こめさんの映画レビュー・感想・評価

こめ

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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

レクター博士初鑑賞。
ハラハラさせるのみでなく知的かつキャラクターの魅力も感じるサスペンス。

若き日のジョディ・フォスター演じるFBI候補生の美しくも未熟な危うさ。
アンソニー・ホプキンス演じるレク
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

生まれ変わりを繰り返す1匹の長い犬生の話。

直球に感動します。
人を殺さずストーリーで感動させるの素晴らしい。

真っ直ぐな犬の目線でストーリーが進行するのも良いです。
犬を飼ってた方にはなおさら刺
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.6

はちゃめちゃガンアクション
アマプラ的にはサスペンスだけどサスペンス感はなし!

無茶苦茶すぎるなダリウス夫婦に巻き込まれて、まともに成らざる得ないライアン・レイノルズ演じるボディガードのマイケル。
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.2

舞台は少年による父親殺しの裁判。
最終弁論が終わり12人の陪審員が評決を求められるところから始まる。
全員一致で決定される評決。
間違いなく有罪だろうという空気の中、1人の男が疑問を投げかける…

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

前日にPART1を再履修してから鑑賞。
固有名詞が多いので直前にPART1観ておくのをお勧めします!

宗教的かつ重低音バキバキの音響と、
SFの世界観を崩さない見事な映像美が最高でした!

主人公の
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

名作と聴いて鑑賞。

うる星やつらの80年代的ドタバタコメディ要素に、
押井守のシリアスで神秘的な脚本と映像が良い塩梅でした。

ラブストーリーとしても良い!
エンディングの演出も違和感を感じつつレビ
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エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.6

画が強い、強すぎてストーリーが入ってこない、というかそもそもストーリーなんてない。

一昔前のアクション俳優の同窓会的映画。
画面に並んで写ってるだけで良い!

メタネタも多いし映画好きがニヤニヤする
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.9

濃縮されたサスペンス。

あるようでなかった展開。

スッキリもするけど胸糞も感じて余韻も残る。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

ダークで不穏な雰囲気がバットマンらしくて良き!

今まで以上に陰を感じるブルースウェイン。
次作以降でホアキンフェニックス版ジョーカーとも対決して欲しい…!

バットマンのヴィランは知的でサスペンス的
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ感動しました。
初めてかなってくらい終盤30分くらいずっと泣けてきました。

前半は評価が良くて期待してた割に、設定もそこまで新しくないし、ジャニーズ物の普通の恋愛映画かと思って惰性で観て
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

長い刑期を終え出所するも身寄りの無い男、三上。
役所広司演じる彼の目を通じて、正解のない理不尽な世界に触れ、何が正しいのか問われ続けました。

自分と三上の中の正解が固まりつつある中、物語はラストを迎
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.3

名作と聞いて観たら名作でした。

色々考えてみたけど作品の良さは自分の文章で表せなさそうです。


若い時は自分の見てる範囲が世界の全てと思ってしまいます。
自分の学生時代と重ねつつも、今の自分の戒め
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

プールサイドで突然放心状態となり、
その後、命を引き取った母。
姉弟に残された奇妙な遺言は、
いるはずのない父と兄を探して封書を渡すよう求めており…

宗教や紛争が絡みながら、母と自分たちの背景を辿っ
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.7

街の最強おじさん2

今回はおじさんの悲しい過去にも迫ります。

アクションは最強故の爽快感と心理的安心感が丁度良いです。

ラストのFPSばりの戦闘シーン。
『入っちゃだめ!』『後ろ後ろ!』
最強す
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

劇場版ガリレオ3作目

今回も複雑かつ切ない人間模様が描かれています。
ただ、流石に容疑者Xを期待してしまうと一段落ちてしまいます。
時間に関わる人が多く、一人一人の感情にあまり共感できなかったのかも
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

3.8

倫理観バグってる。
amazon的には青少年向けとのこと。

脳みそ空にしてみた方が良いです。
飲みながら観るのが良き。

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.7

静かに淡々と進んでいく幸せなストーリー。

徐々に街の人たちに受け入れられていくのが良いです。

主人公たちのゆるい個性も良き。


なんだかパンのCMを思い出しました。

ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

これは良い邦画。超余韻。

立場や、感情、真実、映像、目に映る全てがゆれている、

事件の真相はこの映画の本質では無いのかもしれない。
再生の物語であってほしいです。


香川照之の混沌とした感情表現
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

4.0

ファミリー感が増してきたワイルドスピード第6作。

車を跳ね上げたり、踏み潰したりとやりたい放題!
ユーロミッションくらいまでが純粋なカーアクションの範囲内だった気がする…

さらに肉弾戦も盛り盛り!
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ディオールと私(2014年製作の映画)

