コミ坊さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ひらいて(2021年製作の映画)

4.0


おお、良い良い。

目の使い方が素晴らしい。
「ああ、私がたとえ君に告白したこと知らないんだ」
→「じゃあ美雪を私のものにしちゃえばたとえ君が離れて私のものになるかも」
って思考巡らせてる場面が最高
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0


「不適切にもほどがある!」で第6話の昔話しちゃダメですか?って話に当てはまるんだけど、嘘でもいいから聞いていて興味が湧くような話なら全然してもらっていいのよ。
何がダメなのかって、興味ない、つまらな
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

3.8


アクション映画とは、こう!と言わんばかりの。

現代の作品にも利用されてる場面も多い。
威風堂々が流れるのも先日観た「キングスマン」でインパクトのある場面で使われていた。

こういう作品において弾を
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8


あいやー、これは劇場で観なきゃいけん奴やろと思ってたから久々に映画館行くことに成功したんだけど、前作の予習もなにもしてないからまじで頭すっからかん太郎で何が何だかここはどこ、私は誰状態で着席してた。
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.2


傑作かな。


すごいドキュメンタリーみたいな息の詰まる迫真の長回し。
重い題材だけどおとなになったつもりでいる若者に観てほしい作品。
おとなから大人になることの覚悟があるのかどうか。
恋人と夫婦の
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9


劇場で観るのと、宅場で観るのとだったり年代の違いもあるから比較するもんでもないけど個人的には「グランツーリスモ」に軍配かな。


レースの過酷さ、チーム力、レースの臨場感、疾走感どれをとっても少し薄
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.0


あかん。
顔がほぐれてきたマイケルが大谷翔平に見えて仕方なかった。
みんな気づいてますか?
想像以上に大谷翔平だと思うんで、大谷翔平ファンの皆様ぜひ。


気持ちいい映画だった。
みんないい人。誰も
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.9


*ゴールデンカムイのネタバレを含みます。
ご了承ください。




有名なサイコサスペンス映画。
先日、「ゴールデンカムイ」の漫画を読破したので今作はそれと共通点が多いなって印象。
「ゴールデンカム
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.8


いいね。
観やすい。
今作は肝心のグロ描写をしっかり目線外してくれるので助かる。大いに助かる。前作より優しくなってる気さえする。

その分アクションは見応えあり。
パンチの速度より相手が吹っ飛ばされ
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テッド(2012年製作の映画)

3.6


酔っ払った状態で観た。
なかなかそんな状態で観ることないけど、そんな時にはこの程度の作品がちょうどいいよな。
もちろんガキの当時もガキだから観たことあるんだけどね。ガキはこういうの好きだから。

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0


今を全力で生きる少年の僕には過去の出来事である、日本史や世界史ってあまり興味を惹く題材ではない。
今作のような時代ものは毎回物語に入り切れないことが多いけど勉強のためになんでも観るようにはしている。
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.2


おーん。
前半はなかなか怖かったような気がするが、後半はぐちゃぐちゃだー。

見えないものが見える→それがいなくなる時の鳥の羽ばたきとかがいちいち諄いかなと思ったり。
まあでもこんなもんかとも思った
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ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

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最近あまり映画観れてないぞ、と観始めたけど、ティーンエイジャー映画でよく見かける出だしからあれもこれも見覚えあると思ったらレビューしてなかったやつでした。
失敬。ホニリス。

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0


おーまんまとでしたわ。
いや、あらすじにはリハビリを果たしたとか書いてあるけど、そんな描写一切ないからそれはちょっとおや?って思ってたけど完全に頭の片隅のゴミ箱に捨ててしまってた。

久々に良いカメ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.9


「幸せなひとりぼっち」と毛色は似てるけどこっちは男気ありの切な系。


「ゴールデンカムイ」で戦争を経験して生き残ってる奴はしぶといんだみたいなことを土方歳三だか土井新蔵だかのおじいちゃんが言ってた
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.3


おもんなかった。

過去の記憶を見させられているだけで、肝心の“今”がほとんどない。
“今”起こってることは、機械に繋がれて寝ている彼と新しい男と付き合ってる彼女と、不倫してた奴ら。
実際に“今”起
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.7


あれよあれよのドタバタストーリー。
面白いんだけど、なにがという明確なことは言えないけど若干の物足りなさを感じた。
もっと見入っちゃう心構えはあったからかな。

話を全く噛み合わせる気のない会話は笑
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.5


どこが脅威の落下G体験だったのかっていうくらい結構飛行してたぞ。

トムクルの旦那が飛行機に捕まったりとんでもないことしてたら常人じゃない!!って思うけど、一般人がやってるとなぜかおれにもできるそう
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帯広ガストロノミー 帯広市開拓140年 市制施行90年記念長編作品(2022年製作の映画)

