重苦しい内容、冷淡なキャラをコミカルかつ温かに描く空気感は原作どおりで、そのまま2時間に凝縮してる感。
しかし、ほぼ仏頂面で徹しながら、時折ふと感情を表す広瀬すずがとても素敵でした。
特に海に佇む広瀬>>続きを読む
ポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキの新作は、放浪するロバのロードムービー。
彷徨う先で出くわす人々の愚かさ、醜さに翻弄されつつ、本能(好奇心)のままに行動するロバ。
そのロバのしょんぼりした佇ま>>続きを読む
今さらですが、RRR観てきました。
話に聞くとおり3時間ひたすら見せ場の連続で、もう単純に面白かった。
んだけど、インド現政権下のヒンドゥー至上主義な影がちょっと重いよな。
地盤沈下を調査する測量士、再開発が進む古い街を生きる子供たち、マジカルに交錯する2つの時間軸。
ダラダラ続くスタンド・バイ・ミー、その閉塞感を忘れ去るひとときの美しさ。
謎解きのピースが回収されず放置>>続きを読む
世界滅亡の予言を信じて孤島で修行を続けていた終末戦士たちが、滅亡しなかったので解散して東京へ。
て、初期設定からあまりにバカバカしくて素敵すぎます。しかも、そんな設定なのにアクション少なめのラヴコメと>>続きを読む
ダリオ本を読んだので、本日はこの傑作を観ました。
何度観ても色褪せることのない、赤、青、緑、色彩感覚の強烈さ!
このレビューはネタバレを含みます
地味な主婦が銃を拾ったパッとしない男と逃避行に出るロードムービー。
と言っても、車でそのへんをウロウロしているだけ。銃で犯罪を犯すと思いきや何もできず。ボニー&クライドへの一歩を踏み出すこともできない>>続きを読む
Yo La Tengoが音楽を担当した、ケリー・ライカートの作品を鑑賞。
おっさん2人が山の中の温泉に出かける、ただそれだけ。しかし、突き刺さる。
昔のように通じ合えない2人の会話、2人から滲み出る侘>>続きを読む
タイムループを繰り返す広告会社のオフィス。舞台は狭い1室、登場するのは普通の会社員が数人、いやあまりにも地味な設定。
ループに気付いた社員がプレゼン資料で状況を説明したり、いや展開もまた地味すぎる。>>続きを読む
オリジナルより画質も俳優の演技も良質となり、でも作品としては大幅に劣化した感。
冒頭の「男か女かはどっちでもいい」て言葉に参りました。この視点の提示で世界観が変質します。
さかなクンの半生を映画化、で、のん が主演。それでもイロモノ、キワモノな感がない、奇妙なスムーズさがなんか凄>>続きを読む
今日もデヴィッド・ボウイの出演作を。ダーク・ファンタジーなヴァンパイアもの。
不死になりきれず老いていく吸血鬼の悲哀、と成りきらず中途半端な展開は残念だけど、カトリーヌ・ドヌーヴとボウイの耽美な佇まい>>続きを読む
数々の映像アーカイブから切り貼り再構築した作品ですが、デヴィッド・ボウイの変遷を辿るドキュメンタリーとしても、デヴィッド・ボウイを追体験する擬似ライヴとしても楽しめました。
不時着した宇宙人が、故郷の星に帰る宇宙船を製造するため起業して成功するも酒と女に溺れて、てなカルトSF。
無駄に多い裸、時々ふと挿入されるチープなエフェクト映像、意味不明な日本趣味、ダラダラ続く珍妙な>>続きを読む
イマイチと評判の「CUBE」日本版リメイク。
成る程イマイチな部分は多々あれど、感動要素で理不尽さが薄れて台無しかと。
菅田将暉渾身の叫びは好し。
並行世界にカンフーてだけでOKな感ですが、ヘンなことをしたら別宇宙の自分からパワーを得る、て謎設定が素晴らしすぎる。
人種/性多様性な要素などを盛り込みつつ、家族のすれ違いと再生を軸にバカ話を貫き通し>>続きを読む
仮面ライダー世代としては納得して楽しめましたよ。
「ライダーキック!」て掛け声がないのが残念でしたが。
このレビューはネタバレを含みます
そして今日も酷い映画を観たくて、U-NEXTで英国産のSFホラーコメディを選択。
田舎に旅行に来た学生達が凶暴なエイリアンと遭遇、追われつつも死闘を繰り広げる、て陳腐なストーリー展開はちょっとテンポが>>続きを読む
なんとなく酷い映画を観たくて、U-NEXTでジョン・ウォーターズとディヴァインのこれを鑑賞。
変態一座が巻き起こすアブノーマルプレイ、ゲロ喰い、殺人。一つ一つが無駄に長い悪趣味な場面にドン引きしっぱな>>続きを読む