Monisanさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Monisan

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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.2

観た。

これは面白かった!
ジム・キャリーが好きになる。

序盤の彼は自分か、というくらいに否定的でシニカルな癖にジョークを言ったりして、人間関係を回避している。

YESセミナーの描き方とかやり過
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

観た。

完全に順調な軌道に乗ったのかな。
製作陣も演者も興収の良さを自信にして勢いがある感じがする。

2まではコスプレに見えてそれが面白くて仕方なかったけど、慣れもあるのか今作は良かった。李牧以外
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

観た。

凄く寂しい気持ちと、怖い感情にもなって、最後で救われた部分もあったけど、エンドロールでやはり寂しくなった。

君たちはどう生きるか、という映画でもあり、宮崎駿がどう閉じるか、というテーマだと
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0

観た。

とてもアメリカっぽい映画なのかな。
良くも悪くもベタというか。

でもジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン、この2人のやりとりを観られるだけで大いに価値のある映画。
モーガン・フリーマ
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.1

観た。

東欧ってこういう不気味さあるよな‥
ダークファンタジー、というより闇童話というか、この映画的には病み童話でもあるな。

冒頭のオープニングクレジットから不穏、赤ちゃんの写真なのに何故にこんな
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.7

観た。

これは良いかも。
ありそうで、あんま無さそうな感じ。

予算の無さを逆手にとって、終始DVD番組の制作のていなので。チープさがむしろ怖い演出になっている。
住所とか通行人とか、車のナンバーと
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肉体の門(1964年製作の映画)

4.2

観た。

とても熱量の高い映画だと感じた。

戦後の東京で食べる為に身体を売らざるを得ない女性達。悲壮感は無く、強さとエネルギーがあり、明るくポジティブにすら見える。
今の日本はこの頃と比べて良くなっ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.1

観た。

終始緊張感のある演出。
というかケイト・ブランシェットの迫真の演技がそうさせるのかな。常に張り詰めた空気感だった。

後半からはそこに得体の知れない恐怖も漂い始めて目が離せなくなる。

しか
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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.8

観た。

後半冒頭の畳み掛けるような恨み節の連続、素直にとても怖い。

時代背景があるとはいえ、女房子どもには優しくいなきゃいけないな、と痛感させられるお話。

江戸時代が舞台の時代劇なんだけど、実際
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.0

観た。

面白いなぁ。
犬神家のヒットを経て急遽企画されたという2作目。

恐らく大衆向けのエンタメ作品として作られた部分は大きいと思うんだけど、とても文化的で知的でもある。
昔の日本の映画は言葉が綺
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白と黒(1963年製作の映画)

4.1

観た。

見応えがあった。
同業からの尊敬と評価が非常に高かったと言われる、橋本忍の緊張感あるオリジナル脚本。

物語はまさに二転三転。
最後まで展開が読めない。あと随所に知性というか、品のある台詞ま
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.3

観た。

タイムトラベル、タイムリープに脚本家が惹かれるのは何故なんだろう。

上手くいかない瞬間、ボタンを押して1分前に戻る。これってリアルには役立つかも知れないけど、楽しいかな?
更に言うと映画の
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軍旗はためく下に(1972年製作の映画)

4.6

観た。

これは‥
日本人として、今この時期に観た事は大いに意味があると思う。凄まじい映画。
戦争の当事国として、その出来事の深刻さ、悲惨さを十分に感じるのだけれど、映画の手法、演出、脚本にも圧倒され
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.9

観た。

マ・ドンソクが気になっていたので。
まずこんなヒールに秀でた役者、日本にはいないよね。最初の人入りサンドバッグを叩いてる姿を見て思った。

設定が面白くしかならない。
警察VSヤクザVS連続
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まわり道(1974年製作の映画)

3.6

観た。

小説家を目指す男と出会っていく人々のロードムービー。

小説を書き進めていく文章と、詩と詩のような台詞達で物語は進んでいく。
歌手の元ナチス将校と、話の出来ない芸人の女の子、女優とポエムを読
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膨らみ(2018年製作の映画)

3.5

観た。

良いですね!
2分間緊張感を保ち続けたままでいられる。そして映画終わる。余計なストーリー無い分、夜中に観終わると余韻で妙にソワソワする。

冒頭の暗闇をうまく使った画づくりも良いし、鏡に写っ
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JSA(2000年製作の映画)

4.1

観た。

南北分断という深刻な問題を抱える国が自らこの苦しい状態をテーマに描く映画は強く重みがしっかりある。

思っていた内容とは違っていた。
もっと派手にドンパチが繰り広げられるものだと思っていた。
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我が人生最悪の時 4K デジタルリマスター版(1994年製作の映画)

4.5

何度目だろう、観たのは。

4Kデジタルリマスター版とか最高過ぎた。横浜の劇場に観に行けたらより良かったな!

