こばこばさんの映画レビュー・感想・評価

こばこば

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七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

長いし、台詞は聞き取れないが、名作と呼ばれているだけあって、いつの間にか引き込まれていた。見れば必ず個性的な侍たちに感情移入させられ、ラストの決戦で胸が熱くなるはず。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

2.7

ヌーヴェルヴァーグの代表作。ほとんどのシーンが即興で撮影されたようで、確かによくわからないシーンが続く。やはりフランス映画は難しい。

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.5

無駄のないテンポの良い展開。ストレートで男臭いところが刺さる人には刺さる映画だと思う。

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.3

日本のオールスターキャストによるパニック映画。内容は突っ込みどころがあるが、犯人側に感情移入させる高倉健はやはりさすがだな。

シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.5

イタリアの美しい風景とは正反対の残酷な内容。時代が違えば…と考えてしまうが、こういう出来事があったからこそ、今があるとも思うのでとても複雑。

his(2020年製作の映画)

3.4

じわーっと心に染みていく作品。二人の関係性よりもその先を描いた内容のため、恋愛物ではないと思った。卵料理、離婚調停で「クレイマー、クレイマー」を思い出す。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

主人公はとにかく奔放な性格だが、ユリヤ役のレナーテ・レインスヴェの魅力のおかげか、全く嫌味がなかった。等身大の主人公にいつの間にか魅了されている、新鮮な映画だった。

異人たち(2023年製作の映画)

3.8

幽霊譚ながら、日本版と違い、現実味があったように感じる。ノスタルジックなストーリーで終わることなく、人情だけでは片付けられない、現代の世界で生きる苦しみが描かれていた。原作改変の成功例かもしれない。

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.7

ラストの超展開を除けば、誰もが共感できるノスタルジックな内容だったと思う。片岡鶴太郎の昭和感あふれる親父が良い。

天国と地獄(1963年製作の映画)

3.8

緊迫感あるサスペンス物だが、登場人物それぞれの人間ドラマもうまく織り込んでいた。後半から「天国と地獄」を感じさせるシーンが続き、見終わった後も心に重くのしかかる。

エモーショナル・ラブ(2018年製作の映画)

2.0

何を描きたいのかわからなかった。エモーショナルな恋愛にも見えなかった。この手の内容の映画は最近増えているのでもう少し深みが欲しい。

東京物語(1953年製作の映画)

4.0

味のある作品。昔の家族の姿を描いているが現代にも通ずる内容だったと思う。今も昔も変わらないのが家族なのかもしれない。それにしても老いた親が厄介払いされる様は見ていて切なすぎた。

自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.3

戦後イタリアの情勢がよくわかる。人は窮地に立ったときこそ、真価が問われるということを学べる映画。主人公は確かに不憫だが、越えてはいけない一線を越えた先に幸せは待っていたのだろうか。

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

3.5

三谷幸喜らしいドタバタ群像劇。豪華キャストによる掛け合いが面白い。軽く見るにはちょうどいい内容。個人的には白塗りの伊東四朗がツボ。

永遠の0(2013年製作の映画)

3.7

内容は戦争賛美でもなく、反戦でもない、一人の男の物語だと思う。山崎貴らしいわかりやすい演出やリアリティのないシーンが物議を醸すのかもしれないが、個人的には見て良かったと思える映画だった。

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.3

人間の無力さを感じる。結局残された人にできることは故人の意志を尊重することだけなのかも。けいさん、残された2人、役所の人間、それぞれの考えが理解できるので、怒りや悲しみをどこに向けたらいいのかわからな>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

3.4

内容もそうだが、映像やカットがユニークで印象に残る。全体的に幻想的で現実味がないが、引き込まれる内容で、ラストは不快ながら爽快感すら感じた。

耳をすませば(2022年製作の映画)

1.5

蛇足以外の何物でもない内容。過去のパートはアニメーションに完全に負けているし、10年後のパートはそもそも何を描きたいのかよくわからなかった。この監督はドラマだと良い作品が多いのに映画だとパッとしない印>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

