こばこばさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ゴッド・アンド・モンスター(1998年製作の映画)

3.3

ジェイムズ・ホエール監督の伝記映画。監督の「フランケンシュタイン」と「フランケンシュタインの花嫁」の知識があると数倍面白くなる作品だと思う。ホエールの苦悩の日々が描かれ、その日々から解放されるラストは>>続きを読む

陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.2

資本主義や物質的な豊かさを至上とする社会への批判的な意味合いもある作品だと思う。上昇志向や出世欲に負けて自分を見失うという点で他人事とは思えない作品なのかなと思った。

非常宣言(2020年製作の映画)

3.4

突っ込みどころはあるが、中々見ごたえがあって最後まで一気に見ることができた。いかにもコロナ禍のパニック映画という感じ。安心と安定のソン・ガンホ。

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.4

AIアンドロイドと3週間一緒に生活する女性を描く。ラブコメとは少し違う内容で、近い将来に起こりうるかもしれないAIと人間との関係性が丁寧に描かれていたと思う。確かに一度AIと関わると、普通の人間とは付>>続きを読む

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.3

当時すごく話題になっていた記憶があるが、見たことがなかったので鑑賞。割とさらっとしていて、良い映画だと思った。長澤まさみが良い。

私を野球につれてって(1949年製作の映画)

3.1

野球ファンであれば誰もが知っているあの名曲が登場する。ミュージカル重視でストーリーはややおざなり。やはり踊りが上手いジーン・ケリーが目立っている。

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.3

事故で車椅子生活を余儀なくされた主人公が第二の人生を見つけるためにもがく姿を描く。良い映画だが、時系列を変えないほうがシンプルにメッセージが伝わった気がする。

ワールド・トレード・センター(2006年製作の映画)

3.1

警察官が救助する話かと思いきや、逆の内容。オリバー・ストーンの作品にしては政治色は弱めで、シンプルな内容になっていた。やや盛り上がりに欠ける点が…

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.4

安定のトニー・スコットの娯楽作品。アクション映画だと思って見ると拍子抜けするが、個人的に好きなジャンルの映画で面白かった。上層部を鮮やかに欺くレッドフォードが爽快。

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.0

アメリカ西部の砂漠にある寂れたモーテルにドイツ人女性が現れたことで物語が動き出す。人々の交流がほのぼの描かれ、心温まる。流れている時間がゆっくりで癒やされる。

サウスポー(2015年製作の映画)

3.4

ベタだけど胸が熱くなる映画。ジェイク・ギレンホールの役作りが凄まじい。フォレスト・ウィテカーのメンター役は誰よりも説得力がある。

暴走機関車(1985年製作の映画)

3.3

ジョン・ヴォイトの演技が怖い。この手のジャンルの作品でアカデミー賞にノミネートされるのは珍しいが、それも納得の演技だった。切ないラストも含めて良いエンタメ作品だと思った。

ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)

3.4

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのついでに鑑賞。憎たらしいデ・ニーロも良いが、それ以上にディカプリオの演技が光る。ギルバート・グレイプと同年の作品だが、この作品も良い。何てことないストーリーだが、心>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.3

「キャプテン・マーベル」が初登場となる作品。アベンジャーズ絡みの伏線が回収される。悪くはないが、キャロルが強すぎるため、ヒーロー映画に典型的な「強敵に挑む」という構図が崩壊している。MCUシリーズはヴ>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

これじゃない感はあるが、3以降の作品の中では比較的まとまっていた。1と2を女性版にしたようなストーリー。シュワルツェネッガーがおまけに見えるくらい女性が頑張っていた。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.7

確かに長さは感じるが、ストーリーに引き込まれ、アイリッシュマンよりはあっという間だった気がする。スコセッシらしいメッセージ性のある内容だった。ディカプリオもデ・ニーロも良いが、さすがにデ・ニーロは老け>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

2.8

タイムリープの設定等、少しややこしい。リブートとはいえ、純粋に楽しめた1、2作目とはかけ離れすぎた内容。とはいえ、過去作で見たことのあるキャラクターやセリフが登場するのはシリーズファン的には嬉しいのか>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.5