始めから終わりまで、フィルムの隅々まで面白い!オープニングタイトルもエンドロールも予告編
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.8

観た。

自主制作として作られた映画。
プロデューサーが元エロ雑誌編集者で監督と構想を詰めて製作されたそう。

なかなかリアリティのある編集部の雰囲気、人物描写。コンビニ名とか普通に言っちゃう感じも忖
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.0

観ていなかったシリーズ。

1973年の映画か。
今観てもリーガンの悪魔に憑かれた異常な行動は恐ろしいし、映画の特殊効果としても優れていると感じる。

とてもオカルティックで激しいホラー映画なんだけど
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健太郎さん(2019年製作の映画)

2.8

観た。
話題になってたので。

最初の食卓の不気味な演出で一瞬、期待感を持ったけど。
役者さん達が下手すぎて。。特に夫婦の2人。短編なんだけど観進めるのがしんどかった。

不気味な存在の健太郎さん、微
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.6

観た。

冒頭から何とも言えない不気味さが漂う。タクシー運転手の粘着質な話し方。
成島秋子(久野真紀子)の不安気な表情と絶妙なルックスもまた世界観に合っている。そしてとても魅力的にも見える。

若き日
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.2

観た。

人間を描くってこういう事だよね。
冒頭の寅さんが布団の中でオナラをし、それを捲って匂いを嗅ぐ。それだけのシーンでいきなり掴まれる。

坪内散歩先生と再会し、娘の夏子に一目惚れ。
佐藤オリエは
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.5

観た。

なんだろう。
とても丁寧に良く出来ている映画だし、役者の皆さまもとても良いし。何しろ映像が美しい。
だけどあまり響かないというか、映画なのかな、これ。お金をかけて良く出来てるWOWOWのオリ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.9

観た。

どんどん面白くなってきた。

スタント出身の監督、アクションのアイデアが沢山浮かんでくるんだろうな。
ナイフの投げ合い祭りは最早笑えるし、馬に蹴らせる所とか。馬とバイクのチェイスも良かった。
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.7

観た。

一作目をいつ観たのかも覚えていないけど新作も公開されるので。

とにかくアクションを撮りまくりたい映画なんだな。ほんの少ししかお話が進まない中でどれだけのアクションシーンがあるんだ。

キア
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.6

観た。

前作が、この子少し変だよ。という感じで徐々に正体が明かされていく、という内容に対し。今作は観る側は、端から異形のサイコな大人という前提が分かっていて、どうバレないように振る舞うんだろう、とい
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.9

観た。

石川瑠華が気になったので。
台詞とかあまり上手じゃなく感じる所はやはりあるんだけど、目で追ってしまう不思議な魅力のある役者さん。顔の見え方もアングルや台詞とかシチュエーションで変わる気がする
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.2

観た。

Twitter で話題になってたので。
Filmarksくらいのユーザー数だとSNSでちょっと話題になるとトレンドに出る、というのも知れた。

猿楽町は、昔大好きな歳上の彼女が住んでいて、凄
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

観た。
怖いのは覚悟で劇場で。

前作の60年前。
パールという人物が何故生まれたのか、という続編。
昨日観た「X」があまりに良かったので期待していたが前作超えはならずかな。

1918年が舞台。恐怖
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X エックス(2022年製作の映画)

4.4

観た。

衝撃的‥。怖い。
ここ数年でいちばん怖いかも。

所謂エログロのホラーでもあるんだけど、圧倒的な映画センスで包まれているので最後まで観られたが。映画館で観なくて良かった気もする。

冒頭は緊
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.6

観た。

長崎尚志、原案・脚本で、永井聡監督なら面白いはず。
そう思って観た。

冒頭で、演出、映像の綺麗さ、美術、編集のテンポも良いし、さすが永井監督という感じ。漫画家のアシスタントが事件現場を見て
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

観た。

湿地の映像が美しい。
全体的に自然に見えるけれど色が押し出されているグレーディングだと感じた。広告映像のようでもある。

その湿地で起きた事件、容疑をかけられる女、カイア。
湿地の娘、と呼ば
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サイドウェイ(2004年製作の映画)

4.3

観た。

これも刺さるなぁ。
アレクサンダー・ペイン監督は人を描くのが上手過ぎる。

結婚式を控えた親友の為のおじさん2人のワイナリー旅行。
離婚をした小説家になりたいマイルズと、基本下半身で行動する
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.4

観た。

シンクロナイズドスイミング(今だとアーティスティックスイミングと言うのか)を映画のカメラ視点で観るのは新鮮。

同性愛者でもあるセリーヌ・シアマ監督が狙う、少女2人のアングルにとても監督自身
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

4.1

観た。

今の自分にはとても染み入る映画だった。

徘徊するかのように高速道路を歩く父親。
息子が会いにいくと手には、100万ドルの偽当選通知のレター。
頑なに信じてネブラスカ州リンカーンへ行きたがる
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