ちょうどいいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ちょうどいい

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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.7

サワリからは壮絶なアクションで楽しめたがそれまでの120分が冗長で凡庸。

映像美なぞは加点対象にならない。

ツッコミどころ満載で「おいおい」とついつい。

俳優がデフォルメされすぎて、当該俳優かど
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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

2.5

保守的な田舎町を舞台に、抑圧と役割に気付かず単なるいい塩梅の添え物を無自覚に継承している“らしさ”と“こうあるべき”丸出しの犠牲者たちと、庇護欲と父権的な男性たちの話が前半から中盤。

白人しか出てこ
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.5

んー、「フォール」が関連作品だったので視聴したが伝記だったかぁ。

特段ハラハラもせず“安心して”見られた。

高度がありすぎていまいちそこまで臨場感が伝わってこず。

伝記でワンシチュエーションで映
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マダムと泥棒(1955年製作の映画)

3.5

元ネタとは言えやはり古作だけあって拙劣さたっぷり。

短尺で中弛みなくテンポ良く見られるが、ディテールが…。

リメイク版は良かったがこちらはツッコミどころ満載でどうにも。

ティソの時計

ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)

3.0

あまりの長尺に遁走も考えたが、顛末が気になったので苦行に耐えてみた。

まぁ、拙劣さ満載の古典といった感じ。

これ礼賛する人って伝統やら格式、重厚といった古典主義者なんだろーなぁ。

質感やトーンが
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.0

短尺で見やすく、全く見て損はない作品なんだが、もう少し音楽やテンポで“映画的”に仕上げて欲しかった。

ただ大変示唆に富んでおり、劇中何度も倫理観を揺さぶってくるので尊厳や人種、芸術に関して視座を高め
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

1.0

最後まで観た過去作で最も唾棄すべき作品。

監督はもとより、本作を礼賛する人は極めて権威的且つ庇護欲に満ち溢れ、性差や社会システムに無関心で初期設定が昭和で停止し、そこからアップデートができていない脳
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.3

これは感情的にキツイな。

言外から伝わる苛烈なまでの切迫感が痛々しい。

本人や家族を孤立たらしめる社会の疎外性に名状し難い怒りを覚えると同時に、教育の大切さを再認識。

加害者は決して悪魔や怪物、
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ある日どこかで(1980年製作の映画)

2.5

刺さらなかったなぁ。

タイムトラベルがダメというより、単純に作品そのものにぞっとせず。

プロットもなんだか拙劣さが否めず。

評価がかなり高いので期待したのだが、さしてキュンキュンもせず。

なぜ
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第9地区(2009年製作の映画)

4.0

『NHKスペシャル』よろしくドキュメンタリータッチ、いわゆるモキュメンタリーでのスタート。 これにはいささかの違和感。

ただ、意外なストーリー展開に程なくそれも解消され割と楽しめた。

中弛みなくス
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

4.0

『グッド・ウィル・ハンティング』に軍配。

教授と主人公の対比を鮮明に描いておりそこそこ楽しめたのだが、前半からサワリまでがいささか冗漫だった。

佳境からは快哉の颯然ご心地よく十分に楽しめるので見て
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危険な関係(1988年製作の映画)

2.0

途中で遁走してもよかったが倍速にて視聴。

虚栄と欺瞞に満ちた狡猾な連中の奸計を平板にくだくだしく描いた凡作。

貴族の権力闘争による奸計なら感興が湧くが、有閑な連中の欲望を満たすだけの享楽では…。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.3

究極の予定調和型ホラー(と言うよりスリラー)なのに十分楽しめる。

つっこみ所はあるものの、死亡フラグもしっかり立っていて飽きさせない。

短尺で頭空っぽにして見られる暇つぶし映画。

ミーガンの正面
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マグノリア(1999年製作の映画)

1.0

『ブギーナイツ』と同じだが、単なる作り手のマスターベーションにしか見えない。

雑駁で晦渋でくだくだしいだけ。

レビューには伏線の回収が…的な書き込みが散見されるが、回収までが苦行。

極めて映画的
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追いつめられて(1987年製作の映画)

3.7

その昔、確かVHSで視聴した記憶あり。

ジーン・ハックマンに胸糞だった記憶あり。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

『グリーンマイル』や『ジョー・ブラックをよろしく』と同様長尺で特段何が起こるわけでもないのに、しっかり物語として楽しめる。

もちろんいささかの冗長さと平板さは否めないので起伏を求める人には向かないが
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

テンポ悪し、敵弱し。

やはり舞台は陽気な南欧ではなく、東欧もしくは中東でないと。

パート1は中弛みがなくかなりよかったが、2と3は失速感が否めない。

無敵感は健在なので終始楽しめはできるがその程
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.0

これ楽しめるのお子ちゃまだけでしょ?

全くハラハラもせず精緻さも伝わらず。

死亡フラグが裏切られた点はよかったが、その他はさしてぞっとせず。

途中からながら見でした。

牽強付会な点ばかりで感興
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

惜しいっ!見ても全く損はないが実に惜しいっ!

