こけしさんの映画レビュー・感想・評価

こけし

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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

キャラ幅の広い鈴木亮平のシリアスの演技もコメディの演技も見れる。
そのどちらのイメージもあるからこそハマってるなと思った。そしてなにより目がとても良い。

劇中の新宿が想像以上に現実から地続きで、この
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人間の境界(2023年製作の映画)

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亡命したい一家がポーランドとベラルーシの国境でボールのように相手国に送り返され、酷い扱いを受ける。その当事者である家族と取り締まる国境警備隊、亡命する人たちを手助けする活動家の3つの視点から描かれるド>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.2

決して万人にはおすすめできないが、ハマる人にはとことんハマるタイプ。そして自分にはハマった。

冒頭の画面酔いするようなカットから、クローンを作る時や薬による幻覚を見ているときの不思議で気味の悪い映像
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かくしごと(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

酒向さんがほんとに近所のおじいちゃん。
いつ発狂しだすかとハラハラしたが、そんな様子はない。(なんとなくそんな役のイメージが…)

貴公子(2023年製作の映画)

3.8

意図的に歯を見せて笑っているようなしたり顔が強烈。

冒頭からアクションの掴みが最高。
グロあり笑いありの安定の韓国エンタメ。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.5

上映時間90分に対する満足感がすごい。

まぁとんでもなことが起きてはいるんだけど、コメディの塩梅がちょうど良く感じた。面白いなぁと思って観てると、急に病魔が陰を見せてハッとする。呑気で無鉄砲な2人だ
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毒娘(2024年製作の映画)

3.5

撮り方がキモいカットが何回かあった(とても良かった)


ティザービジュアル出た時にめっちゃワクワクして、ミスミソウのようにまた血みどろになるかと期待した。改めて、内藤監督は血の出方に拘ってるのかなと
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ミッシング(2024年製作の映画)

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『空白』で娘を失った父とその周りの人たちを描き、折り合いをつけることの難しさと辛さを描いた吉田監督が、本作をそのアンサームービーとして位置付け、娘を失った母の折り合いを付けることができない(付けてはい>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.5

モザイクが気になりすぎた。本国でもモザイクありだったのか。どうか。。


主演女優の怪演が目を惹いた。

オーメン4(1991年製作の映画)

2.5

3も個人的にはなかなか…だったが、あれにはまだ"ダミアン"が出ていた。しかし、今作にいたってはオーメンのパッケージを借りた別物という感じ。(一応ダミアンは関わってはいるが)

ディーリアにダミアンほど
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.0

ストーリーもテンポが悪いのかネタが自分に全くハマらなかったのか、とくにラスボス戦はなかなか…。あのゴーストバスターズの基地内だけで完結してるのがなんとも規模が小さく感じてしまった。

なかなかフローズ
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

4.2

おかえり伊勢谷友介


両者のなんとも変な歪な関係がクセだった。
殺してループと聞くと、死に方大喜利のようなものをイメージするが本作はそこではない。繰り返されるたびに関係が変わっていき、友達ではないが
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オーメンIII 最後の闘争(1981年製作の映画)

2.5

オーメンは、ダミアンという子供が意識無意識はあれど無邪気な感じで大人を呪い殺していくというところに面白さがあったはずなのに、大人になってしまったとたんに一般的なホラー作品になってしまった。

崇拝者が
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.2

熱量に打ちのめされた。役者の肉体作りや実戦から放たれる説得力が半端ない。

ファミリーの壮大な話を2時間にうまくまとめ、削る所は削って、より家父長制による呪いや有害な男性性の批判を強調していたイメージ
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オーメン2/ダミアン(1978年製作の映画)

3.5

そんなに理解する必要もないんだろうけど、ドラマ部分の大人同士のやり取りがややこしく感じた。
下手に設定を付けようとして分かりにくくなっている?ちゃんと観てなかったからか?

