コロンさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

  • List view
  • Grid view

マッキントッシュの男(1972年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

英国会議員として愛国者を装うソ連スパイを暴き出すために刑務所に潜入する英国諜報員ポール。ポールに命令を下す人物が映画の題名になっているマッキントッシュ。彼はMI6?それとも個人で動いているレジスタンス>>続きを読む

狼の挽歌(1970年製作の映画)

3.3

透明エレベーター内の2人をブロンソンが狙撃するラストシーンはアイディアも構図も秀逸。冒頭のカーチェイスも臨場感と迫力に溢れ素晴らしい。ただストーリーは、魔性の女にいいように手玉に取られた4人の男達の破>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.9

解読不可能と言われたドイツの暗号機エニグマを解読した天才数学者であり、コンピュータの基礎を作った科学者でもあるアラン・チューリングの栄光と悲劇の物語。現在と過去を交差させながら、アランの人生を巧みに浮>>続きを読む

パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.7

レイチェルの魅力爆発のサスペンス?コメディ?可愛くて、機転がきいて、勇敢で、行動力に満ち溢れており、レイチェルファンは絶対に観るべき。ブライアンもこの頃は若くて細っそりしてるのには吃驚。それにしても殺>>続きを読む

正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

3.8

見応えのある社会派ヒューマンドラマ。映画で描かれている悲劇より何倍も辛い現実があると思うと言葉が見つからない。不条理や理不尽に対して、自分が出来得る事を良心に従って毅然として実行するハリソンやアシュレ>>続きを読む

マイル22(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

好きなマークが主演なので観たが、全くの期待外れ。冒頭ロシアのアジトを襲撃し、大火傷を負って逃げ出してきた丸腰の若者を躊躇なく射殺するマークは狂ってるとしか言いようがない。瀕死の仲間を犠牲にしてマークた>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.8

もっとキムタク キムタクしてるのかと思ってたが、意外にそうでもなく普通に良かった。それぞれが高いプロ意識と責任感を持つキムタクとまさみちゃんが、最初は反目しつつも、次第にお互いをリスペクトし、認め合う>>続きを読む

フルスロットル(2013年製作の映画)

3.8

「アルティメット」のハリウッドリメイク版ということで、あまり期待していなかったが、意外とスマートで爽快な映画だった。パルクールの達人ダヴィットにアクションシーンで負けていないポールが素晴らしい。本作が>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

孤立無援かつ飛行中の機内という密室空間で、リーアムが姿なき凶悪犯と対峙するシチュエーションはとてもスリリング。乗客からの反撃を物ともせず貫くリーアムの犯人逮捕への執念には頭が下がる。副機長も意外と頼り>>続きを読む

エージェント・ハミルトン 〜ベイルート救出大作戦〜(2012年製作の映画)

3.7

エージェント・ハミルトンの第2弾。ミカエル・パーシュブラントが静謐だが強靭な意志を持つ敏腕エージェント役にピッタリ。ハミルトンが、大好きなダニエル・シルヴァのガブリエル・アロンにダブって見える。CIA>>続きを読む

SPOOKS スプークス MI-5(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

BBCのテレビドラマが重厚だったので、オリジナル映画版をCSで鑑賞したが、期待外れ。護送中のテロリスト カシムをテロ組織に奪還されたことで、MI5テロ対策部門の責任者を解任されたハリーが、MI5上層部>>続きを読む

エージェント・ハミルトン 祖国を愛した男(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ミカエルが超渋くて有能な諜報員ハミルトンをクールに演じる。アクションシーンもリアルで迫力十分。軍需企業とCIAが癒着し、政府内に内通者がいるのはいつものパターンだけど、ハミルトン=スウェーデンとPLO>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.9

独特の正義感を持ち、勇敢で、鋼鉄のような強い意志で戦い抜くリスベットをクレアが見事に演じ切った。あらゆる機器をいとも簡単にハッキングし、機転と機知に富み、類まれな戦闘能力をも併せ持つリスベットは正にワ>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.7

「ミスター・ガラス」が「アンブレイカブル」のその後を描いた作品とのことなので、予習のために18年振りにDVDで鑑賞。この時既に禿げてるブルースが地味なヒーローを地味に演じる。ストーリーはじわーっと盛り>>続きを読む

ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.9

レイチェルが出てるというだけでレンタルで観たけど、予想外に面白かった。明るくシャキシャキしたレイチェルの魅力が最大限発揮されており、大満足。コメディながら伏線は見事に回収されているし、テンポも快調で、>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

夫の死(自殺?)により、思いがけなくワシントン・ポスト紙の社主になってしまったキャサリンが勇敢で一流の新聞発行人に変貌する物語。「報道が仕えるべきは国民だ、統治者ではない」という最高裁の判決は非常に重>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

ライブ・エイドで始まり、フレディと仲間たちの過去(クィーン結成、恋人との出会い、クィーンの成功と挫折、和解と復活)と遡り、最後に再び圧倒的なライブ・エイドのパフォーマンスで終わる、という脚本が先ずは天>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前作同様ヒリヒリするような緊迫感溢れる映像と不安を掻き立てるサウンドが見事にマッチしていて、素晴らしい。極限状態の中で、暗殺者アレハンドロは、イサベルを亡くした愛娘と重ね合わせ、彼女をメキシコへ安全に>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.9

