こかだじぇいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

こかだじぇい

こかだじぇい

映画(373)
ドラマ(21)
アニメ(0)

未来の想い出 Last Christmas(1992年製作の映画)

2.5

宇多丸、水道橋博士が絶賛しているので見てみたのだが、自分にはあわない映画だった。
藤子F先生原作、森田芳光監督による、女性二人が主人公のループもの作品。81年から91年の間のくりかえし。
かなりバブリ
>>続きを読む

(ハル)(1996年製作の映画)

2.9

森田芳光がパソコン通信の世界で描いた「純愛映画」。
世評ほど、いい出来の映画とは、思えなかった。
ハルと、ホシが、どうしてそんなに意気投合したのか、わからない。
二人の電子メールの書きぶりも、いい大人
>>続きを読む

ミートキュート 最高の日を何度でも(2022年製作の映画)

4.4

同じ一日が繰り返される「ループ物」の映画だが。
ループしているのが、カップルの女性側というのが、新しい要素。
ストーカー女性主人公が好演で、ストーカーだが共感できる人物として描かれている。

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.2

大学の女子アカペラ・チームを描いた作品。『グリー』のような個性的なチーム構成なのだが、DJタイプの主人公をはじめとしてキャラクターの描写が浅い。
アカペラ大会での対戦シーンが多数あるのだが。主人公チー
>>続きを読む

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

2.3

エドワード・ヤンの遺作。会話シーンにロングが多く、映像は凝っているが。
2組の家族を描く、ホームドラマ、恋愛映画で。上映時間が3時近くあるのに、ストーリーがあまりにも退屈。

の・ようなもの(1981年製作の映画)

1.0

見逃していた映画で、初見。
80年代的な軽薄さとワルノリの過剰なかたまりで、こちらに苦痛を強いる。見続けることができず、スキップさせてなんとか終わらせた。
井の頭公園でボートを漕ぐ場面で、別の場所の動
>>続きを読む

セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.6

ザ・ロックと、アフリカ系コメディアンのケヴィン・ハートとの、バディ物のアクションコメディ。
ストーリーは破綻しまくっているのだが、ザ・ロックの出たらめ過ぎる言動に、ハートがあきれて切れる、という流れの
>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

2.8

ヨーロッパ企画は好きな劇団だが、この映画は退屈だった。
タイムテレビを利用したドタバタ話が、映画としての面白さにつながっていない。技術的にはものすごく凝って作ってはあるのだが…。
朝倉あきのヒロインの
>>続きを読む

ブラック・シーザー(1973年製作の映画)

3.0

ラリー・コーエン脚本・監督の、ブラックスプロイテーション映画。
副題は「ゴッドファーザー・オブ・ハーレム!」。
ジェームズ・ブラウンが歌う曲が、主人公の心情を説明していて、ここまでそれが露骨な映画は珍
>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

1986年公開の、アキ・カウリスマキの長編第三作。三作目にして、カウリスマキ的な作風が確立している。
ゴミ収集人のマッティ・ペロンパーと、スーパーのレジ係のカティ・オウティネンとの、ストレートな恋愛劇
>>続きを読む

カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

2.5

1985年公開の、アキ・カウリスマキ監督の第二作。カウリスマキ的な作風にまだなっておらず、序盤・中盤は、ありがちな前衛的な風刺劇であり、退屈で苦痛。
終盤は、メインキャラの15人の「フランク」が、のち
>>続きを読む

曲がれ!スプーン(2009年製作の映画)

1.0

劇団ヨーロッパ企画の2000年初演の作品を、2009年に映画化したもの。
「エスパーの男たちが協力して、クリスマス・イブに、ひとりの女性の子供のころからの夢をかなえる」って、あまりにも幼稚すぎる…。ジ
>>続きを読む

アンノウン(2011年製作の映画)

3.8

ベルリン訪問中に、交通事故で記憶喪失になったアメリカの植物学者が主人公のスリラー。ヒッチコック的な初期設定だが、途中から、フィリップ・K・ディック的な展開をする。
結末で「自分の真の目的」が悪だと知り
>>続きを読む

海賊じいちゃんの贈りもの(2014年製作の映画)

3.8

海賊の子孫を自称するおじいちゃんがひとり住む、スコットランドの実家に、息子たちや孫たち、一族が終結。
75歳の誕生日のため、大パーティが行われる予定だったが。おじいちゃんは突然なくなることで、家族たち
>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

日本の人工的な推理小説を、ハリウッドが映画化することで。さらに不自然で人工的な世界が造形されている。怪しい「ニセモノ日本」としては、史上最高で、今後もこれをこえる世界が描かれることはないでしょう。

最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

4.0

フランスの中部の田舎町。ブルジョワ夫婦の娘4人が、それぞれ、異教徒・異人種と結婚するというコメディ。
コテコテの異文化ギャグが大量に入っているが。演じているのが、演技派俳優やコメディアンたちなので、終
>>続きを読む

やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

自殺したい青年が、自分を殺してくれるよう殺し屋に依頼するが、境遇が改善して死にたくなくなり。「殺し」を取り消ししたいのに、取り消せないという。有名な物語原型の一つを選択している作品。
キャラクターの描
>>続きを読む

桃さんのしあわせ(2011年製作の映画)

1.1

アンディ・ラウ主演。アン・ホイ監督。
香港で60年以上、同じ家族につかえた家政婦が、老いて、老人ホームに入る。一家はアメリカに移住しており、ラウ演じる若主人のみが、彼女に会いに来る。
偽善的な感じの映
>>続きを読む

空中ぶらんこ(1956年製作の映画)

3.1

スター3名による、サーカスの空中ぶらんこでの、男ふたりに女ひとりの三角関係を描いた映画。

世界にひとつのロマンティック(2015年製作の映画)

2.2

新人政治家のジェイク・ギレンホールが。地元の選挙区では「なんでもやれますよ」といばっているが。ワシントンに行くと、「上の人に命令されてるだけで、自分の力では何ひとつできないんですよ」と、嘆き節モードな>>続きを読む

サーカスの世界(1964年製作の映画)

3.5

サーカスの世界を舞台にした劇映画。実際の人たちが演じている、冒頭のサーカスの名場面は、これまでに自分がみたことがないほどの、豪華で奇想天外な構成。馬の動きがすごいし、空中ブランコも大人数でやっている。>>続きを読む