こさじんがーぐるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

こさじんがーぐる

こさじんがーぐる

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早春(1956年製作の映画)

4.0

なぜか見る機会がなかった。尺は少し長いと感じるが、さすがにどのショットも美しい。

舞台は東京、蒲田。終戦後10年くらい。夫婦の倦怠感がテーマ。

いつにもまして、全編に無常感みたいなものが漂う。病床
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(秘)極楽紅弁天(1973年製作の映画)

3.0

埃っぽくてションベンまみれ鼻糞まみれで終始する。
音楽の使い方がけっこういい感じ。

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

3.0

印象に残っていること
・色彩がとてもきれい
・弦楽四重奏、波の音
・ゴダールは禿げていてかわいい
・カルメンは毛がほわほわしてる
・コートのほつれを縫ってもらうゴダール
・「クソに価値が出ると、貧者に
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月は上りぬ(1955年製作の映画)

2.0

笠智衆と美人3姉妹、それから画になるお屋敷。飯が何杯でもいけるやつだ。

いちばん目立つのは末の娘の北原三枝。
でも、中盤から急にしおらしく縮こまってしまったのは残念。明るくてかしこくてチャーミングな
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生活の設計(1933年製作の映画)

5.0

だいいちタイトルが素晴らしい。

洒落た台詞と息の合ったかけ合いが心地よい。
「背徳は楽しかろうが、完全なる美徳と3度の食事には及ばない」
「あらゆる角度から話し合いましょう、軍縮会議のように」
「I
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小原庄助さん(1949年製作の映画)

3.0

「時勢を鑑みまして」というフレーズが繰り返される。
家財も妻も何もかも失って、すっからかんになってしまった小原正助さん。そこに「始」の文字が浮かぶのにはっとした。なんもかんも失ったけど、さわやか。

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.0

「逃げた女」にも通じるような静かなホン・サンス。

1では、めちゃ遠浅の浜辺を歩くシーンが美しかった。

2では、カフェの店先でタバコ吸いながら歌をうたった後で、店に戻ってハンドクリームを塗るキム・ミ
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極楽特急(1932年製作の映画)

4.0

コレ夫人役のケイ・フランシスが美しかった。
階段を上り下りしたり、扉がパタパタ開いたり閉じたりするだけで、どうして優雅に見えるのでしょう。
直接的なラブシーンはないものの、キスしている2人の影がベッド
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それから(2017年製作の映画)

3.0

「それから」は漱石からとったのか。
キム・ミニは顔が小さい。不憫な役まわりがよく似合う。
時系列があべこべ。
夜、タクシーの窓をあけたら雪が降っているシーンがすてきだった。

青髭八人目の妻(1938年製作の映画)

3.0

だいいちタイトルが良い。
「ネギと同席はできん!」は笑える。

続清水港/清水港代参夢道中(1940年製作の映画)

3.0

片岡千恵蔵いい顔してる。
広沢虎造の浪曲を堪能できる。
あっけなく現代に戻ってくるのか。

地球は女で回ってる(1997年製作の映画)

3.0

ぶつ切りのカットはどういう効果を上げているのかわからなかった。
娼婦と誘拐した息子と死体と同乗して表彰式に行くのがおもしろかった。

昼顔(1967年製作の映画)

3.0

話としてはなんということはない。カトリーヌ・ドヌーヴのお尻が見られてよかった。

おいしい生活(2000年製作の映画)

3.0

バカバカしくて愛らしい映画。
水道管破裂のくだりはベタだけどめちゃくちゃ笑った。

江戸っ子繁昌記(1961年製作の映画)

3.0

お盆の晩に兄を訪ねてきたお菊。死んでないのでは、とかすかに期待していたのに、簾ごしにしか映らないことで「もう死んでいるんだな…」と観客に分からせる演出が印象に残った。

ジャズ大名(1986年製作の映画)

4.0

語り口が軽妙で工夫されている。
そのおかげで、話自体は荒唐無稽でも、馬鹿馬鹿しいとは感じない。終始楽しく鑑賞できた。

・殿と黒人ジャズメン達の演奏に合わせて、城中の畳を裏返していくシーンが爽快。
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

4.0

短くて見やすい。ホン・サンスでいちばん好きかも。キム・ミニの歌がかわいい。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

被災者の仲本工事に金を借りて仙台から帰るというのがよかった。