こういうどんでん返し系の映画はけっこう好きだが、この映画はただのホラーではなく、ドラマがきちんとあったので、オチがわかっていても楽しめると思った。少年が霊が見える意味を理解し始めたあたりから急に面白く>>続きを読む

メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

3.3

「メリーに首ったけ」というタイトルがぴったりの内容。突っ込みどころ満載の少し下品なコメディ。時代を感じさせるエンドロールがまた良い。

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.2

ビリー・ホリデイの伝記映画。人種差別を告発する楽曲「奇妙な果実」を歌うホリデイと、それを阻止したいFBIとの戦いをメインに描く。薬でボロボロになるシンガーの映画はよく目にするが、国と戦ったという点で、>>続きを読む

オリバー ニューヨーク子猫ものがたり(1988年製作の映画)

3.0

これといって印象に残る内容ではないが、ニューヨークという街に対する社会風刺も入ったハートウォーミングな物語。声優が割と豪華。

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソン作品は、画作りは良いが、ストーリーは入り込めないことが多い。ジャンルは青春コメディとなっているが、登場人物はクセが強く、脚本も少々ブラック。いかにもウェス・アンダーソン作品だなと感>>続きを読む

フル・モンティ(1997年製作の映画)

3.7

失業中の6人の中年男がストリップ・ショーで一攫千金を狙うストーリー。笑いあり、涙ありの爽やかな内容。バカにされても何かを変えようとひたむきに取り組む姿は胸を打つ。

ミクロキッズ(1989年製作の映画)

3.3

6ミリに縮んでしまった4人の子供たちの冒険を描く。今の時代には作られない夢のある冒険映画。セットといい、ストップモーションといい、手が込んでいるイメージ。

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.3

「これスター・ウォーズじゃん」という印象。アントマンというよりカーンの物語。量子世界はあまり説明されないため世界観に入り込みにくい。ただ、今までは街でコンパクトに展開されるシリーズだったため、スケール>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.4

ストーリーは前作と似たような内容だが、映像表現としては今できる限界までやっていたと思う。水の表現がとんでもない。サブスク全盛の時代だが、これこそ劇場で見るべき作品。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.4

元々のアニメ版が良いので、ほぼ忠実な実写版も普通に楽しめる。公開前に言われていたキャスティングは見ていてあまり気にならなかった。ラストは不覚にも感動してしまった。「トリトンの娘たち」の楽曲がカットされ>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.4

カレン・ギラン演じるヒロインがひたすら強い女性で良い。ちょくちょくネビュラ味が出ているのも個人的にはツボ。作風はどことなくタランティーノ作品やジョン・ウィックを思わせる。

355(2022年製作の映画)

3.0

キャストが豪華すぎるゆえに鑑賞前の期待が高まるが、予想を上回らないストーリーだった。決してつまらないわけではないが、見た後に何も残らない内容だったと思う。

アザーズ(2001年製作の映画)

3.3

屋敷で起こる不可解な現象に翻弄される親子3人を描く。ホラー映画に分類されるが、残虐な描写はなく、心理的恐怖を全面に出した内容。どんでん返しのラストまで緊張感が続く。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.3

原作未読の状態で鑑賞。ラブストーリーと言うべきか、ミステリーと言うべきか、やや中途半端な印象。ただ、画面の美しさに引き込まれる2時間だった。

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.6

ニコラス・ケイジがトリュフブタを探す物語。ジョン・ウィックのような作品になりそうな雰囲気があったが、愛と喪失を描いた人間ドラマだった。「アカデミー賞俳優ニコラス・ケイジ」ここにありの映画。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.5

人との繋がりの素晴らしさを感じる作品。移民の人々が抱える問題をテーマにしているが、ミュージカルのため重くなりすぎず、バランスのとれた内容だった。

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.8

学校をサボった男子高校生の1日を描く。軽快でテンポの良い作品。確かにデッドプールの元ネタと言われるとしっくりくる。

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.3

殺人人形との戦いを描く。オカルト要素を盛り込んだストーリーは突っ込みどころがあるが、それなりに面白い。子供の頃に見たらトラウマになりそう。

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

障害も身分も人種もすべて取り払った対等な関係。本来の友情のあるべき姿。フィリップがアクティブになり、ドリスが教養を身につける。お互いが良い影響を及ぼし合っているのがとても心地よい。