コロンさんの映画レビュー・感想・評価

コロン

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

圧倒的な映像美、細部まで研ぎ澄まされたディテール、詩的で哲学的でもある脚本、重厚でエモーショナルな音響、魅力的なオールスターキャスト。全てに心を奪われた。ピュアで気弱そうな青年から、アトレイデス家の新>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

ブルース・ウェインの苦悩を映してか、ダークトーンほぼ一色。復讐では過去は変えられない。一縷の希望が垣間見えるラストは余韻があって良い。コリン・ファレルは判らんかった。

我が名はヴェンデッタ(2022年製作の映画)

3.7

血は抗えない。殺し屋になるべくしてなったソフィア。

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.2

マッシブ・タレントでニコラス・ケイジが激賞してたので鑑賞したが、観て大正解。パディントンの健気さと優しさにもうメロメロ。笑って、泣けて、心温まる最高のアドベンチャー・ファンタジー。ヒュー・グラントはこ>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

予想を裏切り続ける斬新でツイストの効いた脚本は秀逸。マシュー・ヴォーンならではのスタイリッシュで陽気なアクションも楽しめた。特にブライス・ダラス・ハワードの、体型に似合わない(失礼!)キレッキレのファ>>続きを読む

Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.8

軽妙で、テンポよく、ハッピーエンドで、とても楽しめた。ケビン・ハートのチームワークの良さが心地良く、ググ・バサ・ローも魅力的。サム・ワーシントンやジャン・レノの憎々しさは流石。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

期待外れも甚しい。主人公の殺し屋、冒頭から20分も延々と偉そうに御託を並べた挙げ句、ミッションに失敗するとは…。これはコメディかと疑った。その後も、タクシー運転手を無慈悲に殺したり、逆にミッションの依>>続きを読む

⼭猫は眠らない8 暗殺者の終幕(2020年製作の映画)

3.7

7に続いて8も結構面白かった。善い者が一人も死なない安心のストーリー。ゼロとレディ・デスがキーパーソンで、CIAのフランクリンとクローバーも意外と良い働き。でも最後はやっぱりベケットのワン・ショットで>>続きを読む

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.8

ガル・ガドットの魅力満載の、ファン必見の爽快なスパイ映画。彼女とソフィ・オコネドー率いるチームの信頼関係もとても心地良い。アーリア・バットが新加入した続編を是非観てみたい。

トリプル・リベンジ(2018年製作の映画)

3.5

カール・アーバンはこれで冤罪が証明されたのか?邦題意味不明!CIAの女の行動も意味不明!アンディ・ガルシア勿体無い!

ナックルガール(2023年製作の映画)

3.5

設定もストーリーも三吉彩花ちゃんの魅せ方も残念。もっとやり方があった筈。

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.8

スリルとユーモアが絶妙に塩梅されたスパイ映画。ジェイソン・ステイサムと急拵えのチームメンバーのテンポ良いやり取りや高いプロスキル、そして信頼感は見ていて楽しかった。ヒュー・グラントの悪役の怪演ぶりは流>>続きを読む

リプリー(1999年製作の映画)

3.8

マット・デイモンが、変身願望の裏側に潜んでいる何となく満たされない、曖昧な心に苛まされる放浪者リプリーを静かに演じ切った。アラン・ドロンよりマットの方がパトリシア ・ハイスミスの原作のトム・リプリーに>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.8

久能整のキャラは、菅田将暉以外には考えられないくらいマッチしてる。犯人は早い段階で判ってしまったが、松下洸平のラストの凍り付くような表情が哀れ。祖父に刷り込まれた家業に忠実だっただけなのに。原菜乃華の>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.9

日本版必殺仕置人の最終章の恩返しバトル。鬼畜を容赦なく成敗する、陶酔の極致のデンゼルの怪演がたまらない。イコライザー2で殉職したデンゼルの盟友メリッサ・レオの愛娘が、ダコタ・ファニングという設定も良か>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

グランツーリスモゲーマーのチャンピオンからプロのトップレーサーになったヤン・マーデンボローの成長物語。これがほぼ実話とは俄かには信じられなかった。元レーサーの指導者ジャックのヤンに対する信頼度が次第に>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

ジョンの不死身さは尋常じゃない。決闘のラストはスマートで、溜飲が下がった。ランス・レディックに合掌。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

ファンタジーが過ぎて、どうもついていけない。どうせならルーヴル美術館をもっと撮して欲しかった。旅籠下宿のミステリアスで妖艶な木村文乃は良かったのに。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.7