社会にはびこる宿痾を炙り出した社会派ドラマ。

心身ともに筋肉で父権的でお為ごかしの父親がうまく描写されているので感情の忙しさに拍車がかかる。

後半の
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ビフォア・ザ・レイン(1994年製作の映画)

2.0

何これ?

平板で冗長で盛り上がりに欠ける。

よしんば旧ユーゴやバルカン半島の歴史をある程度理解していても映画的でないので楽しめないのでは?

『アイダよ、何処へ?』のような陰惨、切迫感、顛末を期待
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未成年(2018年製作の映画)

3.7

『わたしたち』のような感情をヒリヒリさせ、三角絞めで抉ってくるような感興さはなし。

終盤からは幾分かは、ざわざわと揺さぶってきたので楽しめたが時すでに遅し。

心身ともに犠牲になるのが、決まって子供
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.5

上映当時(2013年)神保町の今は無き岩波ホールで鑑賞。

既知な点も多々ありドキュメンタリーで十分、と記憶。

この手の映画は“映画的”でないと感興湧かずか。

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.3

まさにプロットの妙。

これぞThis is 佳作。サクッと短尺でいかにもフランスらしい作品。

劇中PACSを使ってくるところもいかにもフランスらしい。

ジャケットからは、運転手と客のドタバタコメ
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三姉妹(2020年製作の映画)

4.5

社会の宿痾が全て詰まった圧巻の社会派ドラマ。

特に刺さる対象は当事者と数周廻った辛酸舐めオトナか。

中盤にかけての群像劇が嵐の前の静けさをいい感じで演出。

サワリからは感情が忙しく、ヒリヒリと三
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

1.0

あらすじを読んで食指が動いて視聴。

が、全くぞっとせず睡魔が。

これが何故に評価3.9(2023/12/30現在)なのか理解に苦しむ。

古作に特有の白人オンリーのキャスティングにも違和感。

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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

1.0

現場を知っている人は既知の部分がほとんどでは?

映画的な面白さがのっけからほとんどなく、平板でくだくだしい。

マイノリティものが高評価を得る典型的な作品。

ドキュメンタリーで十分では?

50分
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カレンダー・ガールズ(2003年製作の映画)

4.3

中弛みもなく短尺でサクッと見られる“ジェンダー”コメディ。

中世以降教会と家庭に縛られ、初期設定を疑わない女性と、アンコンシャスに女性の役割を決定する男性の典型がなんとも“面白い”。

抑圧の生産物
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キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

4.3

昨今のWW2、とりわけナチを扱った作品にいささかの食傷感を覚えながら視聴開始。

蹂躙され収容、潜伏の連続でハラハラさせられるのはある意味予定調和で既知なのだが、見終わった後に重厚な三角絞めが始まる感
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冒険者たち(1967年製作の映画)

2.0

何でこれが評価3.9(2023/12/24現在)なのか理解に苦しむ凡作。

ドキドキワクワクハラハラを微塵も感じずのお宝探しの顛末

映画的な面白さがあまりない典型的な古作と言った感じ。

もちろんア
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.7

絵に描いたような石部金吉の凡庸な生活を描いたにしてはなかなか滋味ある内容。

言外に潜む機微がよく表現されているのは素地のある英俳優のなせる技か。ペラい日本人俳優じゃ無理だろう。

元ネタは未見だが、
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日の名残り(1993年製作の映画)

3.7

どこまでも石部金吉ないわゆる英国紳士の回想録なのだが、豈図らんや普通に楽しめる。

凡庸な執事の屋敷内でのドラマを終始感興を持たせ続けられるのはプロットの妙か。

ラストも本意ではなかったが納得させら
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クライング・ゲーム(1992年製作の映画)

2.0

これのどこが脚本賞なのか、理解に苦しむ。

あっと驚く展開を期待したがまるで二転三転せず。

拙劣さも相まって後半はコントに見えてきたのは私だけ?

IRAもさほど関係ないので全くの期待はずれ。

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アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(2014年製作の映画)

2.0

序盤だけ惹きつけられたが、それ以降は何のこっちゃ?という感じ。

ラストのどんでん返しを見せられても、ああそうですか、って感じ。

口コミ3.5(2023/12/22現在)は信じるべきだった。

『カ
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怒り(2016年製作の映画)

2.0

70分過ぎからようやく動きだすが、いかんせんそれまでが凪でくだくだしい。

しかも、気持ちよく点と点が繋がって伏線の回収へと向かい…。

とはならず、点と点は全くつながらずそのまま終了。

まさに“怒
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.5

もちろん石丸博也で視聴。

が、吹き替えがどことなく衰えたと思ったのは私だけか。

彼の悲しい過去や大仰な高説や音楽にいささか鼻白んでしまった。

リメイクじゃなくて、100分程度の短尺にして酔拳よろ
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エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

1.0

何も面白くない…。

精神病棟での愚挙はある程度既知なので目新しさを感じず。

ラストが少し気になったものの、特段何も起こらない中盤までがくだくだしいので60分過ぎで遁走。

口コミ点数3.3は見る価
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