Kojoさんの映画レビュー・感想・評価

Kojo

Kojo

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.0

面白い構成だけど、話の運び方がかなり強引で雑に感じちゃった。。。
そんな1度機転を効かせるだけで解決できる問題だったの?笑

それぞれの住まい(セット)が登場人物の性格を丁寧に説明してくれてたのはよか
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彼女はひとり(2018年製作の映画)

3.0

幸せになれなくてもいい。せめてひとりでなく誰かと一緒に堕ちていきたい、という主人公の苦しみや葛藤をしっかり脚本に落とし込んでると思う。
まとめきれてるか?と聞かれるとまとめきれてないように感じるけど、
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.5

欠陥ばかりあるキャラクター作りが相変わらず上手い。
実際の人間ってこんなもんだよねって妙に納得してしまう。

今泉力哉、ネコ登場率高すぎる。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

ビビリなのにまた4DXで観てしまい、座席揺れるわ背中蹴られるわ首筋に風吹くわでちょっと泣きそうになったけど最高でした!!!

4DXを置いておいても、雄大な砂漠の中に突然異物が現れたり、兆候無く銃撃戦
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

「忘れる」って人間のすごい機能だよなと思う。忘れたくない事を忘れてしまうのは時に切ないけれど、辛い記憶を忘れられるって便利だなって思ったり。人間ってどこまでも都合が良い生き物だね。。

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.0

ただハートフルなだけでなく、意味深なシーンや子供ながらの幻想?イマジナリーフレンド?が出てきたり、つい考察に走ってしまうシーンが結構あって面白かった。

小学生にして既に達観してるキクリンと、精神年齢
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

予備知識無しで見ると前半は窪田正孝と安藤サクラを中心とした群青劇映画のように感じる。
けど途中でこの物語の主人公は誰なのかと考えた時に、一気に視野が広がる瞬間があり、この映画は単なるミステリーではなく
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

4.0

おとり捜査がメインと思いきや高校生活を満喫するシーンだらけ。事情は違えどプロムに参加できなかった2人が7年の時を経て青春を取り戻していく様子が終始愛おしい。
ギャグと感動を間髪入れず差し込んでくるけど
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.5

本格的アクションと馬鹿げたB級感のバランスが絶妙〜〜!
KとJのキャラクターに深掘りしていけばもっと涙を誘うような感動的な作りになりそうだけど、それをしないのもまたカラッとしてて良い。

処刑人(1999年製作の映画)

4.0

厨二病の血が騒ぐ映画!!!
祈りながら銃の引き金引くのしびれるー!!!
主役ふたりのビジュが良いので横並びで戦ってるだけで画が持ってしまう。

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.5

広島の素朴でのどかな空気感に騙されそうになるけど、あみ子の言動が誰かを笑顔にしたり喜ばせるシーンがとことん無くて、終始しんどい映画だなと思ってしまった。

少なからず自分も同じようにして誰かを困らせた
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.5

自由の羽をもがれた女性達の快進撃!
お人好しで狭い世界で生きてきたテルマが、ある時を境にまるで翼が生えたかのように駆け回るのが本当に良くてなんだか涙ぐんでしまう。

ルイーズがレイプ犯を銃で撃ちのめし
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.0

気に入らない事があると怒鳴ったり破壊しらりする癇癪持ちの主人公に終始ハラハライライラが止まらないのだけど、恋にまっすぐな姿勢だけは見習いたい。
暴力を持ってして立場の弱い人間を搾取する人達が思わずひよ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

こんな美しい友情にフォーカスした映画を作ってくれてありがとう...美しいものを見た後の心の充実感すごい。でもどこかほろ苦く寂しい気持ちもはらんでいて繊細な映画。

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.0

小さい頃にテレビか何かで見た事に途中で気づいた。
うわ〜ここ覚えてる!っていう印象的なシーンが多くて、哀しさと優しさと懐かしさと、色んな意味でホロリしてしまった。名作だったんだな。

エリック、毒親に
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ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.5

棒を持って歩く2人が印象的で、ポスターになってもいいくらい素敵だった。

病院めっちゃ綺麗だしジャンキーな自販機あるしプールあるし、環境整っててすごいね?
こんな病院本当にあるの...?