3.8

Diorという看板、ラフシモンズという名にかかる期待。
計り知れない重圧の中、コレクションを作り上げていく緊張感が伝わりました。

メゾンで働く職人たちのコメントも良い。
自分たちの技術に自信を持って
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

幸せなひとりぼっちのリメイク。
舞台はアメリカに、主演は名優トムハンクスです。

毎朝近所のルール違反をパトロールしている頑固な老人OTTO。
妻に先立たれ、長年勤めた工場も定年を迎え、生きる意味をな
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.1

PC、スマホなどの画面表示のみで進んでいく実験的ミステリー。
1はまだ観ていませんが、別の話のようなので観賞。

コンセプトの面白さだけだと思って舐めてましたが、めちゃくちゃ上質なミステリー。
伏線あ
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アートのお値段(2018年製作の映画)

3.8

今の美術界のいびつな現状がよく分かる作品だった。

投資としてコレクターの間で売買される事で価格は高騰してゆく現代美術作品。
しかし、アーティスト達に十分な利益がもたらされることはなく、その価値は人気
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.9

街を守る最強のおじさんの話。

相手を観察して、時計を確認して、私刑を執行するまでの流れがクール。

暴力的なシーンもテンポが良く嫌らしさも少ない。

最強すぎて適度な安心感があって良き!

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

米国の大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性的虐待を暴いていくストーリー。

隠蔽された闇を抱える被害者たちの苦悩

「周りの他の人たちはあそこでノーと言えたのに……」「あの時自分
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.8

荒野の七人のリメイク。

ストーリは超王道。
いつの間に打ち解けたの?正義に目覚めたの?とか疑問を探せばキリはないですが

個性的なカウボーイ7人集めて勧善懲悪させたらもう面白い。
銃撃戦も満足感あり
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.8

ベタな池井戸作品。
けど面白い。

上司と叔父さん、もっと胸糞なキャラでいてほしかったです。

マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

3.9

謎多きデザイナーマルジェラの回顧録。

枠に囚われず新たなコンセプトを生み出していく姿は研究者のようでした。

20年でファッション界から姿を消すところも潔い。

戦火の馬(2011年製作の映画)

4.0

フェイブルマンズを観た影響でスピルバーグ監督作品を続けて鑑賞。

舞台は第1次世界大戦のヨーロッパ。
1頭の馬を巡る、善意ある人々が織りなすストーリー。
終盤の塹壕のシーンが特に印象的。


危険なシ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

スピルバーグ監督の自叙伝的作品。

少年の映画との出会いから、成長の過程、家族愛が丁寧に描かれています。

奔放な母親の葛藤や表情。
作品全体として芸術には痛みが伴うというメッセージが印象的。


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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

60年代に起きたシャロンテート事件がモチーフの映画。

マーゴットロビー演じるテート夫人と、隣人で落ち目の俳優のディカプリオ、そしてそのスタントマンのブラッドピット。
何かが起こりそうなざわざわ感の中
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.0

良い余白がある映画。

その余白をコロンバスの建築や、インテリアで埋められています。

街(親)から離れたくない。
街(親)に縛られている。
対照的なようで似ている2人が出会い、影響しあい、交錯してい
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

秋の夜長に心地よい余韻を残してくれる映画。

森の向こうで出会ったのは、8歳の頃のお母さんとおばあさんの家。

おばあさんが亡くなり、殺風景になった今の家との対比も、哀愁を感じさせます。


わたしが
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

キムタクがキムタクしている。

俳優陣が豪華で満足感ある。

ミステリー要素は東野圭吾。
犯人予想はしっかりすかされてしまった。

サウスポー(2015年製作の映画)

3.9

これで良い!って感じのボクシング×家族愛もの。

ジェイクギレンウォールの映画なんでも観る価値ある説、立証。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ノーラン映画しっかり履修しているが、噂通りもう一段難解!

1回目は逆行世界の映像美と満腹のアクションで何となく理解した気になって終わり。
なんでそうなるかは分かんないけど、とりあえず公式覚えてる感覚
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