kosei49さんの映画レビュー・感想・評価

kosei49

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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

登場人物みんなあったかい。

えてしてこういう主人公が描かれる時って誇張して尖ってたり悪く設定されてるけど、過去のトラウマから心を開けず閉ざした青年がとてもリアルな塩梅で描かれてた。

いちいちセリフ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

音ってほんとすごいよな。


映画館で観た方がいい理由はそこに集約されてると思う。

曲の入り、バッシュの音、無音の使い方、お見事。


総じて演出をやり過ぎてないところがスラムダンクという重すぎるネ
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.1

見始めてしばらくはB級よりのコメディくらいの感じで、ヒトラー役の俳優めっちゃ似てんなくらいの感じで観ていたが、

後半おや?っていう違和感が生まれ始めてからめちゃくちゃ引き込まれた。


ストーリーと
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

Netflixはエンドロールがちっちゃくなるのなんとかならないんだっけこれ。

サブキャストの配置がとてもうまい。

終始メインの2人どちらかが必ず画面上にいて、ふたりを中心に話が進んでいくのだが、決
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

4.0

痛快。気持ちいい。


誘拐事件を描いていて、リアルをほぼほぼ破綻させずにここまでコメディに昇華できるの凄い。

誰も不幸になった人がいない、ある種のハッピーエンド。

でも国に対しての皮肉もちゃんと
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異物 -完全版-(2021年製作の映画)

-

見事に裏切られた。

僕はコメディだと思いました。笑
トークショーを聞いてちょっと安心。笑

4:3、モノクロ、音声、圧倒的に少ないセリフ、アナログな演出、全てが違和感でその違和感が絶妙に世界観を構
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.9

ユーゴスラビアの歴史をしっかり勉強してから観たらまた感じ方も変わるだろうな。


めちゃくちゃシリアスな内容を扱ってるはずなのに、作品の中に、人物たちに重苦しい空気はずっとない。

ただそれが段々と観
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植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

前半ずっと違和感がすごい……。

王道的な恋愛キュンキュン設定を盛り込みたいにしろ、リアルから逸脱した状況にどこか俯瞰で見てしまう。かといってファンタジーに全フリしてる訳でもなく。。。

樹はキラース
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

-

変化って残酷だ。特に過程を知らないものにとっては。


藤井監督でいうと『デイアンドナイト』もそうだったが、善悪では計れないものを強く考えさせられた。

時代。淘汰の時代。生きにくい世の中になった。
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.6

なんじそりゃ、な展開多し。笑

ただそこはそんなに嫌ではない。むしろ面白く観れた。

原作未読の為、かなり端折っているんだろうなとは思ったが、これ続編ありきなんだろうか。

助走つけて向かっていった割
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ステップ(2020年製作の映画)

3.9

基本的には辛いストーリーだけど、笑いの織り込み方が絶妙。

最後まで重たくなりすぎずに観られる。

小学校低学年までを演じた白鳥玉季ちゃんがキャラクター的にもズバ抜けてハマりすぎてて、高学年になって田
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

レイトショーで割と空いている映画館で観て正解。

自分にないものって憧れる時期あるよね。

出逢う人って本当に大事。

STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.9

ガッツリ泣かせにくるのかと思ったけど、予想以上にストーリー自体が考えられててよくできていた。いやちゃんと泣くんだけども。

ドラえもんの設定上いくらでもどうにかできてしまうところをちゃんと辻褄合わせて
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.9

完全にアニメを観たこと前提で説明一切なしでここまでヒットしてるの本当にすごい。

観る人によって響くポイントがいろいろとありそうな作品。

作画がとにかくすごい。

鬼滅はアニメで観た方がいい。

大人ドロップ(2013年製作の映画)

4.0

高校生の物語が好きなのは、青春とか、そういう響きに弱いからだと思う。


そういうモラトリアムを感じるものが好きだ。


あの頃には戻れないけれど、戻れたらああする、こうしたい、色々と思案する。

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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

ノーランって普段何考えて生きてるんだろうかマジで。笑

分かんなかった。ついていけない。笑

でもなんでだ。面白い。

いや、意味は分かるし把握もできる。ただ処理しなきゃいけない情報が多すぎてこの人た
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ソワレ(2020年製作の映画)

4.1

俳優ってすごい生き物なんだと改めて感じることができた映画。

正直感想を文字にするのちょっと難しい。


視点を変えるだけで世界は大きく変わるんだろうな。

正しいことってなんだろう。

10年後くら
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

-

青が印象的。深くて遠い青。

藍に近いかも。

藍。愛。逢。哀。相。


動く絵本を観ているみたいだった。

前半、とてもヒキの画が記憶に残る。世界が拡がる。


藤井監督の作品はジャンルはバラバラな
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.6

映画を観る喜びを感じられるそんな作品。3時間ある長さを感じさせない。


最初は結構とっ散らかった印象があったけど、最終的に収束していって力強いメッセージを感じた。


シネコンで観たけど、小さな町の
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海街diary(2015年製作の映画)

4.8

あったかい。

終始ニヤニヤしながら観てた。こういう映画大好きだ。

序盤関係性分かりづらいなとかこの姉妹さすがに無理あるんじゃとか一瞬思ったがすぐどうでもよくなった。

特に大事件が起こるわけではな
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.9

この作品がのちのち色んなアニメに影響を与えたんだろうなぁと。


ちょうど描かれているのは今くらいの時代だろう。

近からず遠からず。


人の想像って面白い。

「よくわからない」のが「おもしろい」
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タルーラ 彼女たちの事情(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

現行の尺度で言えば、この話でタルーラがしたことは「誘拐」で、罪なんだろうけど、果たしてそれが本当に「悪い」ことなんだろうか。分かんなくなるよね。


2時間ない話の中で、タルーラとマーゴが距離を縮めて
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GO(2001年製作の映画)

4.7

再見。


クボヅカ最高。敬意を込めてクボヅカと呼びます。


とにかくカッコいい。自分には絶対にできないからこそ憧れる。

ジョンイルとの関係が印象的。

バックボーンは別として、ただの不良、荒くれ
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