ちょうどいいさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ちょうどいい

ちょうどいい

映画(1527)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

アポカリプト(2006年製作の映画)

4.0

ロナウジーニョ?

主人公が主人公然としていないのでドラマに厚みがないと思ったのは私だけか。

サワリまでがいかんせんくだくだしいので、逃亡劇の面白さが減殺している。

手負いの猪なのにやたらと強すぎ
>>続きを読む

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.3

全編を通し名状しがたい変態臭がぷんぷんし、飽きなく楽しめるファンタジーサスペンス。

150分の長尺ながらくだくだしさも感じず、終始緊張感を持って見られる作品。

惜しむらくは、
①パリが舞台なのに、
>>続きを読む

マイケル・コリンズ(1996年製作の映画)

3.5

世紀末のIRAによる独立戦争、休戦、条約による分裂からの内戦など非常に勉強にはなったのだが、都度ストップしてWikiで検索…。

駆け足感が否めず映画的な感興が湧かず。

この手の内容はドキュメンタリ
>>続きを読む

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.3

涙腺崩壊で感動の過剰摂取、とまではいかないが涙する場面が割とあり、十分に楽しめる作品。

ちょっぴりおませな娘と父親とのやり取りは『リトル・ミス・サンシャイン』を思い出させる。

プロットそのものに特
>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

劇中何度となく涙したので良作なのは間違いないのだが、終始漂うセットや衣装、大仰な演技といった軽薄さが興趣を削いでしまっていてもったいない。

主人公のミスキャストは明々白々。

ソ連人にも胡乱さがあり
>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

1.0

何も面白くない。

何も起こらず、何も感じず。

短尺だったが苦行と判断。残り15分で遁走。

音楽って映画に肝要ということを再認識。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.5

華麗なるどんでん返しを期待したが、凡庸な展開にいささか鼻白む。

言うほどテンポも良くなく、現実離れした風俗に感興が湧かず。

過激な性描写もストーリーを邪魔していて閉口。

統治下の朝鮮なのは分かる
>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

1.0

これはいただけない。

改めて『IT』的世界観のホラーが全くもって受け付けないことを確認。

何も怖くもなくハラハラもせず。

軽々に手を出し自責の念。

時間の無駄でした。

もちろんラストも気にな
>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

利害関係(ぶら下がれる夫と座りのいい妻)の一致したふたりに必須の条件が教科書通りに揃っているので、不快を通り越してある意味気持ちいいくらい。

・無機質で下品なリッチな住居
・庇護欲と騎士道精神を重ん
>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

「権力は腐敗する」を具現化した好例。というより「腐敗したものが権力」と言った方が適言か。

退廃と虚飾、狡猾さに塗れた権力闘争という愚挙の描写がうまく表現されているので“不快感”を十分に摂取できる。
>>続きを読む

ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

1.0

最後まで見てもよかったが、時間がもったいないので70分あたりで離脱。特にラストも気にならず。

凡庸なラブコメに鼻白む。

35分あたりに「ザ・シティベーカリー」

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

3.5

企業や政府の蛮行を詳らかにしていくという好きなテーマではあったが、かなり物足りない。

盛り上がりに欠け、冗長さが否めない。

二転三転し、ハラハラを期待しただけに残念。

ラストも特段ゾッとせず。

君への誓い(2012年製作の映画)

3.0

凡庸な恋愛モノでほとんど感興湧かず。

もっと胸熱の三角絞めや過剰摂取を期待したのだが…。

実話なんだぁ…程度で終わる凡作。

『君に読む物語』みたいな胸熱を期待した私がバカでした。

TAR/ター(2022年製作の映画)

1.0

160分の長尺でしかも伝記もので胡乱な空気がプンプン。

果たして、開始から60分を経過してもうんともすんとも言わず。

映画はコース料理と同じ。アミューズやオードヴルが不味くては…。

苦行に耐えら
>>続きを読む

白いドレスの女(1981年製作の映画)

2.5

欲望に駆られて見てはいけない典型的なファムファタールもの。

ストーリーも平板で特段ハラハラもせず。

手の込んだサスペンスを見てる人は、この手の古作には全く満足しないのでは?

