ちょうどいいさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ちょうどいい

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JSA(2000年製作の映画)

4.0

伏線の回収やプロットの妙など、本当は4.3をつけたい作品。

ただ、いかんせん衣装やセットに拙劣さが出ており、あまつさえスウェーデン人やイ・ヨンエの空気感が軽薄でいささか鼻白んでしまった。

ただ、回
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青い塩(2011年製作の映画)

2.5

切迫感も緊張感も伝わってこない凡庸な韓国版レオンみたいな駄作。

ラストもお粗末でぞっとせず。

ヤクザだか半グレだかチンピラだか、区別のつかない雑魚キャラがやたら安っぽく、日本的だった。

これ韓
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.0

古作にある稚拙さは否めないものの、90分の短尺で中弛みもなくサクっと見られて、サクっと面白い。

ラストが気になりついつい見てしまう、サスペンス色の薄いサスペンス。

クオリティの高いリメイクがいすれ
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過去のない男(2002年製作の映画)

1.0

全く映画的でなく、何も起こらないエンタメ性ゼロの作品。

アマプラのおすすめで評価を見ずに食いついてしまった自分に慚愧の念。

3.9の高評価(2023/10/07現在)の意味が不明。

もちろん10
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黙秘(1995年製作の映画)

3.7

男性優位社会に忍従させられた母娘の静かなる復讐劇の色が強く、サスペンス臭がさほど伝わってこなかった。

サワリからのネタバラシはそれなりに楽しめたが、前半の母娘の物語がいささか冗長な為この評価。

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アニー・ホール(1977年製作の映画)

1.0

ウディ・アレンてだけで評価されてる感が極めて強い作品。

映画的なエンタメ性に乏しく、別段ぞっとせず。

長回し、会話劇、第4の壁は加点の対象にならない典型的な作品。

長回しに一体何の意味が…。製作
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.5

ショービズ界の栄枯盛衰を特段の捻りもなく描いた凡作といったところか。

ドラッグ、セックス、暴力、罵詈雑言。どこかで見たような…。既視感ありあり。

女性を過度に客体化したその描写にも鼻白む。

苦行
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アーティスト(2011年製作の映画)

4.0

典型的なミートキュートで始まる今時珍しいサイレント映画。

開始から無声に対するアレルギー反応。

が、しかし予定調和のストーリーも、音楽や表情に集中することによって昇華された感じがし、存外楽しむこと
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.3

イギリスの三枚舌外交というバックグランドの知識がどうしてもパレスチナ側に肩入れをさせてしまうのだが、史実かつ160分もの長尺を映画的に見せるプロットは出色。

一方、報復という蛮行を、映画として消費し
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

封建の時代、と言ってしまえばそれまでだが、さはさりながら、めんつと誇りのために、女性を私有財産のこどき扱う様は見ていて激しい憤りを覚える。

宗教を錦の御旗に、放縦に女性を蹂躙するその教条主義にも嫌悪
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.5

ジャケットと邦題の妙にまんまと誘引され視聴。

サワリまでがくだくだしく、ながら見をしてしまうレベル。

泣けた場面はあったが、それだけではどうにも。

割り増し対象になる、子ども、障がい、老人、実話
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

2.0

ブルックリンを舞台に、ラストまで別段何も起こらない日常を冗長平板に描いた凡作。

今なら全くウケないこと請け合い。

評価を押し上げているのはヒップホップずきのような気もするが…。
“ずき”でも楽しめ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.7

誘拐という極めて深刻な“時間的殺人”という問題を、ともすると希釈して捉えられてしまいそうな複雑な作品であった。

それを傍に置いての作品としての出来は、涙する場面はあったものの、そこまでの感興は湧かず
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

1.0

開始60分でギブアップ。

何の起伏もなく冗長で平板で映画として伝記の難しさを再認識。

映画はコース料理と同じ。味のないアミューズやスープを前半に食べたら、メインは押して知るべし。

私にはこの15
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

間断ない緊張感は良かったが、やはり一話完結でいかないと。

話の展開がいささか軽く、本流がぼやけてしまっている。

せっかくのマッツいずこへ。

代名詞である仕込みなどの小道具も少なかったかな。

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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

極限まで高めた優生思想の極みはあながち過言とは言い切れない。

既に人間のイデオロギーに通底しきっているこのパラダイムは未来永劫シフトされることがないと思うと絶望の深淵に突き落とされる。

終始中弛み
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

2.5

あれほどパート2に手を出しちゃいけないと決めていたが…。

前作もそうだったが、強さが全く伝わってこない。

ストーリー云々より、キアヌ・リーヴスにその素地が備わっていないので、言行が安っぽい。

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ラ・ブーム(1980年製作の映画)

1.0

何のことはない、単なる凡庸なお子ちゃまの恋バナでした。

主題歌の『Reality』だけがひとり歩きしてる感が否めない。

ソフィ・マルソー好きでもこれ楽しめるのか?

