田中太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.7

我々アニメオタクからすると最早聞き慣れた言葉でもある「覇権アニメ」を目指すべく新人監督が奮闘する映画。

キャリアのある監督というのはやはり優先されがちで
それに対し果敢に挑んでいく吉岡里帆ちゃんを応
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.6

突然発生した"ピンククラウド"
その雲に触れると10秒で死に陥ってしまうことから、人々は自宅での待機を強いられる…

このシチュエーションと規模はまさにあの"コロナ"を彷彿とさせるものだが、コロナ禍の
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

3.8

ベトナム戦争最中にラジオのDJとして戦士に笑いを届けた人物の物語

言葉は時に人を笑顔にし、時に人を傷つける。
主人公クロンナウアーは人を笑顔にすることに特化しており
直様人気DJとなった。が、センシ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.9

【pickup再レビュー】
新作公開との事で。

最も好きなガリレオ映画。
犯人の動機、天才が仕掛ける天才にしか解けないトリック、キャラクター同士の楽しい掛け合いと、「ドラマシリーズの劇場版」の枠を軽
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.1

細田守最新作。

彼の作品史上最も普通で退屈な映画だった。

「美女と野獣」リスペクトだという事を知った上でもかなり普通。

序盤の物語の持っていき方はコメディ要素多めで楽しく見ることが出来た。問題な
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.7

時代背景やら作品の雰囲気やらが好みの映画では無かったが劇場鑑賞。

何故か?アニャである。後にも先にもこれほど夢中になる程の魅力を持つ女優は現れないのでは無いかレベルにまで達している(?)

先日「ラ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.9

アニャちゃんが出てる「ノースマン」を見るためにロバートエガース過去作を鑑賞。

孤島にある灯台に4週間仕事しにきた2人。
次第に溜まるストレスの果てに…

ほぼ正方形で区切られたスクリーン、さらには白
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.0

何気に見たことなかった名作

改めて……本当に改めてロビン・ウィリアムズは名俳優だなと。彼の吐くセリフ一つ一つに魂が宿っており、何より信憑性がある。
生徒同様、「この人についていこう」と思える。唯一無
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

3.9

何気に見たことなかった作品の一つ。オリジナル版ではなくファイナルカット版がテレビでやっていたので鑑賞。

戦争で脅威的な力を持つ男を暗殺するよう頼まれた男の物語。
タイトルにも使われている通りまさに「
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

前作がマジで気軽に見れて面白かったので今作も気軽に鑑賞。

キムタクがキムタクしてるホテルサスペンス。前作と何か違う点があったかって言われたら何もないんだけどそれでいい。過度に期待したらダメ、本当に気
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.0

精神病院で出会った2人。
精神病院にいる事をむしろ誇りに思っているリサに惹かれていき…

有名だけど見れてなかった作品。とんでもなくよかった。とてつもなく繊細なのにパワフルな作品。

というか若きアン
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ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

2.3

夜な夜な殺人が行われている電車に潜入するカメラマンの話

「ダウンレンジ」が理不尽ホラーとして中々面白かったので鑑賞。今作も電車に乗っただけなのにぶっ殺されてしまうという中々の理不尽っぷり。

主演も
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.3

天才ハッカー集団が仕掛ける"どんでん返し"映画。

ラストに仕掛けられた「サプライズ」を受け入れられるかどうかで評価が大きく分かれそうな映画。個人的にはラストより社会のはみ出ものだった天才ハッカーが仲
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

親友のマリコが死んだ。何も言わずに。

突然の喪失感、そして沸々と湧いてくる怒り、悲しみが上手いこと描かれており
マリコの遺骨を海に届けるロードムービーとして良く出来ていた。

普段はキラキラしている
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エール!(2014年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃに良かった名作「コーダ」のオリジナル版。
ストーリーが素晴らしい分、やはりとても楽しめた。(本来なら見る順番逆だからこっちのレビューでこれ言うのはおかしいけど)

内容知っているのにラスト
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アメリ(2001年製作の映画)

3.9

どんなにストーリーが平凡でも、監督の"味"によって一癖も二癖もある映画が好きだ。アメリはまさにそんな映画。

普通のキャラクターを、普通のキャラクターで終わらせない。それはたとえ通行人であろうと。この
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.9

見てしまった。悪い意味で世間を賑わせたこの作品を。

冒頭は「普通じゃね?」で始まり
それ以降は地獄の時間が続き
ラストはおっとなる。そんな感じ。

庵野監督の"シン・ユニバース"の一つでもある「シン
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

劇場で見れなかったので鑑賞。

シュールと芸術は紙一重だなと。
A24作品ということもあり、映像や音楽、演技は素晴らしいの一言。とくに自然をふんだんに使った撮影には心を奪われてしまった。

心の拠り所
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ワイルド・タウン/英雄伝説(2004年製作の映画)

2.8

久々帰郷したら故郷腐り切ってるじゃねぇか!!ぶっ倒してやる(?)!!!って話

めちゃくちゃ反応に困るくらい普通な映画だった。プロレスラー時代のロック様、カリスマ性は流石で画面でてるだけですごい映える
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耳をすませば(1995年製作の映画)

3.7

【pickup再レビュー】
この歳になってジブリ見返そうのシリーズ。耳をすませばなんて小学生以来ですよ下手したら。

当時は大好きな作品で「こんな恋愛いつかするんだ!」と胸躍らせてましたが…いやぁ……
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ソルト(2010年製作の映画)

3.3

コロナに……感染したんですけど……

コロナに!!感染したんですけど!!?

