koichiiwasawaさんの映画レビュー・感想・評価

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

宮崎駿の最高傑作ではないけど、たしかに集大成。

「宮崎駿はこう生きた」、そしてこれを見ている「君はどう生きるのか」を問う作品。

千と千尋的、もののけ姫的、ハウル的、トトロ的、ラピュタ的、ナウシカ的
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンは泣けてきました。

自分の人生のあこがれだったインディ・ジョーンズ、ハリソン・フォードの雄姿がこれで見納め(最終作とは銘打たれていないものの、ラストでしょう。。。)かと思うと感無量。最後
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

あの伝説的映画「トップガン」(1986)の続編として、トム・クルーズとして、2020年代の作品として、80年代にオンタイムで見た世代にも、古典として見た人々にも求められることを、丁寧に、慎重に、大胆に>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

心病み悩ましいキレる駆け出しバットマンによるノワール探偵アクション映画。

暗くて、テンポもゆっくり、しかも3時間の長尺映画で見る人を選ぶけど、これは名作シリーズに化ける予感あり。見ておきたいです。
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.0

37年前の初代ゴーストバスターズのノリで作ったゴーストバスターズファンへのプレゼント。音楽も、キャラも、プロットも、いろいろと思い出させてくれる、ありがたい作品。

いろんなテキトーさが、1984年の
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.5

ウソやホントを越えて、規範の歪みで真実が見えない人間のおろかしさを、才人たちその才を持ち寄って練り上げた逸品。

監督のリドリー・スコット。脚本兼出演のマット・デイモンとベン・アフレック。本当にいい仕
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

マトリックスシリーズを懐かしみ思い出し時の流れをしみじみ感じるための、ファンムービー。斬新さで売った前3部作。今作に感じることはノスタルジー。中高年が動き愛し合う姿がまぶしいです。オワコンへを慈しみ愛>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.5

日本人が見たら必ず突っ込みたくなるあのテキトーな日本語シャウトは、どういう狙いなのか、いい加減さなのか。あいかわらず、どこまで冗談なのか、真剣なのかがわからないテイスト。

ここが変だよ、を探しては、
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

2.5

1作目よりこっちの方が好きです。3作目につなげる気まんまんで、かなり頑張った作品だと思います。

前から気づいてましたが、キアヌ・リーブス、運動神経、微妙な気がしてます。ぎこちないし、のろいし、不器用
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.5

殺しの天才というより、自分を殺す能力のない人間とだけ遭遇する天才、ジョン・ウィック。

財力や人脈を使えば、ジョンを殺す機会や手段なんてありあまるほどあるけど、誰もそれをしないしできないことにいら立だ
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.0

RPGゲーム風スチームパンクSF映画。

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソンが関わっているので、ファンタジー風味でもあります。

プレイ時間40時間以上の大作RPGゲームをぎゅ
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.8

たしかにシリーズ最高傑作かもしれないです。

というか、そういうしっかりとした作りです。没頭して最後まで見てしまいました。

佐藤健の剣心ではなく、抜刀斎との演じ分けがすばらしかったことに加えて、やは
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.0

日本映画の枠を超えたアクションレベルですね。

早回し(コマ送り)ではありますが、ワイヤーアクションを使った見せ方、ひとつの手法を確立した気がします。

武井咲、相変わらず可憐ですが、前作までと比べる
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

もう一回みたいです。

最初の方は眠気と戦ってしまいました。でも、眠気がなかったら、もっと印象に残ったはずです。

これは複数回みて、その映像や音楽、衣装やセットのディテールに酔う映画だと思います。
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

No Time To Die(死んでるひまはない)

ダニエル・ボンドの有終の美、忘れないです。

ヴェスパーからマドレーヌへ、ジェームスの愛の引継ぎも完遂。青い目も。

世界を救うようなグローバルや
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

1.5

よく言えば、大量の高速ゾンビが新鮮。

ゾンビものはジョージ・ロメロ作品から「ウォーキング・デッド」まで一応目を通してますが、今作のゾンビ感に一番近かったのは、ゲームの「ラスト・オブ・アス」シリーズの
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複製された男(2013年製作の映画)

3.0

初見で謎を解くためには脳力が試される、という映画のうたい文句を知らずに初見して、結局最後まで謎ときをしてもらえずに放置されてしまいました。

いわゆる解説を読んで味変ムービーですが、解説を読み漁って、
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オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

3.0

トム・クルーズ主演「バニラ・スカイ」の元ネタとは知りつつ、
いまさらオリジナルを鑑賞。

性愛の限界、
現実の限界、
技術の限界、
いろんな限界に翻弄される人の精神力の限界を、
巧みに描いている気がし
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

中二(=14歳)病の大礼賛!

さようなら、すべてのエヴァンゲリオン。

ありがとう、四半世紀にわたる素敵な謎かけと答え合わせ。

おかげでアニメ版、旧劇場版、新劇場版に加えて、マンガ版も読む必然性を
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

2.0

資本主義や消費社会への警鐘、みたいな堅い話は抜きです。ジョン・カーペンター監督が、低予算を逆手にとって、有名な5分におよぶ(ムダに長い)格闘(プロレス)シーンを入念なリハーサルをして撮って、本編(ディ>>続きを読む

イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

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SFとホラーが、相乗よりも相殺してる気がしますが、あまり出てこない海王星を選ぶところ、好きです。「事象の地平線(イベント・ホライズン)」の方が天文事象としてインパクトが強くて、海王星が脇役。海王星であ>>続きを読む

クロノス(1992年製作の映画)

2.5

ジョジョ(マンガ)の石仮面の元ネタ(か?)。永遠の生の醜さを描く。かといって、限りある生の美しさを特に強調せずに説教くさくしないところが、デル・トロのバランス感覚でしょうか。スパニッシュ映画好きとして>>続きを読む

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