3.4


前半評価の割に結構良い出だしじゃない?と思ったけどね。
まあまあ、ストーリーには目を瞑った上で人間の汚さのおかげで十勝の良さが引き立ってると思えば。ね。

瀧本美織さんって前々から知ってる女優さんだ
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.5


ここ最近で観たスパイ映画の中でダントツで面白かった。

アクションシーンがかなりスタイリッシュ。
教会でのワンカット風のシーンのメイキングをいつの日かにテレビだかなんだかで観た記憶があったのを思い出
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恋は光(2022年製作の映画)

3.3


高評価だったから観たかった作品。
なんとも面倒くさい映画でおれには合わなかった。キャラ設定も含めて。

恋とか感覚的でセンスみたいな正解のないものにずっと正解を求めてるのがずっと道草食ってる感覚で感
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.6


想像以上にあっさり終わったな。
火事も物語も。

最後におまけのメイキングまで観たら山火事へのこだわりを感じることができてプラスに働いたものの今作において山火事がキーになるほどの出来事でもないのがど
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.7


わかりやすいストーリーで無駄がない。
むしろ起の部分がテキパキしすぎてる。
体感3分くらいでどこぞの一般人スミスが抜擢された。
内容はTBSの日曜劇場チックだけど、その先駆けといったところだろうか。
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.3


患者さんが観てたので不可抗力で観る羽目になった作品。
ドラマの方も観たことなかったけど、これまた患者さん宅で再放送やってるのをちょこちょこ観た程度。



これが日本の現状だなー。

島で暮らしたら
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.8


八者八様の四組四様の考え方、生き様を他人事の様に観れるのでおもしろい。
とは言え、自分だってしょうもない人間なので参考にするべき。

千葉雄大の役は自身が監督を務めた「あんた」と被り、悪気ない状態か
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.8


絶対おもろくなることが確定してる潜入捜査。

管轄外?のコミュニティに専門外の分野でのぎこちなさが生み出す化学反応がおもしろい。

まだ高校生だから悪さの限度はまだ発展途上といった感じ。
大学編に期
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.6


案外怖さは薄かったと記憶してる。

不協和音の根源は絶対旦那が原因だと思ってたから、子供側だったことで予想とは不規則な展開を楽しめた。
まあ、根源と言ったら結局の教義は親だからどちらとも言いづらいか
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.6


こんなにもハラハラしなきゃいけない作品でハラハラもドキドキもしない作品は珍しいんじゃないだろうか。
なにもかもさらりさらりと進展していって心臓にはかなり優しい。

一番ハラハラしそうな場面を、まさか
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.9


良質な映画。

80歳で生まれて、若返っていく設定は容姿と頭脳どちらも当てはまるのかと思ってたから容姿だけやったね。
正直、生活様式自体は人にご飯を食べさせてもらって、ハイハイで移動してオムツするの
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0


僕が金塊を探しに北海道に移住してきてからこの作品には出会ったんだけど、ゴールデンカムイのおかげで北海道(アイヌ)のことにもっと興味を持つきっかけになったのでこの作品には出会えてよかったなと思う。
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ヒート(1995年製作の映画)

4.0


かっけー男共の映画。

最初どっちがどっちのなに役なのかわからなくてキャストの名前見たら、まさかのアルパチおじとロバデニおじの共演だったので把握してからはちゃんと区別できた。
二人ともめちゃ若い。イ
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華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

3.7


まあ、おもろい。

カン・ドンウォンさんの役めっちゃ好きや。
もうカン・ドンウォンさんが好きと言ってもいいかもしれない。

刑務所でのスキルアップは確実にしといた方がいいわ。
シャバに出てからのスタ
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.5


役者の関係性と、設定、過去の出来事を必要最低限で済ませることで、難なく一般人が星間戦争に参加できる状況を作ったのはお見事。
幼馴染がポンコツ大統領になって、以降もしっかり仲が続いてるっていう設定はお
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0


新作の「枯れ葉」と似ている境遇の二人が全然上手に愛を育む訳ではないんだけど、そのぎこちなさがクセになる。

初期作品も現代作品も時代は変われど、男と女の描き方は全くかわらない。
こっちを観ると新作を
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9


惹かれ、引かれ、轢かれる。

すれ違いの痕跡をタバコでマーキングするところがめちゃくちゃ好き。

この後に家で観た同じ監督の「パラダイスの夕暮れ」と重なる場面が多くてそっちに上書きされちゃった感はあ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0


最高。
役所広司映画。

目覚め、支度し、公衆便所の掃除をして、銭湯、飲み屋、読書、就寝。
休日は洗濯、フィルムの現像、古本屋、飲み屋。
ただただ繰り返される日常を切り取っただけなのに「PERFEC
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