こかだじぇいさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

こかだじぇい

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ごろつき(1968年製作の映画)

2.8

高倉健と菅原文太、キックボクサーにあこがれて、九州の炭鉱町から上京するのだが。なぜか、悪い暴力団と、正義の「流し」の一家の対立にまきこまれる。

我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

4.5

第二次大戦後のアメリカ。
同じ輸送機に乗り合わせた3人の服役軍人たちだ、おなじ町にもどる。心の傷(PTSD)に苦しみ、もがき。克服とまではいかないが、戦後社会でなんとか生きていく。
2時間50分の大作
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バックマン家の人々(1989年製作の映画)

4.4

『花嫁のパパ』とつづけて、スティーヴ・マーティンが父親役のファミリー・ムービーを見たが。子供が小さく、奇想天外ではじけた父親役を演じられるこの映画は、相当に面白かった。子供たちの前で、カウボーイ姿で馬>>続きを読む

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

2.8

猫の画家としての有名なルイス・ウェインの人生を描く映画だが。
こちらの想定よりかなり退屈。劇的な人生なのだから、もう少し、面白そうに撮れると思うんだが。

我が心の香港 映画監督アン・ホイ/映画をつづける(2020年製作の映画)

2.5

長年、香港映画界をひきいてきた女性監督アン・ホイのドキュメンタリー映画。
当時の心境や苦労を、本人が振り返り、また、他の香港映画のスタッフが語っているのだが。
「この映画はこのように工夫して撮った」と
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アップサイド・ダウン:クリエイションレコーズ・ストーリー(2010年製作の映画)

3.0

クリエイションレコーズてしらなかったが。83年創設ということは、ナゴム・レコードみたいな感じのレーベルだったのかな。
自分は知らないミュージシャンばかりで、さすがに観るのが辛かった。

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

1.5

世界の辺境的な、独特の映像をとらえたドキュメンタリー映画だが。
監督の松浦弥太郎氏の、自己愛が強すぎる、ポエジーなナレーションが、すべてをだいなしにする。

霧の波止場(1938年製作の映画)

3.3

放送大学の野崎歓解説の番組で見た1938年公開の映画。野崎歓によると「詩的リアリズム」の一作とのこと。監督マルセル・カルネ、脚本ジャック・プレヴェールは、のちの「天城桟敷の人々」のコンビ。
ベトナムで
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.5

ジュゼッペ・トルナトーレの脚本・監督作品。
孤独な男女の触れ合いを、くさいぐらいのハートウォーミングさで描いていたが。(女性を描いた肖像画が壁にびっしりと飾られた部屋がすごい)
結末があまりにも唐突で
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スプリング・ブレイクダウン(2009年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

いけてない女子大学生3人と、いけてないアラフォー女4人組が。自分たちを変えるため。春休みの、キラキラしている若者でいっぱいのテキサスのリゾート地に向かい。
コメディ作品だが、ほとんど、笑えるところもな
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魔界世紀ハリウッド(1994年製作の映画)

4.3

脚本家が同じジョセフ・ドハーティの、91年の「SFXハードボイルド ラブクラフト」の続編らしい。P・K・ディック的なSFコメディで、皮肉が利いた佳作。
魔法が支配する架空の50年代のハリウッドが舞台。
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スタン・リー(2023年製作の映画)

3.0

マーベル・コミックの歴史について、かなりの程度、知識がある人向けのインタビュー・ドキュメンタリー。
私のように、アニメ化作品や映画化作品でしかマーベルを知らない人では、少しついていけない内容であった。
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花嫁のパパ(1991年製作の映画)

3.5

スティーヴ・マーティンとダイアン・キートンが、娘を嫁がせる夫婦役を演じる映画。スティーヴ・マーティンは普段のコメディアン演技をほぼ封印して、「愛する娘を失う」父親の悲哀をリアルに演じて泣かせる。
本来
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希望のかなた(2017年製作の映画)

2.5

2017年発表のアキ・カウリスマキの引退予定の作品。
イランからのフィンランドへの難民を主人公にして、社会の底辺にいる人たちを描く作風はかわらないが。映画的リアリズムを否定して、演技なし演出なしのよう
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彼女はパートタイムトラベラー(2012年製作の映画)

5.0

これはSFではないとレビューを書かれている方が多いが、「孤独な魂のふれあい」を描いた本作も、SFの一種の神髄でもあるのです。シオドア・スタージョン的な世界観。
見逃していましたが、生涯オールタイム・ベ
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トリックマスター(1999年製作の映画)

1.5

「少林サッカー」の2年前の映画。エロ、グロ、不細工など、ギャグ満載だが。あまりに幼稚すぎて、これは笑えない。詐欺師役のチャウ・シンチ―は主役でなく。主役で刑事役の人が、面白くないのだ。

はりぼて(2020年製作の映画)

4.2

富山市に、「チューリップテレビ」という空気を読まない新しい報道局ができて、21世紀のこの世の中に、政治家たちが昭和的な政治資金の使い方をしていたことが報道された。調べれば、日本中で同じような状況が発見>>続きを読む

スティーブ・マーティンの 四つ数えろ(1982年製作の映画)

3.4

カール・ライナー監督の1982年作品。むかしのハリウッド映画の様々なシーンを混ぜながら、やはり50年代を舞台としたスティーブ・マーティンの探偵役がドタバタする(この映画の中で、いったい何回、気絶してい>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.3

67年のベルイマン監督作品。失語症になった舞台女優と、彼女の面倒を看る女性看護師。ほぼふたりしか登場しない、どこまで幻覚でどこまで現実か、わからない内面劇。看護婦役のビビ・アンデショーンの体あたり的な>>続きを読む

聖メリーの鐘(1945年製作の映画)

2.8

『我が道を往く』の続編ということだが。
「心あたたまるお話」のわりには、主役の聖メリー教会に赴任してきた神父役のビング・クロスビーが、たいして活躍もせず。共感できるキャラクターに描かれていないため、満
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ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男(2006年製作の映画)

4.5

奇想天外なストーリーだが、実話。
伝説的な大富豪ハワード・ヒューズの自伝の執筆許可を得たと偽をついて、偽の自伝を書いた作家クリフォード・アーヴィングの、体験を描いた小説の映画化。
アーヴィングが、年下
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.8

ニュージーランドで、古い屋敷で同居してくらす長命のヴァンパイアたちのドタバタで、ヴァンパイアもののパロディになっている。ゾンビや魔女とは仲がいいようだが、狼男とは対立している。主演もしているタイカ・ワ>>続きを読む

イン・ハー・シューズ(2005年製作の映画)

3.9

東海岸に住む、ユダヤ系の30代の独身姉妹。真面目で堅物の姉と、虚言壁で盗癖がある妹。ふたりの成長を描く。
キャメロン・ディアスが演じる妹娘は、親族の家でもれなく金は盗むは、仕事はかたっぱしからやめてし
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