こんちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

こんちゃん

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

5.0

日本列島の下で蠢く災害のもとミミズが扉から出てくるのを閉じ込めて回る閉じ師という設定がとても良かった。古い文献にも示されているという話も、要石で強力に災害を防ぐというのもとても良かった。
アニメーショ
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世の中にたえて桜のなかりせば(2022年製作の映画)

3.0

宝田明が終活について桜と共に描きたかったんだろうな。
でも、終活アドバイザーを不登校の女子高生がしているところが、どうもスッと入ってこない。そういう過去があったという大学生くらいにすれば良かったのに。
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正欲(2023年製作の映画)

3.0

多様性の時代とはいえ、水が蛇口から吹き上がることに性的興奮をするというのは、よくわからない。不登校の小2の息子がユーチューブ初めて喜ぶ母親も、変ではないのか。
稲垣吾郎が演じる検察官は、一般論が通じる
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

5.0

烏野高校と音駒高校の激突。
攻撃型の烏野は何度も全員で飛んでシンクロする。
守備型の音駒高校は、受けてしっかりと繋ぐ。
1回きりの次のない試合を日向と研磨の出会いから始まり、
研磨と黒尾の子どもの頃か
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.5

離島での医療。
この国の抱える過疎地域の無医村問題。
医者の善意に甘えて、島民みんなが頼り切るというのはおかしい。
それを美しい話として、描いていては問題がきちんと改善されない。
台風の夜、混乱が激し
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GHOSTBOOK おばけずかん(2022年製作の映画)

3.5

ゴジラ-1.0の山﨑監督が、子ども向けの冒険ファンタジーを作ったもの。
色々なお化けが、最後の決戦に関係していて、上手に伏線回収していた。
ラスボスが強いけど、勇気をもって立ち向かっていくところは、と
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.0

原作小説がすごく面白かったので、できればアニメよりも実写映画化してほしかった。
アニメの絵も、途中で出てくるCGも、ちょっとチープで幼稚なので、お子様向け作品になってしまって残念。
不登校、いじめ等、
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.0

TVドラマ終了後の後日譚。
前半の壮大なスケール感が、途中からしりすぼみ。
それでもやっぱり入間みちおと坂間千鶴のコンビはいいコンビで、この二人のやり取りは見ていてとても楽しい。どんどん新作を作ってい
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

天才的頭脳を持った主人公が、数学ができたしても満たされないのに、数学者のランボーが自分では解けないことに落ち込むというところが哀しかった。
心理学者のロビンウィリアムズが正直に、マットデイモンと対峙し
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.5

ゆるいドラマの映画版。
楽しかった。
アドリブでふざけている場面もあるし、コメディらしく真剣にふざけているところが笑えた。
黒板に昭和57年って書かれていた。
なるほど、昭和のそのころのイメージで作っ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

5.0

原作マンガの面白さ、雄大さなどを何一つ壊すことなく描いてあって、あっという間にエンディングになった。このペースで作っていったら、6本くらい作らないといけないのでは・・・?
そこだけが心配。
山﨑賢人の
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.5

スーパーマリオブラザーズで遊んだ時間が多い人ほど楽しめる映画だと思う。
だから、あまりそれで遊んでいなかった私は、ただちょっと面白いアニメだったというだけで終わった。色々細かなこだわり、隠れキャラなど
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.0

特殊詐欺グループを描いた作品かと思ったら、安藤サクラはそうではなく、事情を抱えて戻ってきた実の子どもだった。
過去と現実と警察ヤクザが入り乱れて交錯するストーリーと、悪い連中のリアリティや大阪の街並み
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大河への道(2022年製作の映画)

3.5

千葉県香取市役所が大河ドラマ誘致に奔走する話。
公務員しんどいな。
伊能忠敬を地元ではちゅうけいさんと言っていることなど、それっぽいなと思った。
それにしても、この伊能忠敬が地図完成前に死んでいたとい
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.5

原作がとても良かったし、wowowの連続ドラマでも観たので、しばらく見ようとは思わなかったけど、それから時間も経ち、内容もチョイ忘れたころに見た。
良い銀行、企業再生、池井戸潤さんの小説の一番読みたい
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百花(2022年製作の映画)

4.0

母親認知症というか、アルツハイマーに苦しむ主人公かとおもったけど、母子家庭なのに母親が男のもとに走って捨てられてしまった過去がある。
つらい。
色々つらい。
本を読んだときも感じた寂しさ、虚しさが本当
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

2.5

大好きなクリントイーストウッド監督作品だけど、大きく期待外れだった作品。
メキシコでは車の盗難そんなに日常茶飯事なのか?
保安官は、ナイフでシート切るのか本当に?
おじいさんのイーストウッドは、そんな
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最後まで行く(2023年製作の映画)

2.8

韓国映画のリメイク。リメイクされるということは、きっと面白いのだろうと思って観たけど、話の内容はそこそこだった。
岡田准一はいい役者で、男臭いけど強さ弱さを出せるし、顔つきもしっかりと意思のこもった綺
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