はい。ってことでだいぶ回復しガッポリ時間余ったので映画見まくりたいと思います(白目)

二重スパイの容疑をかけられた女スパ
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.3

あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします〜^^


「そして父になる」「万引き家族」のような"血が繋がっていない家族"をテーマにした人間ドラマ

大体の展開やストーリーがまさに「ドラ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.2

今年も終わります!!みなさんありがとうございました!!来年もよろしくお願いします!

ということで(?)前作が死ぬほど好きだったので鑑賞。

ナイブズアウトあるあるでもある二転三転するストーリー展開
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.6

口コミで回ってきたので鑑賞

アニメ映画に弱い事を加味して、結構面白かった。想像以上に良かったけどそこそこだよねって感じ。

そもそも日本の創り出す"ファンタジー"というジャンルが「子供っぽい」と感じ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

ヒットメーカーキャメロン作品を映画館で見るのは何気に初めてなので割と期待しながら鑑賞。TwitterでアンケートとったのでしっかりIMAXで見てきたよ〜^^

結論から言うと2500円の価値は大あり。
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ベイブ/都会へ行く(1998年製作の映画)

3.7

前作がかなり好きであったためもはや祈った状態で鑑賞。良い映画であってくれ…と

結果、かなり好きだった。中盤までだったら前作以上に。

ベイブの失態により主人が怪我をしてしまいお金を稼ぐために婦人と都
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ベイブ(1995年製作の映画)

3.8

多くの人が「シャーロットの贈り物」と勘違いしているであろう作品。はい、私でございます。

「家畜」から「牧場犬」へ。
まだ幼い子豚のベイブはひょんなことである農場へ連れて行かれる。

俗にいう「アニマ
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パーフェクト・ゲッタウェイ(2009年製作の映画)

3.1

ハネムーンでハワイに訪れた新婚夫婦に襲いかかる悲劇…

ミラ様や若きクリヘムが出ているので鑑賞。海外ではまぁまぁ大コケし日本でもこの評価。それも頷ける拙さやストーリーの運び方ではあった。が、「午後ロー
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.6

目覚めると森の中
そこには出会うはずのなかった三人…

出オチ感満載でかなりの低予算
森も「そこらへんの森借りたんだろうな」感満載なのにも関わらず90分間みっちりとやりたいことやって突っ走っている中々
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ウソツキは結婚のはじまり(2011年製作の映画)

2.7

自らを既婚者と偽り、女遊びしまくる男の話

アダムサンドラーのおふざけ映画。終始バカバカしく、まともな奴が基本的に一人もいない。アダムサンドラー好きはこの映画好きなのだろうか。ちょっと良さがわからなか
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.6

愛する人をストーカーする男がとんでもない悪人の恨みを買い、殺されてしまう。
ハエに生まれ変わった主人公はそれでも愛する人を守ろうとするが…

インドの脳筋アクションコメディ
インド映画は見ると元気をも
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.4

「罪の意識」は最も人間を弱くするモノであり
一度覚えてしまったら離れないものであると思う

主人公が犯した"罪"
罪を罪と認めず、住んでる場所も心も意識も全部投げ出して逃避行する…が

襲いかかる「同
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河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)

3.8

結構ダークでシリアスな現代の人間社会を描いた河童アニメ映画。

序盤から最後まで人間の汚さ全開で
恐らく現実世界でも河童が出現した際こんな感じになるんだろうなと。

そんな汚い世界の中クゥの救いとなっ
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ザスーラ(2005年製作の映画)

3.8

先日見返した「ジュマンジ」の作者が書いた宇宙版ジュマンジ。

幼い頃にはジュマンジも今作もどちらも所有しており、個人的にはこちらの作品の方が好きだった。しかも相当見ていたのを覚えている。

主人公同様
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.2

最近悲惨な終わり方をした東京リベンジャーズの実写版。いや〜あの終わり方は無いです、マジで(笑)

原作序盤の「面白かった所」がそのまま実写化されていたという事もあり
普通に違和感なく見れた。謎に配役も
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.8

南沙良ちゃんが好きでなんだか面白そうなので鑑賞。
事故以来足が不自由になった父と、火傷で仮面が外せなくなった妹と、目が覚めない母。そして…

前半は大衆向け映画の割に結構雰囲気あってサスペンスホラーと
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