ラストの展開も中途が
>>続きを読む

パトリオット(2000年製作の映画)

4.3

160分の長尺ながらくだくだしくもなく、近世版『ブレイブハート』みたいな作品。

武器を置いた元兵士が身内を殺され再び…、そして仲間が集い…と、予定調和満載だが、頭を空っぽにして楽しめる。

戦のシー
>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

1.0

子どもが楽しむチャリ場が満載のファンタジー映画。

オールスターキャストで本国では話題なんでしょうがとにかく安っぽい。

開始20分、くだらなくて終了。

拙劣さ極まりない。

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

2.0

伝記を映画的に仕上げることの難しさを再認識。

凡庸でくだくだしく、この手の作品はドキュメンタリーで見た方が楽しめそう。

最後まで見たのでこの点数。

素朴派の芸術には特に感興湧かず。

リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.5

日本の元ネタに食指が動かずこちらを視聴。

のっけからいわゆる“丁寧な暮らし”感や「北欧暮らしの道具店」臭のする生活用品や調理器具、音楽にいささか鼻白む。

肝心のストーリーはと言うと、淡白ながらもく
>>続きを読む

善惡の刃(2016年製作の映画)

3.5

拝金主義の弁護士が不条理に悲嘆している困窮者に心を動かされ…、という好きなテーマではあったがこれはいただけない。

瞠目であろうラストが尻切れトンボで消化不良。

実話モノにお決まりの“その後解説”で
>>続きを読む

プリシラ(1994年製作の映画)

1.0

マイノリティを扱った作品は高評価されがち、の典型。

単なる平板なロードムービーに終始。

音楽はかなり◎なんだが…。

殊更“女性らしさ”を強調した字幕にも鼻白む。

果たして嫌な予感が的中し、50
>>続きを読む

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.3

実話ベースでテンポも良く飽きずに見られたがいささか描き方が軽い…

と、思った前半とは打って変わり、後半からサワリにかけてはシリアスな展開。

韓国映画に顕著なチャリ場が中国でも見られ前半は鼻白んだが
>>続きを読む

共謀家族(2019年製作の映画)

3.7

既視感ありありと思っていたら…。

『ビジョン』のリメイクと知っていたら…。

本家はかなり楽しめたが、いかんせんストーリーを知っているのでこちらは…。

そこそこ楽しめたが拙劣さ否めず。

本家を観
>>続きを読む

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.5

陰惨極まるおぞましい事実はドキュメンタリーで既知既視なので加点にならず。

救出や脱出、潜入などの“映画的”な要素がほぼないので予定調和。

故に平板、冗長で感興湧かず。

ドキュメンタリーで十分。
>>続きを読む

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

4.5

ベタなフレンチとイタリアンと和食を存分に食べさせてもらって多幸感満載。

感情の三角絞めや、感動の過剰摂取はそこまでないものの、それなりに経験してきた小生にとってはこの程度の“レシピ”で大満足。

>>続きを読む

危険なプロット(2012年製作の映画)

4.0

言外に潜む背徳感や艶っぽさを巧みに描いたいかにもフランスらしい佳作。

のっけからぐいぐいと引き込まれ、ラストが気になってしまい主人公と同じステージでストーリーを歩んでしまう。

が、

サスペンスや
>>続きを読む

戦火の馬(2011年製作の映画)

4.0

惜しいっ!十分に楽しめる映画的な作品だが押しが弱いか。

経済動物を美化しているという枢要な問題点は置いておき、145分の中尺ながらほとんど中弛みもなく、戦争に翻弄される馬の数奇な運命がエンタメチック
>>続きを読む

海辺の家(2001年製作の映画)

4.0

20年ほど前に視聴。感動した記憶があったので再視聴してみたが、当時ほど刺さらず。

そこはかとない感動、言外から伝わる感情の醸成。 交わることのない父子が情感を紡いでいく常道のストーリーは好きなのだが
>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.3

モノクロを知らずに視聴開始。 やってしまった感たっぷりで始まったが、豈図らんや、ここまで楽しめるとは。

古作故の拙劣さ(格闘シーン等)は否めないものの、言外に潜む二人の情感の醸成は何とも言えない。
>>続きを読む

スリーデイズ(2010年製作の映画)

4.3

評価3.5(2023/11/15現在)とさほど高くはないものの、サワリまで間断なく続く緊張感は問題なし。

伏線の回収や周到な準備もちょこちょこあり、見ていて飽きない。

もう少し評価が高くてもいいの
>>続きを読む

天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)

1.0

何これ?

古作とは言え拙劣過ぎる。

開始50分でギブアップ。

モンスター(2003年製作の映画)

4.3

『モンスター』は社会、つまり大人(多くは男性と抑圧されている女性)がつくりだしたものということを再認識させられた強烈な作品。

セーフティネットの脆弱さと、教育の枢要さも再認識。

通底しているのは、
>>続きを読む

コヨーテ・アグリー(2000年製作の映画)

3.7

短尺で中弛みもなくサクッと見られるが、スナック菓子みたいに全編通して軽い。

90年代の臭いが割と残るサクセスストーリは現代ではあまりウケないか。

音楽は良かったんだけどな。