たかはたさんの映画レビュー・感想・評価

たかはた

たかはた

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.5

めっちゃいいですね…人生において重視するもの(価値体系)がまったく異なる者たちとの「平行線をたどる友情」の豊かなむなしさとこっけいさ。。。その人間ドラマと反権力とSF。不勉強ながら、これだけソ連への批>>続きを読む

ファルハ(2021年製作の映画)

4.5

From the river to the sea
Palestine will be free
Palestine will be free
Palestine will be free

共犯者たち(2017年製作の映画)

4.0

おもろい。。あいち2019で上映されてたやつ。個人的「ドキュメンタリー映画三大アベンジャーズ」ここに揃えりという。『スープとイデオロギー』カオルさん、『ヤジと民主主義』桃井さん、『共犯者たち』キム・ミ>>続きを読む

Peach どんなことをしてほしいのぼくに(1990年製作の映画)

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大いに笑った。あんたのおかげで日々が色付くぜありがとうマジで!!!!!

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

逮捕されたまま終わっていたら美しかったと思う。

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.5

2K上映だったので画質等のちがいは判別しかねるけど、4K再上映版になってやっとこの物語の主旨に合った適切な売り出しかたがされていて安心した。ガビガビのワイルド西部セピアじゃなくて、この物語の色は空とフ>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.5

お嬢さん、スペンサー、秘密の森のその向こう、マルホランド・ドライブ。
また日本の配給が同性愛行為を禁断禁断とほざいていて辟易するけれども。
主人公がniceじゃない女でいい。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

あれからわたしたちが過ごす時間の話をしているのかもしれないって思ったときからずっとドキドキして観た。わたしたちがフェミニストになった日、わたしたちの人生がその色を変えた日から、我々は自分の人生を初めて>>続きを読む

ライチ☆光クラブ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

内藤瑛亮にミソジニーを克服することは出来ないと思う

(2023年製作の映画)

3.8

障壁画を木村了子が描いているではないか〜!冒頭からしばらく、信長めっちゃキモいわ〜めっちゃきもい、見たことある、本当にきもい、これは誰だったか、と思っており、数分経ったのち「人間生まれた時から全て遊び>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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初ランティモス。映像とかキモアングルとか、もちろん不条理劇も私の好みど真ん中なんやけど、異性愛や性愛や家族制度がゆえに回ってるストーリーを見ても、「そんな無理のあるシステムがんばって続けてたらそりゃあ>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.8

あゝ最高の朝鮮ホラー。民族の記憶から消えることのないイルボンサラムから受けた仕打ちと、田舎町、警察、伝染病、山、鬼、巫俗。韓国映画らしい明るくてさっぱりした映像もとっても美しくて、韓国の風土がよく映え>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

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弟わろた。これがほかの誘拐モノと違うところは、「落とし穴の着地点に傾斜をつけておくと捻挫させれる」とか、「鈍器は重量が大事」とか、「堅固な素材でできた玩具を携帯しておけば非常時に使える」とかそういう「>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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ここまでつまらないとは思ってなかった。ドラマ版があれほど傑出していたのに、まじで…なんで…?がびがびの解像度のルーヴル美術館と、脇のあまいストーリーに、人種的・ジェンダー的・職業的なステレオタイプをも>>続きを読む

自由と壁とヒップホップ(2008年製作の映画)

4.5

2PACをアラビア語に訳すところから始まったパレスチナのヒップホップが、パレスチナ解放のアンセムとして若い世代の口から口へ伝っていく。「占領と女性の抑圧とは根が同じだ」という視点があるパレスチナのヒッ>>続きを読む

ヤジと民主主義 劇場拡大版(2023年製作の映画)

4.5

政権を批判的に捉えたとたん目を付けられるようなポイズン!な世の中では、私などは公権力に排除される(!)立場になる確率が高いわけで、そんなわけで非常に勉強になるドキュメンタリーだった。あと思ってたよりウ>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.5

閉じられたドアの内側で、なまりを呑んだ身体が緩やかで長いスロープをぼてぼてと降りていく、その身体の重苦しさを私も知っている。ぷつぷつと外れてきた父との接点をどこから結びなおしていけばいいか私は本当にわ>>続きを読む

アフター・ミー・トゥー(2021年製作の映画)

4.5

とてもよかった。韓国のフェミニズム運動のこれまでとこれからを知れる新鮮な資料としても多くを知れた。日本と状況の似た隣の国の同志たちの戦いは、とても参考になるし、どよどよと反響する運動の声には何より勇気>>続きを読む

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

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保守映画はけっきょくどこまで行っても権威主義的で物語に没入しかねるな。女たちの拳が、銃口が、どこまでも遠くを見据え、あらゆる支配を破壊していく映画が私は好きだ。演出は、わざとらしいもしくはわざとらしさ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

差別というのは本質的に胸糞が悪いというのがよくわかる。この伝わらない微妙なものの数々をここまで、しかも映像の表現で伝えられるのは本当に唯一無二だと思う。監督作やっとコンプしたけども私はジョーダン・ピー>>続きを読む

女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

4.0

女たちの物語だ。ありふれた幼児誘拐サスペンスに、身体に訴えてくるようなダイナミズムを持ち込むのは女たちの差異とそれをつなぐフェミニズムなのだ。
仕事に忙殺されているが経済的余裕のないシングルマザーのジ
>>続きを読む

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