社会現象になった?どんだけ成熟
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

1.0

親の抑圧からの解放を、行動をもって示すよくある予定調和の青春もの。

前半が恐ろしくツマラなかったので後半は、ながら見。

それにしても3.8の高評価(2023/09/29現在)はいったいどこからくる
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.5

4.1の高評価(2023/09/28現在)には胡乱があったが、視聴して納得。

視聴者をこれでもかというくらい選ぶ作品。

デジタルやゲーム、アバター、メタバースなどを肌で吸収している人でないと、純粋
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イマジン(2012年製作の映画)

2.5

映画はあくまでもエンタメ性、起伏のあるストーリーでなきゃ。

この手のジャンルの映画はとかく高評価になりがち。その典型的って感じか。

平板でストーリー性に乏しい。

特に何も興趣に触れられず。

アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

4.0

カルテルvs警察に汚職警官を絡めた、少し捻りの効いた“お決まりモノ”。

予定調和ではあるものの、150分の長尺さを感じさせない展開。

麻薬のサプライチェーンをあたかもクリーンなビジネスのように描く
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

4.5

結婚、出産、離婚、横恋慕、不貞など、あらゆるステージの経験に比例して楽しめる傑作。

最初は単なる青春群像劇で3.5程度であったが、目まぐるしく変化するステージに3.7、4.0へと逓増。

佳境を迎え
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最後の恋のはじめ方(2005年製作の映画)

4.0

惜しいっ!4.3に近い4.0

誰もが自分をヒッチに重ね合わせたくなる、そのプロットは感興が湧いた。

典型的なボーイミーツガールで、プロットとしてはいいのだが、抑揚が少し足りなかったか。
破局を一旦
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

終始中弛みもなく、楽しめる無敵モノ。

間断のない緊張感と不気味な音楽、なりふり構わないその野放図さにかなり引き込まれたのだが、ラストの雑魚キャラが相手では…。

ショッピングセンターと本筋との絡みに
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

んー、当事者と接した側からすると、既視感に終始。

あくまで映画なので、深考はさせられるがエンタメ性に欠けるので、平板さと冗長さが否めず。

そこまで興趣に触れることなく終了。

時代もあるが、入所者
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

4.0

粛々とストーリーは進んでいくものの、人物の相関、ラストが気になり最後まで鑑賞。

いささかの冗長さはあるものの、意外と最後まで楽しめた。

一人苦しむ主人公のプロットは妙。

モノクロは大した加点の対
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マジェスティック(2001年製作の映画)

4.3

150分もの長尺を割と間断なく興趣を持たせるストーリーはなるほど興味深い。

ただ、時代背景と苛烈なまでの赤狩りの知識が素地としてないと、150分を楽しむことは難しいか。

赤狩りとジム・キャリーの相
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.5

25年ほど前に視聴した記憶あり。
当時は感興を覚えた記憶あり。

人種問題モノでかなり期待したが、目を覆いたくなるいつもの蛮行狼藉の繰り返しで、既視感が否めない。

サワリまでいささかテンポが悪く、冗
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ディファイアンス(2008年製作の映画)

4.0

あらすじを読み、森中での逃亡生活をどう描くのかあまり期待していなかったが、存外楽しめた。

ただ、畳み掛けるような逃亡やハラハラ感がそこまでなかったので、重厚なドラマの域を出なかった点が残念。

やは
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カモン カモン(2021年製作の映画)

1.0

モノクローム、ドラマ、稀に見るハイスコア。

裏切られる要素満載感たっぷりのまま視聴開始。

果たして何も起こらず、30分程度で挫折。

この苦行には耐えられません。

親子関係のドラマってことごとく
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.3

前作に比してパワーダウンは否めないが、それでも十分に楽しめる。

ただ、いかんせんモニター内の動きが速すぎて置いていかれそうになる時があるので、デジタル世代より上は多少きついか。

中弛みなしのノンス
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バース・オブ・ネイション(2016年製作の映画)

3.5

いかんせん“剣”を抜くまでがくだくだしい。

お決まりの黒人を蹂躙しまくる描写は見る者を不快にさせ、映画としてはいいのだが、テンポが悪すぎて乗っていけない。

寄ると触ると教条を持ち出し、黒人に桎梏を
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

上映当時視聴。

感動映画の代名詞、評価が異常に高いということで、ほぼ30年ぶりに再視聴。

30年前はこんなに泣けたっけ?

そこはかとない感度に包まれる圧巻の作品。これじゃ、グリーンマイルが霞んで
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.0

特段出色のできばえということではないが、終始適度な面白さが間断なく続くので安心して見ていられる。

既視感ありで予定調和の面白コンビのドタバタ逃亡劇。

次第に氷解していく描写はどことなくペーソスを感
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.3

それにしても凄い面子が揃ったものだ。

150分の長尺にも関わらず、中弛みもさほどなく終始楽しめる痛快バイオレンスコメディ。

割と矢継ぎ早に展開する、身バレのシーンは切迫感と緊張感がみなぎっていて白
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