こばこばさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

  • List view
  • Grid view

アビス(1989年製作の映画)

3.5

見る前は期待していなかったが、意外と面白かった。パニック映画にしては長めだが、飽きさせないところはさすがキャメロンだと思う。キャメロン映画にお馴染みのマイケル・ビーンがこの作品でも強い印象を残している>>続きを読む

楽園(2023年製作の映画)

2.9

セリフは少なくても少年の閉塞感がよく伝わってくる。情報量が少ないため、消化しきれない部分はあるが、彼らにとってあの閉鎖空間が「楽園」だったのだろう。

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.4

邦画では珍しいくらい生々しい描写が多く、俳優陣は頑張ったなあという印象。個人的には成田凌はあまり好きではないが、この作品の演技は良かった。他の方が書いていたが、「アデル、ブルーは熱い色」のテイストに近>>続きを読む

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

4.0

大好きな映画。あのジェームズキャメロンもこんなアクション映画を作るんだなと思った。いつものシュワルツェネッガー節全開の独壇場かと思いきや、妻役のジェイミーリーカーティスが最高の演技で魅せる。この映画は>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.3

映画としてすごく優れているというわけではないが、不思議と引き込まれる。主題歌も良い。80年代っぽい味のあるダンス映画。

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.6

オリジナル版は苦しいストーリーが続いた印象があったが、ミュージカルになることで、パワフルさが増していた。展開が王道すぎるためか、パンチに欠ける点はあるかも。リメイクの題材としては今の時代にあった内容。

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

日本語が聞き取れないという欠点はあるが、サスペンスとしても人間ドラマとしてもなかなか濃い内容。セリフに監督の変態性が出ていて面白かった。こんな内容なのに爽快感のあるラスト。

Long time no see(2017年製作の映画)

1.2

全体的に薄い内容。尺を短くするためか、恋人になるまでの展開があまりにも早い。ラブストーリーの一番大事な部分をさらっと描きすぎな気がする。

フレンチ・キス(1995年製作の映画)

3.0

メグ・ライアンはキュートだが、ストーリーは普通のラブコメという感じで、記憶に残らない内容。ただ、期待を裏切らない部分が良さでもある。

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

2.7

セリフが少なく抽象的な映画。まさにアート映画という感じ。資本主義や共産主義、プロレタリアートまで批判しているような内容。監督はどの立ち位置から物を見ているのだろうか。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

映像が相変わらずすごい。テンポが良く、実写映画よりも面白いレベルに達している。続編ありきのため、一番良いところで終わってしまうが、満足度は高い。実写映画との繋がりができた点は今後を考えるとなかなか面白>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.5

イギリスの階級や格差の物語で、貧乏人が金持ち一家に寄生していくストーリー。毎度毎度のバリー・コーガンの怪演。彼が出ているとセリフの裏を探ってしまう自分がいる。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

パルム・ドール受賞作品。ビジュアルのインパクトが凄まじい。クローネンバーグの作品のような変態性があった。鑑賞後は言葉では言い表せない何とも言えない感覚に陥った。

P.S. アイラヴユー(2007年製作の映画)

2.6

最愛の夫が急逝し、荒んだ生活を送る女性のもとに夫からの手紙が届いて…という物語。夫の深い愛に感動するが、全体的に退屈な感じ。もう一捻り欲しいと感じた。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

ヨルゴス・ランティモスらしい独特の世界観。軽い内容に見えてしっかりメッセージ性があったと思う。体を張ったエマ・ストーンの演技は見逃せない。ラストはフランケンシュタイン博士が思い描いた理想の世界に見えた>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

終活に向かうマダムと彼女を乗せたタクシー運転手のパリ横断の旅を描くヒューマンドラマ。ベタなストーリーだが見ていて心地よい内容。マダムの壮絶な人生とパリの街並みの美しさの対比が物凄い。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.2

子供たちを外界から完全に隔離して育てている一家の物語。これこそ哀れなるものたちなのでは。意味不明に見えるが、後で考えるとしっかり意味がある不思議な内容。ただ、観客に投げすぎな気はした。

クラッシュ(1996年製作の映画)

