Kさんの映画レビュー・感想・評価

K

K

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.3

時間軸・演出が複雑なので一度で全てを理解しきれずもう一度観たくなる作品。単なる伝記映画ではなく、まるで映画と対話しているような印象。各登場人物の心情を「音」で表現しているのかなと思い、個人的にはそこが>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

1.7

コミカルスパイス振り撒いてるけど、観る時はそれなりの覚悟が必要で、だいぶ人を選ぶ風刺的作品。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.0

伝統的かつ王道なディズニー作品。歌は良いけど、これまでこんなにミュージカル調なペースやったかなという印象。希望に溢れて元気が出る作品だけど、希望と絶望の比重がかなり偏っててあともう少し落差あっても良か>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

2.3

禁欲カルトの成れの果て。水が溢れそうなシーンも随所に見られ、それがあることをきっかけに暴走。音楽や魅せ方もあってか、禍々しさもあり、怖さもあるがそこにニンゲンのある種の美しさも感じた気がする。と色々思>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.2

意外なエンディング。概ね米国政治を皮肉った作品だったけどトップアクターの演技、途中に挟まれる一流の音楽ライブには惹かれるものあり。やっぱ誰が演るかで作品の味の深みが全然変わるな〜て印象。

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

2.8

ソマリア側が米国側に言い放った「Do you really think〜中略〜This is how things are in our world」のくだりが全てを物語ってる。戦闘シーンとかは緊張感>>続きを読む

僕が宇宙に行った理由(2023年製作の映画)

3.0

vlogに近いザ・ドキュメンタリーな作品。もう少しテーマ設定に沿った作りにしても良いかなと思いつつ、ありのまま感が売りなのかもなと。ただ、飛び立つシーン、宇宙シーンとか個人的には鳥肌が立つ好きな部分も>>続きを読む

ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

1.0

原作を知ってたらカバーしきれなかった伏線の出し入れをもう少し楽しめたのかもだけど、映画だけとして観るなら、作りが雑な印象。

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

1.5

綱渡りで続いた”奇跡”ともいえる体制をどう立て直すのか思いきや、やはり離島医療の課題は根深く、ハント先生の感じた違和感はごもっとも。個人的には原パパ推しです。

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

2.3

史実に基づく映画で、良いテンポで展開。とはいえ、主人公はお金を求めていたという感じでも、正義感が特別強い感じでもないから、何が目的だったのかなぁという印象。他コメントにもあったけどパイロット技術の向上>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

2.0

常に表裏一体であることを意識させられる作品。ただ、主人公のバックグラウンドがどれだけストーリーに必要だったかなというのはイマイチ分からなかった。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

1.5

テーマに沿った作品だけど、“ガリレオ”を期待してる人には少し物足りないかな。よくよく考えるとフラグ回収の取りこぼしあった気が。

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

2.0

ものすごく新鮮味がある内容かと問われるとそうでもないかもしれないけど、観る人によってそれぞれ感じるものはあるかと。自分としては前半にグッときた部分があったかな。

関ヶ原(2017年製作の映画)

1.0

戦は楽しいものではないし地味なものだと思うけど、それを貫き通してほしかったかな。島左近、大谷刑部あたりが良い”あじ”出してたけど、映画全体としては不要な要素が所々にありの印象。

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

1.3

テンポは悪くないけど、それだけ。ラストはあーそっちかってちょっとなったけど、先の展開は読める系かな。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.0

内容はリアルさを追求しつつポリゴン風作画の3Dアニメーション。個人的には、実際はこんなもんじゃないだろうなという印象を受ける作り(にあえてしてる?)だったかな。感情移入はし難いけど知っとくべき一作。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.4

色眼鏡評価かもしれんけど今まで観たホラー?で一番怖かったかも。この感情を”恐怖”と呼ぶべきか不明やけど、あまり人には勧められないかな。恐怖の先にいきたい人はどうぞって感じ。それにしてもバックミュージッ>>続きを読む

恐怖人形(2019年製作の映画)

