形にしてきたものである。その
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.8

今でこそ宇宙でパニックになる映画はメジャーとされているが、宇宙に人が行くなんて考えがあり得ないとされる時代もあったわけで、
そんな時代の数年後を描いた当時の話。アポロ13に一体何が起きたのか、乗務員は
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ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.6

ヒトラーを暗殺しようと奮闘した人物の実話。

トムクルーズ主演でこの映画自体の存在は知ってはいたんだけど歴史物と聞いて手が出せずにいた。
博識でもないのでこんな人達がいたのは知りもしなかったしどうなっ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.1

スティーブンスピルバーグは偉大だ。

映画史に残る作品を世に出し続け、常に映画の可能性を引き出している。そんな彼の最新作がフェイブルマンズである。

この作品はスピルバーグの自伝的映画となっている。自
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エージェント・マロリー(2011年製作の映画)

2.7

あまりに豪華すぎるキャスト、冒頭の掴みも凄いいいのに何故かパッとしないアクション映画

現在の話と過去の話を交互に入れてくる感じがすごく嫌いだった。というのもほとんどが過去の話なのでいっそのこと現在の
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カリスマ(1999年製作の映画)

3.6

「カリスマ」と呼ばれる木に翻弄される人間を描いたスリラードラマ

終始流れる不穏な雰囲気、黒沢清監督が作り出す不気味な映像に目が離せない作品。終盤の方は皆さんおっしゃる通り「?」が続く作品ではあったが
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メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

3.8

久々見返したけど面白い。
宇宙監獄に収監されていた極悪犯が脱獄。過去に戻ってKを殺害してしまい…

過去に戻ってどうこうする系の映画にハズレは無いですね。例に漏れず最高でした。
若きkを演じたジョシュ
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

まさかここまで面白いとは。マーージで去年見てたら大変なことになってた(?)

ストーリーは極シンプルなのに演出とアクションに力入れまくってて誰しもが「かっこいい」と思えてしまうような出来に仕上がってる
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.6

文字通り"ツレ"が鬱になる話。

夫婦というのは不思議な関係で
元々は他人であったのに結婚してしまえば残りの人生を共に生きていかなければいけない。

時に喧嘩し、時に支え合い、愛し合う。そんな夫婦の理
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

原作未読。素晴らしいジャズが聴けると聞いて。

まさに"聴いて感じる"映画だった。ジャズに対する想い、向かい合い方がいちいち泣ける超良い映画。

なんと言ってもストーリーがすごくいい。
「世界一のジャ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.1

段々と興味が消えていっているMCU最新作。もはや義務感満載で見に行きました。

量子世界に行ってしまいそこから戻ろうとする話。
日常に溢れる雑貨や家具より小さくなることで(それを見ることによって)臨場
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ライブリポート(2019年製作の映画)

2.5

とある警官が犯人を捕まえようと奮闘する様を新人リポーターがライブ配信する話。

「エンドオブウォッチ」という全編POV手法で撮影された映画がありますが
これ見るならマジでそっち見た方がいいなと感じた。
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エスケープ・ルーム2:決勝戦(2021年製作の映画)

3.6

前作が脳筋かつしっかりルームからエスケープする話だったので鑑賞

前作の勝者2人が再びエスケープルームに挑む。

「メイズランナー」では一作目以降まったくメイズをランナーしてくれませんでしたが
今作で
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

4.1

花とアリスの続編。

引かれると思うけど(?)前作より好きになりかけてる。なんといっても"特に何も起こらない"ストーリー、そして声優のレベルの高さに終始釘付けになる映画だった。

花とアリスが出会った
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.8

不思議な三角関係を描いた青春映画。
青春映画という言葉で片付けていいのか考えてしまうくらい独創的で魅力が詰まっている映画だった。

鈴木杏と蒼井優の初々しい演技がたまらなく良い。永遠に2人の関係性を見
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バビロン(2021年製作の映画)

3.5

制作決定してキャストも定かじゃないくらいの時から見たくてしょうがなかったチャゼル監督の最新作。

「セッション」「ララランド」ではジャズを
「ファーストマン」では歴史ものを

そして今作はジャズと歴史
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

2.8

一見円満に見える夫婦も実は…

「旦那デスノート」に自分の悪口を書かれている事に気がついた夫
そんな関係に終止符を打ちたい妻

117分間のほとんどが結婚という"システム"を否定しているのにも関わらず
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.7

とある海軍大兵が同僚により殺された。軍法会議にて明かされる真実とは…

真実に迫れば迫るほど追い詰められていくという点では同じくトム主演の「ザ・ファーム」に似ているのかも。がしかしこちらの方が演技、ス
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.0

ある街の漁港で人気な肉子ちゃん。
一人娘のキクコとのんびり暮らしている。

日本問わず世界では様々な形の「母親」が存在しているが、その片鱗を覗かせてもらった感覚。とてもあたたかく、優しい映画だった。
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.0

根本的には心温まるクリスマス映画。
なのでホームアローンやダイハード、クリスマスキャロルのように最後は心温まる。

それらの作品と何が違うのかというと、この映画は「サンタを信じなくなってしまった大人に
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

いわゆる高所恐怖症というやつだが怖いものほど見たくなる性格なのでウッキウキで鑑賞。

想像以上に面白かった。高さ600メートルの鉄塔に登った女性2人が頂上で取り残される。ただそれだけ。それだけなのに1
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ベートーベン(1992年製作の映画)

3.4

「ベイブ」のように喋る犬が頑張る映画かと思いきや喋らず。
デカい犬がやらかしつつも活躍するアニマルパニック(?)映画でした。

87分でコメディに振り切っているのがかなり潔い。さらには90年代作品とい
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.7

我々アニメオタクからすると最早聞き慣れた言葉でもある「覇権アニメ」を目指すべく新人監督が奮闘する映画。

キャリアのある監督というのはやはり優先されがちで
それに対し果敢に挑んでいく吉岡里帆ちゃんを応
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.6

突然発生した"ピンククラウド"
その雲に触れると10秒で死に陥ってしまうことから、人々は自宅での待機を強いられる…

このシチュエーションと規模はまさにあの"コロナ"を彷彿とさせるものだが、コロナ禍の
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

3.8

ベトナム戦争最中にラジオのDJとして戦士に笑いを届けた人物の物語

言葉は時に人を笑顔にし、時に人を傷つける。
主人公クロンナウアーは人を笑顔にすることに特化しており
直様人気DJとなった。が、センシ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.9

【pickup再レビュー】
新作公開との事で。

最も好きなガリレオ映画。
犯人の動機、天才が仕掛ける天才にしか解けないトリック、キャラクター同士の楽しい掛け合いと、「ドラマシリーズの劇場版」の枠を軽
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