KojiYamanakaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

KojiYamanaka

KojiYamanaka

映画(99)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

5.0

夫婦の距離感がたまらなくいとおしい。木村多江の鼻水をリリーフランキーがかんであげるシーンなんて、鼻水でこんなに胸をうつ映画ほかにないですよ。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

自分が本当にしたいことはなんなのか…。偏差値やIQが高いからといって、その問いに答えられるとは限らない。

自分の本当にしたいことを探し当てるためには、それまで知らなかった自分を気づかせてくれる誰かの
>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.0

観終わったとき、大切な人を抱きしめたくなる映画。

エーリッヒ・フロムは、愛するということも技術であるといった。愛する技術は、現代の多くの日本人が問題を抱える点でもある。特に愛する技術にたいする手がか
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

もうね、アン・ハサウェイのきれいさ、もっといえば彼女のファッションのスマート&キュートさだけでも、「ごちそうさまでした!」ってなります。

しかし男として憧れるのはデニーロ。まるで信長の草履とりをした
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

ゴジラという生きものは、ほんとうに羽田沖にひそんでるんだ。いや、ひょっとしたらこの新宿のビル群の裏に、もういたりして…。なんて妄想が、あまりにリアルな映画だったから観終わったあとにふくらんで、しばらく>>続きを読む

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.0

【”演技”が人間を変えていく】
60年代のインドネシアで密かに行われた100万人規模の大虐殺。その加害者に、当時の殺害の様子を再現(アクト)させたドキュメンタリー。

ある種の社会実験的な設定が、登場
>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

大人になると、自分の天井にあるシミが見えるようになるといいます。自分の限界が分かってしまうという、ネガティブなニュアンスで使われるこの言葉。だけども、天井が見えない、いや、見て見ぬ振りをし続けるという>>続きを読む

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

4.0

クドカンの、この”めちゃくちゃ金かけて文化祭やってる感”、好きだなぁ。くだらないことを徹底的に貫いてるかんじ。

大企業の資本が入って、豪華なキャスト集めて、くだらないことをやるって、本当に評価されて
>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.0

映画を鑑賞するうえで、登場人物に感情移入できるかはすごく重要。

で、僕はこの映画の主人公には感情移入できませんでした。

音楽って、こんなつらい思いをしてまでやるものなのか。特にジャズというジャンル
>>続きを読む

ロッキー(1976年製作の映画)

5.0

だめだ、何度見ても泣いてしまう…。

男には(と、あえて古臭いことを言わせてもらえば)、やらなきゃいけないときがある。「あいつはどうしようもないアンダードッグだぜ」と周りに嘲笑されたとき。いや、「俺っ
>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.7

でかい敵をやっつける、単なる勧善懲悪ものならありふれた映画。

でもspotlightはちょっと一線を画していて、ジャーナリストたちが敵を追い詰めていくうちに、「あれ?おれたちも悪くない?」って気付く
>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

4.0

スタローンの代表作のひとつ『ランボー』シリーズの一作目。


一言でいうなら、戦争を忘れようとする社会と、戦争のなかに生き続けざるを得ない個人の戦いのものがたり。なによりの悲劇は、ランボーをはじめ兵士
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

「火星にひとりぼっち」なんて設定にしちゃって、おもしろいわけないだろう!

という想像をかるーく越えてくれました。面白い!

ハラハラ系なんだけど、主人公のテンションを含め終始ポジティブな雰囲気なんで
>>続きを読む

ドラゴン・ブレイド(2014年製作の映画)

2.5

うーん、ストーリー、アクション、そしてエンドロールのNG集まで、なにひとつ面白いところがなかった。

ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

4.0

等身大のヤクザの姿を追ったドキュメンタリー。どこかおちゃめで、ちょっとこわくて、悩んでいて。その姿は僕らと変わらない人間そのもの。

なのに、次第にあきらかになってくるのは、彼らはいちじるしく人権が制
>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

うーん、ちょっと話に入り込めなかった。

そもそもなぜ死んだはずの息子が母のもとにあらわれたのかが「?」。母があの世に近づいたから見えるようになったのかな?とにかく、いきなり出てきたものだから、そもそ
>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

終盤の怒涛の伏線回収。怒涛すぎて頭がついてかないところはあったけど、謎解きの楽しさはあります。

明日の記憶(2005年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

渡辺謙さんの演技が素晴らしく、リアリティーがあるぶん、「感動押し」と呼べるような演出で「あ、なんだこれフィクションだったわ」と我に返されるのがざんねんでした。

たとえば、ラストで陶芸の先生と器を焼く
>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

高校生くらいにとき、よくあるじゃないですか。ヤンキーが猫に優しくしてるのを見かけて、なんだあいついいやつなんだ、って思うこと。

最初のイメージがわるいから、ちょっといいことするとすっごいいいやつに見
>>続きを読む

シーズンズ 2万年の地球旅行(2015年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん、なんというか、「学校の教材」感がぬぐえないな。

それがフィクションであろうと、ドキュメンタリーであろうと、映画には因果関係で結ばれたプロットがある。

この映画も生命の繁栄→人間の隆盛→動植
>>続きを読む

学校(1993年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

たんなるお涙ちょうだい映画なら、先生に学校を去らせればいいはず。「先生、いかないで!」と。

でもそうしなかったのは、この映画は登場人物ひとりひとりの物語だからだろう。社会とどこかなじめないひとりひと
>>続きを読む

|<