ダミアンが自分の能力を自覚
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.2

イケメンの皮を被った激ヤバ野郎が板についてきた岡田将生。もはや彼がどんなに爽やかな青年を演じていてもサイコパスを予想せずにはいられないレベルにまで達していると思う。

しかし、本作ではそんな岡田将生に
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オーメン(1976年製作の映画)

3.8

ホラー映画特有の、周りの意見に耳を貸さず人のことを信用しないキャラクター(グレゴリー・ペック)

周りの人全部死なないと事の重大さに気付かないのか!!
という所にもどかしさも感じつつ、でも謎解きのよう
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.8

クソ野郎の始末人クムジャさん、なんて親切なんだ〜

チェ・ミンシクの安心保証、クムジャさんはチャングムの人か〜

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

3.2

変な映画!笑

観る前の予想を良い意味で裏切ってくる。

アスペクト比がころころ変わって面白いなと思ってたんだけど、できればもう一度見返して変わるタイミングをきちんと整理したい。

異人たち(2023年製作の映画)

4.0

異人たちとの夏を観たことがなく、本作のあらすじや予告も知らずに行ったので、鑑賞後としては奇妙な映画だったなというところ。


いろいろ現代にアップデートされているのかなと思いつつ、あの2人の幸せを願わ
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.8

日本で一番不幸な役が似合う女優だろうなあ。



ひとつどうしても気になったのが、冒頭に貴瑚と安吾・美晴が出会って居酒屋に行くシーンで、明らかに3人だけが浮いていて、さすがにあの空間だけ歪んでたな〜

ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.8

緊張感はあまり感じられなかったんだが、終盤の肝心なところは見せない演出は好きだった。

前半は怠かったりもしたけど、認知症のばあさんの言動にイライラしたり、懐いてくる女のちょっとした感じにイライラした
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

うる星やつらはオリジナルの方のアニメを数話みた程度だったが、それでも問題はなかった。

同じ日が繰り返されると言えば思い出されるエンドレス・エイトの地獄。ここから来ていたのかと元祖に出会った気分。
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.0

2024年暫定胸糞No.1

小さな不快感が少しずつ少しずつ積み重なって、最後にすごく嫌な気持ちになれる最高の映画。必要以上に音楽で不安を煽ってくる演出も良い。

オランダの乾いた風景の美しさと、そこ
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

戦争のシーンは生々しくてゾクゾクした。

名前は聞いたことあるが、世界史に興味がない自分にとってナポレオンが具体的に何をしたのか知らなかったから、戦の天才ということはもちろん、私生活や人となりにスポッ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

圧倒的なアクションに押し切られた気がする…。ストーリーは正直追えなかったな。

1は当時IMAXで観れなかったから今回IMAXで観れてよかった。

終始ド派手なことやっているのにラストは1と同じで1対
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ノロイ(2005年製作の映画)

3.8

エンドロールがなく出演者とか分からなかったけど、それこそがモキュメンタリーの演出として秀逸だと思った

Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

オックスフォード大学に奨学金で自力で入る知力を持っていながら、周りに馴染めず浮いているというキャラクターにバリー・コーガンがハマっている。イギリスの階級や格差を痛烈に批判しながら、エンタメに昇華してい>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.2

このシリーズが麻薬だ…

1、2とやってることの根本はまじで変わんない。しかし本作は過去作に増してマの可愛い要素が多かったような。

異動のせいで過去作のチームではないところでやってるのがとても残念だ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

前衛的なデザインのトイレをたくさんみた。

セリフもそれほど多くなく、おじさんの日常を淡々と映していくだけなのに、全く飽きず眠くもならない、不思議な画力の強さがある映画だった。

平山の生活に憧れはし
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アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

3.2

修羅場がカオスであり、キャスティングに全振りした映画。

この豪華夫婦陣の共演に関しては観る価値はありそう。

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

マシューヴォーン味がだいぶ濃い!

ところどころひっかかるCGがけっこうあってノイズだったんだが、スパイアクション大作としてとても楽しめた。

カラフルスモークのシーンは観ててシンプルに楽しいんだけど
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.2

男同士の約束を果たすという信念に燃えるあついアクション映画だったわ。

キャッシュトラック、オペレーション・フォーチュンとガイ・リッチーが監督という理由で見に行き正直微妙だった自分にとって、今までにな
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パレード(2024年製作の映画)

3.5

癖が強い先住の諸先輩方に藤井組のキャストを当て、そこに物語上新しく加わる長澤まさみと森七菜が藤井組への新規参加という意味でもマッチしていた。

人はいずれ来るもしくは急に来る死からは避けられないから、
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

1.5

トマトが襲ってくるくだらなさの極みみたいな映画。発想の勝利。

もっとトマト出てくると思ったけど、そうでもない。

この映画の笑いがすべて合わずそこが観ていて苦痛だった…

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