kogureawesomeさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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マルサの女(1987年製作の映画)

3.0

久しぶりに観た。
結構、覚えてるシーンが多いのに驚く。

お金を貯めるには、ポタポタ落ちてくる水をコップに並々いっぱいになるまで飲まずに、あふれてきたやつをなめると言うところとか、宮本信子が子供に電子
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.1

面白かった。けど
この映画は、おじさんだから楽しめるのかな。
10代や20代の人に聞いてみたい。

基本的にあんま深く考えず、観る映画。マンガやアニメに近い。もしくはイベントとか祭りに参加する感じ。時
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

死刑廃止国は144カ国
死刑が現在もある国は83カ国。
日本もそのうちの一つだ。

2020年の死刑執行数順位は1位が中国(3,000人以上)。
そして2位がイランだった(246人)。

冤罪で夫が死
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.0

ヴィットリオ・デ・シーカ監督の映画と言えば私は『自転車泥棒』しか観たことがなかった。(漫画家のつげ義春先生が好きな映画)
『自転車泥棒』のわびしい感じとは違うけれども切ない映画だった。
前半はややコメ
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女の中にいる他人(1966年製作の映画)

3.0

成瀬巳喜男監督の映画だが、2時間ドラマとか
松本清張の小説みたいなミステリー。
不倫のはずみで殺人を犯した夫。
その妻と、夫の親友(被害者の夫でもある)の話。

違和感もありながら最後まで観てしまう。
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牛泥棒(1943年製作の映画)

4.5

暗くて地味な西部劇。ほとんど女性は出てこない。(すごく不愉快な女性が出てくる、不愉快な男性はたくさん出てくる)
冤罪と私刑が題材だ。
緊張感が途切れることがなく、一時間ちょっとと短い映画だが、ズシンと
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はなしかわって(2011年製作の映画)

4.0

大好きなハル・ハートリーにもかかわらず見逃してた映画。

一時間に満たない短めの作品。

ほとんど事件的なことは起こらないけれど、最後まで観れてしまう不思議な映画。

天気の良い昼間に観たい感じの映画
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.5

おとぎ話のような映画。
センス・オブ・ワンダーな物語。
吹き替え版が嬉しい。
子どもの頃にテレビで映画を観ていた当時の気持ちに戻ったように楽しめた。

ノスタルジックなフランスのコメディ。

英題は『
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.0

とてもかわいい映画だった。
高校生の時に観たかったなと、思う。

『薄氷の殺人』のグイ・レンメイが眩しい。 


『台風クラブ』や『バタアシ金魚』『Love Letter』や侯孝賢、エドワード・ヤンの
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破戒(1962年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

市川雷蔵主演。
市川崑監督(屋根を上から見下ろす構図が市川崑らしい)。
ダブル市川。
白黒のコントラストが強い印象を残す宮川一夫のカメラ。

被差別部落問題を題材にしている。

感想。
苦悩する雷蔵の
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.0

体験型の映画。
娘の気持ちも痛いほど分かるし、
父の不安、混乱、恐怖も伝わってくる。
ちょっとこういう映画はあまり観た記憶がない。今も余韻が。

トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.5

村上春樹原作の日本映画なので、
『ドライブ・マイ・カー』と比較してしまうが、というのもナレーションは西島秀俊で、妻を喪う夫の話しで、サウンドトラックはピアノ曲という類似点がいくつもあるからだ。
妻が残
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

3.1

現代アートの世界で磁器の男性用小便器を横に倒し『泉』と名付けたマルセル・デュシャンや、演奏しない4分33秒間を『4分33秒』という曲名にしたジョン・ケージの作品に接したような気持ちになる。
観客が透明
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私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

3.0

構成としては3つに分かれている。
・部屋の中、私(シャンタル・アケルマン)だけがいる。
・ヒッチハイク、トラック運転手の彼と私。
・彼女の部屋、彼女と私は一晩を共にする。

モノクロでほとんど台詞なし
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ステラ・ダラス(1937年製作の映画)

3.1

コテコテでわかっていても泣いてしまうが、格差についても考えてしまう。

夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

2.9

眼鏡をかけている少年と太っている少年と、やせている少年の3人組。夏の神戸(阪神淡路大震災の前年公開)を舞台にした映画。少年達は、近所に住む老人が死ぬところを見ようとしていたが、そのおじいさんと言葉を交>>続きを読む

LETO -レト-(2018年製作の映画)

3.1

『トレインスポッティング』の選曲センスとミッシェル・ゴンドリーのドリーミーな遊び心と
『突然、炎のごとく』のような三角関係。

1980年代のソ連に、ロックが好きな人たちがいて、恋や青春があった。
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デュエル(1976年製作の映画)