ライアンとサミュエルの緩いバディ感が最高のアクションコメディ。主人公の二人には何故か銃弾が当たらないのはご愛嬌だけど、アクションは思った以上にキレがあって、痛快。ヒロインも二人とも魅力的で、ラストがハ>>続きを読む

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

粗暴だが仲間思いのシェリフのリーダー、ジェラルドと特殊部隊出身でプロの強盗団を率いるパブロの男同士の対決。同等の力量を持ち、法を挟んで対立しながらも、互いに一目置き合う2人が遂には命を懸けて激突する。>>続きを読む

散り椿(2018年製作の映画)

3.9

正に「美しい時代劇」。新兵衛の孤独な佇まいや剣さばき、篠と里美の凛とした挙措立ち振舞い、藤吾の一途さ、全てが美しい。映画全体のトーンは決して明るいものではないが、強い思慕の念や信念が感じられ、深みと愛>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

悪を裁く正義のイコライザーの待望の第2弾。マッコールにとって唯一の理解者であり、姉のような存在であるスーザンが惨殺される。マッコールが独自に調べた結果、真犯人はあろうことかかつてのチームメイトであるこ>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

水戸黄門のような勧善懲悪ストーリーで安心して鑑賞できた。完全なる予定調和と言える。主人公は良い人過ぎ。ルピタがとてもクールだった。CIAのマーティンは儲け役。

ファースト・キル(2017年製作の映画)

3.0

ブルース出演の映画は外れが多い。いじめられっ子の息子に喝を入れるために鹿狩りに連れて行くとか、銃さえ持ったこともない息子に、実弾入りのライフルを撃たせるとか、この主人公狂ってる。一番感情移入できたのは>>続きを読む

ハード・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.2

マークが主演でケイトも出てるので借りて観たけど、完全に期待外れ。特にケイトの使い方が勿体無いし、ストーリーはご都合主義で、行き当たりバッタリ過ぎで、緊張感やサスペンスも大きくスポイルされている。ベンは>>続きを読む

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

3.9

二人の若者が人生の全てをテニスに賭け、頂点を目指して闘う真剣勝負を題材にしたドキュメンタリー タッチの人間ドラマ。ハイライトを1980年のウィンブルドン ・ファイナルに置いた上で、ボルグとマッケンロー>>続きを読む

不良探偵ジャック・アイリッシュ 3度目の絶体絶命(2014年製作の映画)

3.9

ジャック アイリッシュ3作目。テレビドラマのように続けて見ているので、登場人物の人間関係や微妙なニュアンスもよく分かり、とても楽しめた。ガイが自然体で演じる、飄々としているが、心優しく、信義に厚いジャ>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.9

午前10時の映画祭で、初めて大画面で観賞。トムの魅力全開の王道ど真ん中の青春アクション映画。F14とミグの空中戦の臨場感は流石大画面だけあって、半端ないほど凄かった。刑事ジョンブックのケリーも良かった>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.7

サンドラ演じるダニー・オーシャンの妹デビー・オーシャンが、出所早々、刑務所の中で考え抜いたプランを実行すべく、相棒ケイトと共に、一流の才能を持つ個性豊かな犯罪のプロをリクルートして女オーシャンズを結成>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー、アクションともシリーズ屈指だと思う。今回はイーサンの信念や心の機微だけでなく、ルーサーやベンジーとの堅い友情やハンリー長官への信頼、ジュリアやイルサに対する愛情も丁寧に描かれ、深く感銘を受>>続きを読む

不良探偵ジャック・アイリッシュ 2人の父への鎮魂歌(2012年製作の映画)

3.6

今回も何故か政財界の大物の犯罪に巻き込まれてしまうアイリッシュ。もはやストーリー云々よりも、アイリッシュの飄々とした風来坊さと爺様たちのとぼけた味が一番の魅力。それにしてもキャムは頼りになる男。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.1

荘厳で苛酷な雪深い山の中で起こった少女殺害事件を、野生動物局の孤高のハンターと新米の女性FBI捜査官のにわかコンビが、幾多の苦難に見舞われながらも、いつしか心を通わせ、真相を暴いて行くクライム・サスペ>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.9

スポーツの枠を超越した社会派ドキュメンタリー。1970年代にこんなテニスマッチがあったとは、全く知らなかった。男女の不平等に断固抗議して、女子テニス協会を立ち上げたキング夫人の行動力と意思の強さには頭>>続きを読む

不良探偵ジャック・アイリッシュ 死者からの依頼(2012年製作の映画)

3.8

ちょっと悪ぶってはいるが、ほんとは心優しく、飄々として、自然体のジャック アイリッシュというキャラクターがとても魅力的。ガイピアーズがこの役にぴったりはまっている。そしてジャックの周りの人たち ーハリ>>続きを読む

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

3.9

テロリストへの復讐に燃え、CIAにスカウトされた若者の成長物語。ディランがミッチ役に見事にはまっているし、マイケルとディランの師弟コンビも好ましい化学反応を起こしている。それにしても最新の科学技術は持>>続きを読む

誘拐の掟(2014年製作の映画)

3.6

リーアムほど、こういう哀愁を帯びた私立探偵役にピッタリの役者はいないのでは。リーアムと黒人少年とのバディ感が微笑ましい。それにしてもこんな重大な連続誘拐殺人事件なのに、DEAや警察は一体何やってたんだ>>続きを読む