想田監督の「観察映画」にしては、残念ながら、攻めの姿勢が少なく感じた。芳子さんの長年の親友の方の出演場面がよかった。
ブールヴィルがペンキ屋を、ルイ・ド・フュネスが指揮者を演じる、戦争コメディ。自分は、ルイ・ド・フュネスは大好きなんだが、ブールヴィルが好きじゃない。映画を邪魔しているとすら感じる。
ジョン・トラボルタが、知的障碍者気味の、映画スターのストーカーを演じる作品。
スターの家に一人で入り込んで、あれもしたい、これもしたいと、ワクワク状態になっているシーンが、可愛かった。
原題は、Broadway Melody of 1936。
MGMは、エレノア・パウエル主役で、Broadway Melody of 19?? というミュージカルシリーズを作っていたようで。
『踊るブ>>続きを読む
ライアン・マーフィー作品ということで。「glee/グリー」の兄弟編のようなのりの作品。
アメリカの地方の高校。レズビアンの少女がブロムに拒否されたのを、NYの芸人たちが乗り込んで「応援する」(自分たち>>続きを読む
小津安二郎映画のパロディというかリスペクト作(?)のような大映映画。
停年退職が間際の善良な主人公が、自身の退職後と娘の恋愛に、悩むお話。
室内のロー・アングル撮影も、しっかりあるし。
前半のコメディ展開の時はどうなることかと思っていたが。途中から、いつものポン・ジュノ映画となった。
台湾系女性アメリカ人監督の、16年ぶりの二作目。繊細で暗めの展開の青春アート系映画というのは、近年はあまりなくて、懐かしい感じ。
アダム・サンドラーの「知的障害、真面目、いい人」キャラが、究極までいいっていて、異常にやりすぎなのが楽しい。
続編にあたるテレビシリーズ「コブラ会」のために、観ました。
未観だったのを、後悔する名作。
パット・モリタのキャラクターもいいし、コブラ会の凶悪さも、いやー、怖い怖い。
初めてできた彼女とのデートを>>続きを読む
アラフィフの女子6人組の、ワイン産地への、観光旅行映画。ゆるゆるの観光を楽しんでいる感じを共体験できて、なかなか、楽しいが。
コメディ映画としては、さほど、面白くない。
坂をみんなで、順番に転げ落ち>>続きを読む
これは、あまりにも、前作をもとにした、縮小再生産。
超能力者集団どおしのバトルなのに、銃でバンバン殺しているし。
とはいえ、例のホテルの内部の雰囲気と、ホテル前の雪の迷路の再登場は、楽しかった。
このレビューはネタバレを含みます
石坂洋次郎が原作なので、それなりの明朗映画なので油断していたころ。
中盤、金持ちの娘役の浜美枝の、死んだはずの実の母親が、身近に生きていたことが判明したあたりから、どろどろとした展開に。
浜美枝が、>>続きを読む
ロバート・ミッチャムが、ノリノリで演じている、悪の伝道師役が最高。
ストーリー自体は、子供たちからの視点で、児童文学物のイメージで進んでいる。
ドールマイトの続編。ヌード画集の「鑑定士」のセールスマンが、笑った。悪キャラが女子を粗末に扱いすぎ。ドールマイト軍団が、結構強くて、ドールマイト抜きでも、敵を倒しまくっている。ボスキャラをまったく倒さ>>続きを読む
ケーリー・グラントの遺作が、東京オリンピック時代の日本を舞台にしたコメディとは。まったく知らなかったので以外な感じ。舞台は日本だが、。日本人のキャラクターはほとんど登場せず、アメリカ人のケーリー・グラ>>続きを読む
マイク・マイヤーズが演じる「キャット」が、原作のかわいさと反対の、気持ち悪くて、まがまがしい造形。原色使いまくりの、カラーリングも、トリップ系。
子供のころに見て、すりこまれたかった作品。
ダコタ>>続きを読む
落語が原案だが、監督・脚本の山田洋次にあまり合わない、陰惨系の「らくだ」「黄金餅」といった噺をもってきたのが、失敗している。
映画冒頭の、主題歌を流しながら、テンポよく、ハナ肇らが食い逃げする場面まで>>続きを読む
死刑廃止運動をしていたケヴィン・スペイシーが、運動仲間の女を殺したことにされて、死刑になるという話。アラン・パーカーが監督で、非常にシリアスに撮ってるのだが、かなりのトンデモ映画。大真面目に、この話を>>続きを読む
大量のスターが本人役でカメオ出演している、音楽モノ・モキュメンタリー。実際に、作中で歌われるラップの歌詞が、意味がなしすぎて、非常にかっこよし。
登場する10組くらいのカップルの恋愛が、すべてうまくいくという。恋愛真理教の布教番組と思わせるぐらいの映画だが。
個々のキャラクターの細部描写がうまくて、楽しんでみれる。その「面白い細部」は、コメンタ>>続きを読む
題名は「ラブ・アクチュアリー」のもじり。
祖母のかたみのパグ犬にふりまわされる30代女性を描く。
あまり恋愛シーンがないロマンティック・コメディ。
結末の「主人公がマラソンに挑戦して頑張り、みんなが応>>続きを読む
「人情股旅物」としての完成度が高く。妖怪の要素はつけたし。
戸浦六宏の、小心な小物だった男の、最後の意地が泣かせる。
蓮實重彦理論を、実践しようとしている映画か。
今、観せられると、非常にキビシイ。
加藤賢崇、岸野雄一出演だけれども。作中で主人公の洞口依子が聞く「吉岡さんの曲」というのが、東京タワーズの音楽。
篠崎>>続きを読む
「精神科閉鎖病棟」「殺人者」を描いているのだが。通俗的すぎる展開に、ただただ、閉口する。「感動のエンディング」も、ひどすぎて、ギャグかと思った。
原題は、Dolemite Is My Name。『ドールマイト』は、日本版DVD-BOXも2006年に発売されていたのだが、現在、アマゾンの中古で¥26,354なり。ホームレスからギャグを買い取る場面>>続きを読む
脱退した元・幹部たちがインタビューをうける、ドキュメンタリーなのだが。
信者の知人・家族から全員絶縁されたり、サイエントロジーの信徒が、日々、訪問してきたりと。脅迫が続いている日々であった。
「教観>>続きを読む
特撮は当然ながらいいが、人間ドラマが退屈の極みで、腹立たしい。女性科学者が妙な性格。
恐竜が登場するのは、ごく一部分。ドラマの大半は、「遅れた原始人」(黒髪)たちと「少し進んだ原始人」(ブロンドヘア)たちの、人間ドラマで。陰惨な殺し合いが連続して、みていて辛い。これで、当時は、娯楽映画>>続きを読む
「海底2万マイル」の続編、「神秘の島」の映画化。邦題が「巨大生物の島」だが、「巨大生物」は、あまり登場せず。
ネモ船長が提供する潜水服が、オウム貝を利用したもので、これ、カッコいい。