ミステリーよりも人間ドラマに比重がかかってる感じ。クリスティのオリエント急行に通じる所もある。北村一輝、椎名桔平、飯尾和樹、それぞれの苦悩の演技は見応えがあった。過去2作品よりも湯川教授の人間味が色濃>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.7

アクション映画としてとても楽しめた。特にカレン・ギランとクロエ・コールマンの二人羽織みたいなカー・アクションは斬新。クロエが3代目になる続編があるのかな。

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(2009年製作の映画)

3.8

黒幕が一網打尽になって、溜飲が下がった。暴走する公安に鉄槌を下したのも公安だった。ミカエル、調査会社の社長、ハッカー、ボクサー、外科医等々、先入観に捉われずにリスベットを本能的に信じた人々に喝采。リス>>続きを読む

ミレニアム2 火と戯れる女(2009年製作の映画)

3.7

賢く、肉体的にも精神的にも不死身のノオミ・ラパスに喝采。2は次作の前編って位置付け。最後の最後で、瀕死のノオミと助けに来たミカエルが再会するという脚本の構成が素晴らしい。相変わらずの権力層の腐敗振りに>>続きを読む

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

3.7

スウェーデンの権力層は腐ってる。特捜部Qもそうだけど、スウェーデン映画の犯罪って、倒錯的で気分が悪くなるようなものばっかり。ノオミ・ラパスの熱演が光る。ミカエル・ニクヴィストに合掌。

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

3.9

地上に降りて殉職した空軍衛生兵ピッツの勇気は、最高の名誉勲章をもって讃えられるべき、と信じる空軍の元上官や、ピッツに命を救われた元陸軍兵たちの30年間にわたる奮闘の実話。ピッツの両親や元兵士を訪ねて証>>続きを読む

アイリス -THE LAST-(2010年製作の映画)

3.6

連続ドラマの端折ったダイジェスト版。北朝鮮のやることは意味不明。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前評判を遥かに超えるトムの体を張ったアクションには脱帽。AIの暴走はタイムリーで現実味もあり、不気味。覚悟はしていたが、大好きなレベッカの退場はとても悲しく、寂しい。

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.9

シュタージの非道さと密告社会の恐怖を、重苦しく沈鬱なトーンで描き切った監督の手腕は見事。ベルリンの壁崩壊後、シュタージの機密ファイルが閲覧希望者に開示されたことには驚く。自由な思想と善に目覚めたが故に>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.6

大泉編集長は最終的に何がやりたかったのか、よくわからない。松岡茉優ちゃんの熱演は認めます。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

静謐で全てを受容れる湿地帯で、一人でたくましく生き抜く少女カイアの成長と解放の物語。カイアの独白「命を繋ぐためには、捕食者を葬ることもある」で、事件の真相を詳らかにするラストは秀逸。それにしても、何故>>続きを読む

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.8

期待してた続編だったけど、期待に違わない出来映え。クリス・へムズワースの不死身の無敵振りは今回も健在。ゴルシフテ・ファラハニのアクションも含め、大いに楽しめた。彼女の弟は残念だけど。イドリス・エルバ一>>続きを読む

ブラック・サイト 危険区域(2022年製作の映画)

3.6

ミッシェル・モナハンが主演なので観たけど、残念!イスタンブールの爆破テロは、誰が何のためにやったのか結局有耶無耶だし、ラスボスはミッシェルのCIA上官?ファイブアイズのシタデルがこの様じゃぁ話にならな>>続きを読む

ザ・コントラクター(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

クリス・パインの熱演は認めるけど、傭兵たちが間抜けすぎて、ベルリンでの市街戦、セーフハウスへの奇襲、ラストの銃撃戦全てが詰めが甘く、中途半端で残念。なぜクリスを執拗に殺害しようとするのかも不明。キーフ>>続きを読む

探偵マーロウ(2022年製作の映画)

3.8

私立探偵の原型ともいえるフィリップ・マーロウを、リーアム・ニーソンがとても自然かつジェントルに演じていて、ハンフリー・ボガートやロバート・ミッチャムに引けを取らない出来映えだと思う。かなり老マーロウだ>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.9

礼儀正しく、ジェントルマンのパディントンがとてもキュート。ベン・クレンショーの声も良い。ストーリー展開が軽快で、ミステリーではないけど、伏線の回収も見事。心優しく、異邦人を温かく受け入れるブラウン家の>>続きを読む

マークスマン(2021年製作の映画)

3.7

生きてはいるが、生きていなかったリーアム・ニーソンの最後の煌めき。ヴィランの悪辣さが中途半端なのと、義理の娘キャサリン・ウィニックが中途半端にリーアムを見捨てたのが残念。でも充分楽しめた。

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