theocatsさんの映画レビュー・感想・評価

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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.5

どういうボーカルグループなのか見当がつかなかったが「シェーリー・・」で、ああっ、あの曲のか・・と合点。

はっきり言うと、映画ボーカルの声の感じは好みではなく「これは上手いのか下手なのか??」と、ちょ
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つぐない(2007年製作の映画)

1.6

うーん・・アカデミー賞はじめ結構な賞を獲得しているようだし、かなり金をかけ技巧的で入念な演出もされているようではあるが、あくまで個人的な感情という点では全く動くことはなかった。

全てがあざとく表層的
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ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

オランダ産カーチェイスホラー。

スピルバーグ「激突!」のヨーロッパ的焼き直しかと思ったら、最初から犯人の面が割れてるし、ヤバイ偏屈じじいという設定は欧州白人社会らしい「あるある」なのかもね。

展開
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雨の訪問者(1970年製作の映画)

2.6

半世紀以上前のチャールズ・ブロンソン主演、フランス産ソフトムードサスペンス。

まぁー緊張感が全くないというわけではないけれど、ヒロインのフランス女優の舌ったらずのぶりっ子演技が様になっておらずちょっ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

愉快ならざる展開でありながら惹きつけられるものはあり、くどくどしい回り道をとってようやく事件解決か!! となったら・・・・・
すっきりしないエンディングでありつつも、「これがアメリカ!これぞアメリカ!
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

2.5

ラップやラテン系音楽が好みであれば楽しめるミュージカルだと思う

ジョバンニの島(2014年製作の映画)

3.4

敗戦後にソ連に占領された北方領土。
島から日本人たちが追い出される2年の間のエピソード、および樺太の収容所に移されてからの悲劇などが、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」のファンタジックワールドを時に交えつつ描か
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キャロル(2015年製作の映画)

1.0

おそらく同じ性向の人にはいい映画なのだろうが、テーマは生理的に受容不可能。
ああいう形でフルヌードが見られても全然ありがたくはない。

しかし、レズラブシーンで一度だけ感心したことがある。
五社監督の
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スワンソング(2021年製作の映画)

2.1

それ程大したことのない話を(と言っては失礼になるのかもしれないが・・)各種エアムースでフワッフワッとアメリカ流にデコレートし、センチメンタルファンタジック仕立てとした粉飾ムービーといった印象。

主演
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歌追い人(2000年製作の映画)

3.2

1900年代初頭、アメリカ東部アパラチア山脈に暮らす白人住民らに受け継がれてきたアイルランドやスコットランドの民謡、フォークソング、或いは恋の歌バラッド。
その事実を知った音楽博士の女性が当時の蓄音機
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摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)

1.0

1992年のアメリカ映画

とあるブラック的不動産会社にて、本社からはっぱをかけられ客との契約を是が非でも獲得しなければ首を切ると脅かされたダメ社員たち。
必死になってセールスを仕掛けようとする人間も
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

1.4

役者ではなく素人老人をスパイに仕立て、老人ホームに潜入させ「ミッション」を遂行する様子をカメラで追うというチリ産ドキュメンタリ。

ミッションは本物ということだが、カメラ班が堂々と老人ホーム内で撮影を
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とんび(2022年製作の映画)

3.3

どうせ若手監督なんじゃないかなと決め込み、期待感無しで見始めるも、独特のピリッとしないヌメヌメしたテイストの演出に改めてパッケージを見たら瀬々監督でしたよ・・・

なかなか苦手の監督で、癖のあるテーマ
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

ああっ・・すべてが一点に収斂・回収される落ちね。と納得できるかなと思ったが、どうもしっくりこない。
有村架純も実は神木同様の未来透視能力を持っていたというのはいいとしても、そして自らも含めその他乗客の
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ローマ法王になる日まで(2015年製作の映画)

3.7

現ローマ法王フランシスコの青年時代から法王になるまでの軌跡。
メインはアルゼンチン軍事独裁体制下において、青年フランシスコがどういったスタンスで非道な暴虐的弾圧を受けた人達に接していたか。
そして、数
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silence in TOKYO(2021年製作の映画)

1.2

パッケージの字が小っちゃすぎて、有名ミュージッシャン複数人による「コロナ戒厳令下の無人東京」をテーマとした一時間程度の映像楽曲集、MTVみたいなものかと勘違いしてしまった。

実際は一人のピアノ演奏家
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アルゴ(2012年製作の映画)

2.9

こういった敵国イランにおいて、アメリカ人外交官を国外救出するという実話ベースの映像作品を見ることができたのは大変良かった。

ただ、ハラハラ緊迫感を高めようとする演出はあざとすぎる印象を受け、かなり鼻
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.6

スパイクリー作品は実はあまり好印象という記憶はなかったので、さほど期待はなかったのだが、本作品には御見それいたしました。

第一に、黒人刑事が白人至上主義団体KKKに電話をかけて入会を申し込み、同僚の
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.8

