ネオサイタマさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

地獄の警備員(1992年製作の映画)

4.0

超面白い。今の黒沢清っぽい雰囲気は抑えめだけどよくわからんビニールとかは健在。
カーペンターとかデ・パルマ、トビーフーパーのスリラーの雰囲気。
逆光ショットとか階段の寄りのショットとかバチバチにかっこ
>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

なんかコミカルでちょくちょく笑った。
どれが好きとかではなくて全部好き。
2話目の研究室の最後のくだりはめちゃ笑った。

言葉にできない感情とか言語化できない感情とか。
偶然から生まれる出来事とか感情
>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.0

ロングショットの素晴らしさ。
どうしようもなさを受け入れる死生観。
そして人生は続く。

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

4.0

すげぇ
スタッフもオールスターで笑った。
移動撮影がどれも最高。ヌーヴェルヴァーグをやってみたかったんだなっていうのがひしひし伝わってくる。

劇中の風の話よかった。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.8

ノイズが多くて微妙に乗り切れない。どうせなら振り切って欲しい。

撮影微妙じゃない?って思った。
そんな撮り方するって思ってしまう。そこ写すのにそこは写さないんだみたいなもどかしさもある。

ただ擬似
>>続きを読む

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.8

ドニラヴァンは誰を演じててもドニラヴァンだなと思った。
うつらうつらしながら見たせいで何も分からなかった。
夢みたいな映画。

エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

4.0

やっぱりカットは割ってほしいとは思うけどこれをワンカットでやってしまった技術力が何よりすごい。
どうやって撮ったのか分からん。ピントどうやって合わせてるの。

色んな時代の色んな人が同じ空間にごっちゃ
>>続きを読む

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.8

ものすごい自己言及的な映画な気がした。
他の作品と比べて結構シンプル。
ただなんかおかしいもやもや。

正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

予告で観た気がした芋虫にパンフォカースする狂ったショットはなかった。
相変わらず変なパンと変なズーム。
あの時こんなふうに言ってればみたいな繰り返しがよかった。少しの言葉の違いとか行動の違いで変わる楽
>>続きを読む

ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

4.5

激渋。
真顔というか悲しい顔しながらゴリゴリの運転してるのがよかった。
ラストのお互いの位置がわからないカーチェイス斬新で楽しかった。
誰も名前ないのもいい。

帰れない二人(2018年製作の映画)

4.0

ほぼワンシーンワンショット。画面がいつも綺麗。
フレームの外からの突然の攻撃とか、年代追うごとにカメラも動きが落ち着いていくのとか。

アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.8

作風もなんだか若々しいウェスアンダーソン。洗練されてなさが逆にユーモアとあいまってよかった。

ニンゲン合格(1999年製作の映画)

4.0

ホウシャオシェンみたいなショットあった。
奇跡もきっとその瞬間だけでずっと続くわけじゃない。
東京ソナタみたいな話。

復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

4.2

自然光なのか照明なのか、陰影がカッコいい。
ずっと暗いトーンで相変わらずのロケーション最高。
長回しの当たらない銃撃戦。

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

4.0

ハードボイルドで面白い。
話も作画も硬派で誠実でよかった。

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.2

めちゃ面白い。
最後のバー行ってからの下りが最高すぎる。
長回しの中の動線が決まりまくってる。
雨でもう一度出会って雨で別れるのとか最高。予感と気配の演出がうますぎる。

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.0

状況を説明させちゃうのは演出としてどうかなって思った。
主な登場人物が殴り合ってる後ろの人間の動きが適当でちょっとなって思った。

春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

4.2

超面白かった。
ショットのつながりへの強いこだわりを感じてそれだけでもめちゃよかった。
建具の存在と戸越しのショット。
最後のフラッシュバックはくどい気がしたけどそれ以外は最高だった。

寄り添わない
>>続きを読む

Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密(2014年製作の映画)

3.5

最後のスピリチュアルな締めかたはどうかと思った。
見せ方はうまいけどうますぎるが故に作り物感がある気がする。

比較対象にできるかも怪しいけど森達也しかりカメラを回す人が強く見える。

イノセンス(2004年製作の映画)

4.0

ゴリゴリに作り上げられた雰囲気はめちゃくちゃ好き。
孔子からの引用とかここまで多いとちょっと鼻につくかも。内容はわけわかんなかったけど映像が最高だった。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.2

めっちゃ面白い。
光と影の演出が好きだった。
人体爆発とかトビーフーパーみたいなことやっててよかった。
ハゲいじりみたいなショット多いの何なんだろ。

コンタクト(1997年製作の映画)

4.2

薬取りに行く有名なショットが結構序盤でびっくりした。どうやって撮ってるのか全くわからん。
大胆な時間の省略とか序盤も結構好きだった。

ゼメキス観客にわかりやすくいやらしくなく説明してくれたりするから
>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

話は「カリスマ」みたい。
教会のシークエンスが爆裂にいい。
エキストラじゃないのか確実にカメラを意識している人がいてその不安定さもよかった。
彼氏の存在しなさもよかった。

黒沢清が描く東京確実に何回
>>続きを読む

未知との遭遇 特別編(1980年製作の映画)

4.2

トリュフォーとマイケルジャクソン。
スピルバーグの予感をビシビシ感じさせるような演出が好き。
ラストよくわからなかったけど研究員たちと同じく圧倒させられて口あけながら見た。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

熱量に笑っちゃった。
後ろ姿を追いかけるショット。
後半ずっと叫んでる。ストッパーがなくて面白かった。
蒼井優はやっぱりホラーが似合う。

人間みんな生きていれば強い。
宮本と自分同い年なのか。

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

この映画自体が素朴で飾り気がなくて作家へのリスペクトを感じられた。
岬の往復。ラストシーンにやられた。

自伝映画によくある文字でエンディングに繋げる方法じゃなくて本人の映像で終わらせてるところが本当
>>続きを読む

空に住む(2020年製作の映画)

4.0

写してもよかったはずのものがすっぽりと欠けているのがよかった。後輩の旦那さんとか両親の姿とか。
マンションの窓から見えるハリボテみたいな東京の街。
岩田の喋り方がサッドバケイションの浅野忠信に似てた。
>>続きを読む

待つには遠すぎた初恋(2018年製作の映画)

3.8

最初の方のショット、眼差しで関係性を見せてたのはすごい。

山椒大夫(1954年製作の映画)

4.2

ミシェルシオンの論文で出てきた気がする。
画の綺麗さと移動撮影の綺麗さと田中絹代の唄が良かった。ちょっと怖いのも。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.2

画面に境界線を引くような遮蔽物とか人物の配置とかが良かった。
自転車のシーンとタクシー乗らずにあえて歩いて帰るシーン。
地方都市と実家とそこにいる家族と人のリアルさ。
自分のコミュニティの中だけで生き
>>続きを読む

Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.5

そこまでやるんだったらフィルムで撮ればいいじゃんって思ってしまった。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

よくわからない。
色々めちゃくちゃしてて好きだけど新劇の方の勢いが好きかもしれない。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

アメイジングの方のスパイダーマンとかサムライミの方のとかマーベルのスパイダーマンとか上手く消化されてて面白かった。
マルチバース的な世界観も面白かった。