4.6

月の娘と太陽の娘が魔法の石を巡って決闘するファンタジー?それに男が1人と、ホテルのフロントの女性、ダンスホールの踊り子が加わる。ジャック・リヴェット版セーラームーンか?特撮ヒロイン物みたいな世界観。>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

3.5

東京を舞台にしても良い内容だった。 
東京、世田谷区みたいな。
もしくは東京、中央線みたいな。
井の頭公園みたいな公園も出てくるし。
ソウルでも台北(エドワード・ヤンの『恋愛時代』をちょっと思い出した
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永遠の語らい(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前半は歴史の先生である母親と娘が、船🚢でフランスやイタリア、ギリシャ、トルコ、エジプトを観光しながら、歴史の話しをする。一緒に観光してる気分になる。
2001年歴史の旅。
後半はフランス語とイタリア語
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メリー・ゴー・ラウンド(1981年製作の映画)

3.0

アメリカ人の男は、フランスのホテルに恋人のエリザベスから呼びだされるが、ホテルのフロントにはエリザベスの妹、レオがいる。エリザベスはホテルに現れず、二人はエリザベスを探すことに。会うことが出来たエリザ>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.0

『CODA』が、この映画のリメイクということで見た。
同じことをやっているけれども、リメイクの方が確実に良くなっている。
もちろん、『CODA』と同じところで、涙が出てくる。
オリジナルは「地味だけれ
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.1

屋根と登り降り、二人乗り、待ち時間の映画。
ターコイズっぽい扉の色、壁の模様、エキストラのような鶏たち、骨🦴等も忘れがたい。
絵作りがキアロスタミ映画の中で一番洗練されているかも。

アネット(2021年製作の映画)

3.1

長回しでスタジオから路上に繰り出すオープニングに度肝抜かれた。
ホーリーモーターズの中で私が一番好きだった
インタールードの豪華版のよう。

還暦を超えたレオス・カラックス本人が出てくるのも胸熱。何し
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ボンベイ(1995年製作の映画)

3.8

歌が唐突に始まると時間とか距離が関係ないかのように人が立っていたり、歌ったり踊ったりしている。
リアリズムとは別の法則があるのでは無いかと想像してしまう。例えば浮世絵みたいに風景や仕草、髪型、化粧、着
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

5.0

字幕版では無く、吹き替え版に思い入れのある洋画が何本かあるが、コレはその筆頭。

羽佐間道夫がチャールズ・グローディンの吹き替えを演っていて、どこからがアドリブだろうと想像してしまう。

「チョリソー
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

泣いた。これから観に行く人はハンカチ必須。

聴覚障害者の両親と兄をもつ10代のコーダの少女。
家族の中で唯一耳の聴こえる彼女には歌の才能があった。
この映画、実際に耳の不自由な俳優達がろうあ者を演じ
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早春(1956年製作の映画)

5.0

暗い小津映画の一本でテーマ曲も、もの悲しくて今の自分の気持ちにあう。

小料理屋の個室で岸 惠子が、池部良の前にある瓶ビールを脇にのけて手を広げるシーンに、ドキドキする。

母娘を演じた浦辺粂子と淡島
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

4.6

感情移入するタイプの映画じゃないので、観る人を選びますが

構図、リズム、俳優の顔、服、車、色、ほんのちょっぴりの音楽、どれもが好みでした。
手元を画面の中心に置く特徴、感情を表には出さない表現、人物
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.0

冒頭の銀行強盗のシーンと、

中盤のジョーカーとバッドマンのカーチェイス、

ジョーカーがパトカーから半身を乗り出してるシーン、

ジョーカーが病院を爆破するシーンがとても好きで

テレビでやってると
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吸血鬼(1932年製作の映画)

5.0

川辺で大きな虫あみのようなものを持って歩いているスーツ姿の主人公。
天使がラッパを吹いている風向計にも魔除けにも見えるシルエット。
ひなびたホテルにたどり着く。
死神が持っているような大鎌を持って鐘を
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.6


1話目
タクシーの中での女性二人の会話。延々と続く恋バナ。濱口監督は人をよく見て、観察したことを記憶しているのではないかと思ってしまう。

この話は古川琴音が、元カレと話すシーンが、自分なら心がとて
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クローズ・アップ(1990年製作の映画)

5.0

久しぶりに観た。

大好きなキアロスタミ監督作品。

実際にあった映画監督のふりをした事件を、当事者たちが本人役で再現する部分と、ドキュメンタリー部分がミックスされた映画。
ドキュメンタリーとフィクシ
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反撥(1964年製作の映画)

2.9

すごい久しぶりに観た。

不安感が続くナーバス系ホラー。
カトリーヌ・ドヌーヴがメンタルに抱えている
ものがあると思われる主役。
姉と姉の彼氏が入り浸る部屋の中は息苦しさと鬱陶しさを感じる。
ドローン
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