何度も出てくるイニョンという言葉が印象的だった。人の縁はどこか神秘的だと思う。余韻の残る大人のラブストーリーだった。

新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

攻めた内容と言われているが、よく見るとそこまでではなかった気がする。むしろこのレベルがスタンダードになっていかないといけないのかなと思う。松坂桃李のラストの表情が凄まじい。緊迫感のある引き込まれる映画>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.8

じっくり腰を据えて見たい内容。偏見の中でもがきながら生きている登場人物を通して、何が幸せなのか、を考えさせられる。戸籍交換という罪を一種の救済のように描いていて、そこに強く惹きつけられた。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.2

気持ち悪く不快なホラー映画だが、途中からなぜか笑ってしまう内容。ストーリーを完全には理解していないが、潜在意識の中にある偏見やトラウマを可視化しているのかなと思った。

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.8

会社をクビになったスポーツエージェントとただ一人彼に共感する会計係のラブコメと、スポーツエージェントと落ち目のアメフト選手の友情物語が融合した良作。少し長いが、トムクルーズ、レネーゼルウィガー、キュー>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.5

見た後にモヤモヤが残るサスペンス物。この映画は事件の真実を明らかにすることを目的としていないのだと思う。ちょうど落下の解剖学を見たときに感じた印象と似ている。法廷そのものに対する問題提起は解決できない>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

情報量が多いので予習必須だが、整理できれば内容はそこまで難解ではない。個人的には原爆投下以降の、原爆を作ってしまったことに対しての複雑な内面と赤狩りの時代に翻弄される主人公に迫った後半の方が見ごたえが>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

眩しいくらい真っ直ぐな主人公と直球のストーリー。アニメーションながら画面の熱量が凄い。そして自分がいつの間にかこういう青春に涙する年齢になっていることに気づく。

ティル(2022年製作の映画)

3.4

エメット・ティル殺害事件とその母親の戦いの物語。事件を母親視点でじっくりと描いていた。理不尽な仕打ちの連続で見ててつらくなるが、目を背けてはいけない歴史の1ページなのだと思う。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.5

密室会話劇の傑作。映画は派手な演出はなくても脚本が面白ければ傑作となり得るという証明になっている。日本で言うと、これが裁判員制度のあるべき姿なのかなと思う。

バーレスク(2010年製作の映画)

3.3

クリスティーナ・アギレラのパワフルな歌声が見事な映画。内容が王道で驚きが少ない分、歌と踊りを見る映画なのかなと思う。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

ストレートな内容で面白かった。ゲームのようにサクサク進むので全くストレスなく見れる。ミシェル・ロドリゲスが相変わらずブレないキャラで良い。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

色褪せない名作。何度見てもやっぱり良い。どのカットも絵になる。ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマンがそれぞれの良さを遺憾なく発揮している。

8 Mile(2002年製作の映画)

3.3

エミネムの半自伝的映画。酷い生活環境からスターになったエミネムの片鱗が垣間見える。ラップに興味がないとなかなか響かないかもしれないが、ラストの自分の決めた道を進む意志の強さが良かった。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.4

ジョン・ウィックと主席連合との戦いのクライマックス。くどさすら感じるほどのアクションの連続で、壮絶な内容。まだまだ掘り下げられるシリーズだが、ジョン・ウィックの物語はこの辺で終わりで良いと思う。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.3

1、2作目の世界観をさらに掘り下げ、アクションシーンも相変わらず見事。ただ、1作目はシンプルに面白かったが、3作目まで来ると、内容を詰め込みすぎな感じを受ける。次への繋ぎのような内容だったので、続編が>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.2

ローマの町並みとスタイリッシュなキアヌリーブス。この絵面は最強。ただ、1よりも少しごちゃごちゃした感じがある。前作以上のものを作ろうとするのはわかるが、個人的には1のほうが良かった。明らかに続きがある>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

テンポのよい展開、流れるようなスタイリッシュなアクションに引き込まれた。ホテル内では殺しをしてはいけない「掟」や金貨など、独特な世界観もおもしろい。キアヌはもちろんだが、ウィレムデフォーもいい味を出し>>続きを読む

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