コール・ス
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

女性ならではの卑劣なナワバリバトル!
誰が正しい、正しくない、じゃない。誰もが欲深くて哀れで、でも人間らしくてピュアで愛おしい部分がある。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

純真無垢な魂が外界の荒波に揉まれ、知見を得ながら逞しく強い女性へと成長していく。
その過程で残酷な現実に打ちのめされたり、知らぬが仏だったあの頃に思いを馳せる瞬間も訪れる。なんとなく「アルジャーノンに
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

残酷な運命を辿る若者たちの、壮絶な遭難体験。ショッキングな始まりだけでなく、途中で追い討ちを掛けるようなシーンも多い。生死を分つ基準なんてもはやどこにも存在しない。

天災や事故で準備なく亡くなってい
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.5

閉鎖的で、自分の味方はその空間を共有できる子達しか居なくて、その子達と一緒に羽ばたく事も出来るし、ひとりが死ねば一緒に手を繋いで全員で死ねるような、鬱々としてるけど美しい世界観。

あーなんか既視感あ
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

3.0

コミカルすぎて軽くて作り物っぽくなりそうなところを、ちゃんと繊細なシーンも散りばめてて抑え込んでる。しっかり笑えてしっかり泣ける。
今見ると役者が豪華すぎてびっくりしてる...

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.0

すごい。ただの親子の愛情映画だけでなくバディムービーとしても楽しめる。
過去と未来がシンクロする映画たくさんあるけど、この映画の構成は綺麗過ぎて満点💯

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.5

あ、退屈かも...と、呼吸するのを忘れるくらい見入ってしまう瞬間が繰り返されてすごい新感覚だった。暴走したハル(AI)とのやり取りに心打たれた。

ファイナルファンタジー8がこの作品に影響を受けて所々
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.5

主役の夫妻含め、どのキャラクターも信用できないような演出多めで、心が休まらない!
子供たちすらも、育った環境がゆえに変に達観していて不気味さがチラついた。

横アングルのカメラワークが凄く効いてて好き
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

ポップで毒々しい世界観の先駆けティムバートン!2005年前後ってきゃりーぱみゅぱみゅとかTommyheavernly6とか日本でもああいうコンセプトの楽曲流行ったよね。
カルディとかにウォンカチョコ買
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

ここまでサイコにポップに描けるのすごいな。軽快な音楽に合わせて殺す描写するの、本当に気味悪いけど見れちゃうんだよな...。
秘密を共有する夫婦は強い。

バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

打ち合わせとかでよく「バーレスクみたいな感じの...」とか例に出されるくらい、目に焼き付けいて離れないくらい素晴らしく統一性のある世界観。

ゴージャスでセクシーで、演者たちがプライドを持っている品の
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

たまたま自分の心境と相まってめちゃくちゃ感動してしまった〜〜!

若きウィリーの、邪悪な感情に染まることのない澄み切った心がよ、、まぶしくてよ、、
「若いって良いね」って昔散々言われた自分が、そう思う
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

オープニングがとってもフィンチャー!
仕事に失敗したのは主人公の方なのに、理不尽な報復をし続けるのがなんとも人間くさくて不完全で好き笑

吹き替えで見ちゃったからニュアンスつかめなかったかもしれないけ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

実力派揃いの演者たち&部長がマキタスポーツときたらコント臭がプンプンしたんですけど、思いの外目頭熱くなる展開がありました。
自分の成功を優先する主人公と、他人のためにしか頑張れない部長。2人の心の変動
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

火と水、分かりやすいフォルムにしてくれてるけど、誰の環境にも当てはめる事ができるのが凄いなと。
木炭をぎゅーっと潰したお菓子を作ったり、海辺にカラフルな鉱石が生えてたり、いつも見た事ない表現を生み出す
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激突!(1971年製作の映画)

3.5

理不尽な仕打ちに耐えられないタイプなので、冒頭からトラック運転手に対してブチギレそうだった。
顔が見えない演出が良いしトンネルの先で待ち伏せしてるトラックが顔に見えてキモかった。

フォーン・ブース(2002年製作の映画)

4.0

かなり好き!!!
80分という短い時間の中で起承転結がコンパクトにまとまってて良い。
ほぼ80分間公衆電話。ここまで場所移動しない主人公初めて見たかも。
犯人の声質がクレバーな感じ出てて良かった。

3-4x10月(1990年製作の映画)

3.5

喋らない主人公と喋らないヒロイン!
北野武映画、物語を次に進めるためのコマキャラみたいなのが居なくて、その場その場の面白さ、ヘンテコさみたいなのを重要視してる気がして良い。どうなるか分かっちゃう展開っ
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

北野武って立ってるだけで画になる役者だったんだな。
ガニ股な歩き方からしてもう面白い。
「虚無を」描くのがうますぎるし、その中にアクセントとして笑いが入ってるのも秀逸。怒鳴り散らしたり殴ったりするのっ
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.5

とても寡黙な主人公で静かに、でも激しく青が波打つような物語だった。
とにかく青が美しい。それとフランス映画ってなんでこんな心地良いのか。凛とした風合いが邦画と似ている気がする。
主人公に感情移入し辛い
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