5.0

シベリア抑留でも希望を失わずに生きようと、時に励ましあい信じ合いながら収容所で過ごした人々の話。戦争により人生が狂ってしまった人々。10年も強制労働を強いる社会主義国には腹立ちさを感じる。主人公の山本>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.5

80年代の小学生。
夏休みの思い出。
自転車での冒険。
こんな設定大好き。
キン肉マン消しゴム。筋骨マン。ラムネ。
地元のあほヤンキーに絡まれる。
長崎の片田舎の話が、自分の思い出のように肌感覚で染み
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

開店してからしばらくお客さんが来ない食堂で、
地道に丁寧に調理を進めていく。
真面目に取り組むと少しずつその思いが伝わって、満席になっていく。
ガッチャマンの歌を覚えている人に悪い人はいませんからと、
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

CGが作り出す炎の揺らめきと水の透明感、雲や風の感じなど、本当に美しいなと思った。
話は昔からあるラブストーリー。
ロミオとジュリエットの頃から、住む世界が違う二人が魅かれ合う話。
水だと全て触るもの
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

ゴジラは悪ではなくて、人の力などはるかに及ばない大自然の脅威であり、憧れるわけでもなく神々しい出で立ちに畏れる存在。畏敬の念を抱く圧倒的な存在。
そして今回のゴジラは本当に怖い。人々を踏みつぶし睨みつ
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バタアシ金魚(1990年製作の映画)

5.0

大好き。
初めから最後まで楽しめる。
筒井のあほ面もとても良い。
高岡早紀も初々しくてとてもかわいい。
浅野忠信はちびっ子すぎて驚く。
昔、リバイバル上映を名画座に見に行った。
ビデオも持っていた。
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

4.0

見たことなかった不朽の名作。
エイリアンやアブダクションとか全てはここから始まったとしたら、
すごい内容でさぞかし上映を初めて観た人々の衝撃はすごかったんだろうな。
X-FILESなどこの内容を独自に
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

過去の名作を初めて観た。
私は、題名しか知らなかったので、中東にあるカフェのことだと思っていた。
全然違った。
アメリカの地方都市にあるガソリンスタンドとモーテルに併設しているカフェ。
いつも不機嫌な
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

5.0

期待せずに観たからか、すごく面白かった。
良かった。
少し年上の女性に惹かれる少年の純なところや、自分の父親へに対してや大人全般への不快感など、反抗期かなともまっすぐだなとも思う。
そこへの大人として
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

湿地の娘っていう言い方嫌な表現やな。
差別的というか、人を見下した言い方。
主演の女優は確かに孤独にも才女にも、純真にもしたたかにも見える。
大きくて黒い瞳の威力だろうか。
人の善意、マイノリティへの
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.0

大好きな漫画なので、実写映画化を知ってめちゃくちゃ期待した。
すごく楽しみにしていて、公開二日目の週末にダイスクリーンに見に行ったが、はっきり言ってがっかりした。
あまりにも雑な説明。
海江田と深町は
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地獄の花園(2021年製作の映画)

2.5

ヤンキー漫画のバカなところをしっかりと詰め込んで、
少年漫画の最強ばかりを追いかけて対決していくようなアホなストーリーをOLに置き換えて、ただただ馬鹿馬鹿しく遊んだ映画。
遠藤憲一が、ティナターナーに
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

高齢化社会で75歳以上の人は自死を選ぶことができる。
支度金は一人5万円。少なっ!75歳以上の貧しい老人に対しては、世間の風当たりはきつい。
こういう世の中は嫌だなあ。
倍賞千恵子は働くところも住むと
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神様のカルテ2(2013年製作の映画)

4.0

医者の不養生とは笑えない。
患者に寄り添う医者は素晴らしく。自分の家族のことを優先して仕事を定時で切り上げて帰るものが批判される。
おかしい。
どの職業でも同じだろうとは思う。
仕事に生活の時間を奪わ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

碇シンジやん。エヴァ感が・・・。TVアニメ見始めて興味を持って、その話の以前の物語っていうことで見てみた。
呪術師の出してくる呪いの化け物がカッコよくて、戦闘シーンも良かった。
TVシリーズ見ていこう
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

5.0

今回もものすごく壮大なスケールで描かれ、迫力のある映像や見事に原作を再現するキャストであっという間の2時間だった。
王騎の強さ、きょうかいのすごい動きとものすごい強さ、飛信隊の熱い心、李牧の雰囲気と北
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

ロシアの巨大原子力潜水艦が沈むところから物語は始まり、AIが情報機器にゴーストとなって現れたり、そっくりの声でだまして誘導したりしながらキーを奪い合う。
イタリアの町並み、フィアットでの疾走。しかも古
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

宣伝一切なしで観に行った。
はじめの戦時中の火災シーンは、手描きがうねりを描いていてすごかった。
風立ちぬの様な話かと思ったら、今までの宮崎駿の総集編といった感じで、すごくすごく面白かった。
セキセイ
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