2.3

自動車事故に性的興奮を覚える狂った人たちの物語。普通の人間にとっては意味不明に違いない内容。

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

良い娯楽映画。面白いだけでなく、ニコラス・ケイジへの愛を感じる作品。どんなに落ちぶれてもハビのようなファンは間違いなくいるだろうし、まだまだ頑張ってほしい。

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.2

あの4人が再会するストーリーなのだが、20年前から荒んだ生活がほとんど変わっていないのが切ない。逆にそこが人間味にあふれていて良いなと思った。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

2.9

ヘロイン中毒の若者達の日常が独特な作風で描かれる。ぶっ飛びすぎてて良さがわからなかったが、その後の彼らの人生は少し気になる。

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

ダニエルズらしい内容。理解不能で奇想天外な内容だが、なぜか感動してしまう作品。ハリー・ポッターが死体という設定の時点で既に発想の勝利。確かにエブエブっぽさを感じた。

ジーア/悲劇のスーパーモデル(1998年製作の映画)

3.2

ドラッグに溺れて破滅に向かう実在のモデルの物語。ジーアがどれだけモデルとしてカリスマ的な存在だったのか知らないため、割とオーソドックスな内容に感じた。やはりアンジェリーナ・ジョリーは危うさのある人間を>>続きを読む

ブラジルから来た少年(1978年製作の映画)

3.5

ヒトラーのクローンを再生させようとする科学者とそれを阻止しようとするナチ・ハンターの攻防を描く。ぶっ飛んだ内容だが、グレゴリー・ペックとローレンス・オリヴィエの共演は見ごたえたっぷり。

マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年製作の映画)

3.4

当時のイギリスのパキスタン移民の貧困、格差等の様々な問題が描かれるのと並行して、パキスタン人青年とイギリス人青年の間に芽生えた愛と友情が描かれる。洗濯機の音を再現したかのような音楽が印象的だった。

イエスかノーか半分か(2020年製作の映画)

3.0

「2人なのに三角関係」という不思議な関係を描いたBL作品。短い尺で話がまとまっているため見やすい。

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

2.7

ハリー・ポッター終了後のダニエル・ラドクリフの必死さは伝わってくるが、内容が抽象的でよくわからなかった。

マルコムX(1992年製作の映画)

3.3

マルコムXの伝記映画。長尺で骨太な内容。考え方や思想が次第に変わっていく様子が丁寧に描かれていたと思う。この映画を見ると、「マルコムX=暴力的」というイメージが変わる。

ALI アリ(2001年製作の映画)

3.2

モハメド・アリの伝記映画。ドラマチックな出来事が続いて描かれるが、案外さらっとした作りのため、もう一押し欲しかった。

ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(1997年製作の映画)

3.3

妙にリアリティがあり、すべてフィクションとは思えない怖い内容。国のトップはクリーンにはなれない生き物なのだなと思った。

キャンディマン(1992年製作の映画)

3.1

大学院生が都市伝説に飲み込まれていく様を描く。都市伝説を研究する主人公が、逆に都市伝説になるという皮肉な展開。ただのホラーではなくて社会風刺が込められている。

恋い焦れ歌え(2022年製作の映画)

3.0

目を背けたくなるシーンの連続。救いがない内容ではあるが、傷を抱えた者同士の愛の物語。今見るといろいろな問題提起になっていたように感じる。

ハッピー・ゴー・ラッキー(2007年製作の映画)

3.0

ひたすらポジティブなヒロイン。明るくて元気なのは良いが、振り回される周りの人を思うと何とも言えなくなる。サリー・ホーキンスが当たり役だった。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.6

母親に強い悪意と執着心を抱く息子とその母親の関係を描く。ラストまで緊張感が続く内容で引き込まれた。配役が絶妙だったと思う。

愛の落日(2002年製作の映画)

3.4

3人の国籍の異なる男女の三角関係を描きつつ、ベトナム戦争の発端を描くというなかなか秀逸な作品。アメリカ人の結末がその後を占っているようで何とも切ない。

(2007年製作の映画)

3.0

思春期の少年の性への目覚めの物語。短編映画なのでそこまで生々しさはない。