1.0

ストーリー云々はC級以下のつぎはぎコメディ。予告では”ネオ”サスペンスホラーとのことだけど、どこからツッコミ始めれば良いか分からんレベル。

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.5

リアルな外景に圧倒的アバター感の登場人物。分かる人には分かる、プログラミングかじったことのある人なら惹かれる題名。「時間とデータ」の捉え方・絡み合いが面白いし、ストーリーもがっつりSFでよくあるライン>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.3

ダニエル・クレイグがカッコ良すぎた。作品ジャンルはミステリーだけどバックミュージック効果もあってかなんとなくファンタジー感があって、バーでボーッと映画鑑賞してるイメージかな。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.7

緊張感の作り方が上手い。一番印象に残ってる場面は盲目という設定だからこそのところ。画面から滲み出てくる緊張が伝染して、1時間半の作品だけどこのくらいの長さが丁度良いのかも。

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.2

なるほど、だから原題はsolaceなのか。ブレインゲームって邦題は正直ミスリーディング。”死””愛””正義”についてこの作品のようなアプローチはありがちだけど、設定自体は変わってるし未来や過去のフラッ>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.0

この作品を一言で言うなら”カオス”。バケツいっぱいの水を最初の1時間30分ぶち撒けてラスト30分で一気に拭き取るイメージの作品かな。ボーッと観る作品ではないし好き嫌い分かれそう。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

-

32分の短編映画。予備知識全く無しで観たけど序盤のシーンでなんとなく何を基にしてるか勘づいた。この映画を通じた強烈なメッセージ性は逆に30分強が適切な長さだったかな。視聴者の心に残りつつ訴えるという意>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

電子機器の画面だけでストーリー展開されているとは思えない程の緊張感。見せ方も面白いし、締めも良し。
内容とは関係無いけどもし自分が娘の立場やったら捜査のためといえど自分のPCやらSNSとかを片っ端から
>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

2.5

内容自体に新鮮さは特に無くありがちやけど、戦闘シーンはハラハラするかな。他のレビューにもあるけど、豪華なB級映画。

パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.0

ツッコミどころはいくつかあったけど、最初のパニックルーム脱出後の演出がめっちゃ良かった。画面に吸い寄せられて息を呑む感じ。ラストシーンあたりもなんだか興味を惹かれる。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

1.5

グラフィックと音楽は素晴らしい、鳥肌もの。序盤は掴みが良くてどんなストーリーが展開されるのかと思いきや、途中の否めない丸々ディズニー感、伏線未回収などなど個人的にはマイナスポイントがちょい多め。それと>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.0

役回りは良い感じ。心が焦げつくような作品を期待したけど、序盤になんで?ってなってザ・共感って感じの内容ではないかも。でも、最後のベンチシーンは個人的には好きやった。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.0

やけにリアルだなと思っていたらキャストのまさか過ぎるバックグラウンド。考察の中で本作通じて腑に落ちたのは、子供の幸せに必要なものは「親による無償の愛」と「社会が保証する基本的人権」。それにしても生々し>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

2.3

定番と思わせつつ最後に一捻り。「人は見たいものしか見ない」「人は見せたいものしか見せない」といった真理を描いた作品。マインド〇〇ックスリラーとして高く評価されていたけど、個人的にはもやもや。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.0

実話を基に、というのが頭にあったのもあるけど緊張感をすごく感じる作品。やはりこういった映画を見ると宗教だったり人間そのものについて考えさせられるし、そして主犯格に関してまさか過ぎるラスト。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

2.5

一番しっくりするコメントは、現実世界と心の分解をリンクさせた映画かな。メタファーがそこらじゅうに散りばめられていて、かつ心の動きも繊細なので注意深く観ないと置いていかれがちな作品。解説を見た上でもう一>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.0

実話に基づく粗野なイタリア系白人トニーと天才ピアニスト黒人ドクターシャーリーの友情もの。差別が横行していた時代の設定でそれが生々しく描かれているもののトニーにグッとくる。途中の感情が入ったピアノの感じ>>続きを読む