ラスト、皇帝と奴隷剣士の決闘場面が記憶にあったので、てっきり全てを視聴済みかと思っていたが、オープニング場面からしばらくして全部は観てなかったんだと気付く。

のっけからきっちり計算づくで作りこまれて
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(ハル)(1996年製作の映画)

3.5

パソコン通信なんてやったことはないが、自由参加の掲示板ではなく、対面メール交換できるシステムだったみたい。
で、それを使った遠距離恋愛ストーリー。

なんだよ、そういう姉妹オチかよ・・・となった場面も
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

2.6

監督的にワクワク期待感があったのだが、ウーン正直期待外れ。

まずボクサー東出のパンチドランカーの匂わせが最初の方からあざとく最後の方までしつこい。
試合場面もリアル感と緊迫感が全く感じられない。
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母べえ(2007年製作の映画)

3.4

ははべえとずっと思い込んでいたら「かあべえ」だったよ・・・

視聴前は苦手な山田監督と吉永小百合の組み合わせなんて悪夢だなとずっとスルーしていたが、もしかしたら隠れ名作かも?という一縷の望みで見始める
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八月の鯨(1987年製作の映画)

3.2

もう40年近く前の作品。当時は確か話題になっていた記憶はあるが、見たかどうか記憶があやふや。
見始めてこれは見ていないやつと安堵。とはいえ、枯れ行く老人たちのお話であり、決して喜ばしさが生じるわけでは
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国境は燃えている(1965年製作の映画)

2.9

第二次大戦、ギリシャに攻め入ったイタリア。占領地の女から「従軍慰安婦」を募り(強制ではなく、個人データも取ってきちんと管理しているという設定)、慰安婦を必要としている部隊への運搬を命じられた中尉。
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ホームステイ ボクと僕の100日間(2018年製作の映画)

3.5

自殺した男子高校生が「蘇生」し、自殺に追い込まれるに至った理由を自ら辿っていくミステリーであり、思春期恋愛、家族愛ストーリー。
自殺は全部他人のせいと短絡的に思い込むが、実は・・・・

原作は知らない
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バグジー(1991年製作の映画)

1.2

ラスベガス巨大カジノの礎を築いたバグジーという簡単に人殺しを繰り返す暴力団に過ぎない男の生涯をある程度知りえた点は良かったが、映画としては酷く凡庸。
主役ウォーレン・ベイティが激昂する場面が緊張感や恐
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デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)

2.2

共にアイドルグループ出身の韓国女子と日本男子をメインとし、韓国人監督の下で作られた、見ていていたたまれない、こっぱずかしくなるような名古屋ご当地ムービー。

演技的に女子はまだましだったが、男子が・・
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THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~(2018年製作の映画)

3.1

中国内における香港と深圳をまたにかけたアイフォン密輸シンジケート。
友人との日本旅行の資金を貯めたいがために、その運び屋をやることになった高校生女子の余り幸福ではない顛末。

まずはこういったことが実
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.0

SNSを窓口とした性犯罪のとっかかりや手口を視聴する女の子らに啓蒙・教育するために、12歳少女に成りすましたタレントが実際にSNSで変態男とやり取りした様子を撮影したチェコ産ドキュメンタリ。

SNS
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(1961年製作の映画)

3.2

モノクロカラー「アントニオーニ愛の不毛」の中の一作とのこと。
しかし、個人的には不毛とは異なる「夫婦、それぞれの愛の再認識」というややポジティブな印象を受け、少なからず共振はできた。

ではあるけど、
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.8

バートンとデップの組み合わせなんてあまり気乗りしないけど「いい映画」ということもありうるだろうなんて見始めたが、のっけからバートン的ファンタジーワールド全開。しかも「黒いおちょくり」具合が微妙におかし>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.4

ノマド=遊牧民とは言うけれど、一族郎党を率いての砂漠のノマドと決定的に違うのは、アメリカのノマド(不定住射場生活季節・期間労働者)たちは孤独で侘し気な老人が多いということ・・・

そんな侘しさを払拭で
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

2.7

葬儀屋稼業に嫌気がさしたアメリカ青年が、逃避のために神学校生となるも、動機不純のため神学に打ち込めずそこからも逃避しようとするが、奇妙なめぐりあわせでローマバチカンの「エクソシスト養成講座」を受講する>>続きを読む

情事(1960年製作の映画)

2.2

さて・・アントニオーニが何を訴求したかったのかまるで分りませーん笑

よく言えばミステリーサスペンス。悪く言えば婚約者が死んだ可能性のある「失踪」という状況にありながら、翌日には婚約者の友人である女と
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.6

まぁー何だろね‥ウルトラロングなスペースオペラ「イメージビデオ」といった印象。
映画だけでも分かるといえば分かるが、予めある程度ストーリが理解できた上で、ムードを味わう映像作品ということかもしれない。
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