スガシュウヘイさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

岬の兄妹(2018年製作の映画)

2.5

申し訳ないが、見ている途中でだいぶ気持ち悪くなってしまった。
特に序盤。
自閉症の妹を、あそこまで全裸にする必要あったかな。もう少しぼかして欲しかったなぁ。エロビデオじゃないんだから。


綺麗なもの
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リアリズムの宿(2003年製作の映画)

4.0

15年くらい前に初めて見て、ぼんやり覚えていたが、本日改めて鑑賞し、思った。

やはり、これは、おもしろい!

15年経っても色褪せない名作。

物悲しい雰囲気。
脈絡のない謎の展開。
振り回されてい
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ベトナム帰還兵で不眠症のトラヴィス。

鏡ごしのカメラ視点や、ネオンの光、ムードな音楽などが、そんなトラヴィスの頭のふわふわ感をよく演出したいた。


トラヴィスは、はっきり言って現代社会に(当時は7
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.0

記録

公開:2015年(米)
監督:トム・マッカーシー
出演:レイチェル・マクアダムス、マーク・ラファロ、マイケル・キートン
受賞:アカデミー賞作品賞・脚本賞ほか。

天気の子(2019年製作の映画)

3.5

地上波で鑑賞。
今更あーだこーだ論評しても仕方ないのでただの感想。

おもしろかった。
新海監督は、確実に独自のワールドを確立してますね。中二病的なぶっ飛んだ設定に、あえて現実の風景や企業ロゴを差し込
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独裁者(1940年製作の映画)

3.5

世界には全人類を養う富がある

知識を得て人類は懐疑的になった

思想だけがあって感情がなく

人間性が失われた

知識より思いやりが必要である

兵士諸君 犠牲になるな

独裁者の犠牲になるな!
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.5

「俺たちは自然の力をなめていた」

—————

あの時、福島第一原発で何が起こっていたのか。「現場」の視点から再現する。
現場視点のため、総理官邸の動きがやたら邪魔くさい感じで描かれているのは少し残
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

2.5

とんでもない悪女!
これは許せん。

マキノのため、といいながら自己満足にもほどがあるぞ。
マキノを不幸にしてまで、マキノのために生きる自分に酔いしれたいか。


原作に敬意を評しているからなのか知ら
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

【実際にあった話です】
 アフガニスタンでのこと。ラトレル二等兵は特殊部隊のメンバー三人とともに、秘密の偵察に出発した。任務はビンラディンと親交の深い、あるタリバン指導者の捜索だった。
 特殊部隊が目
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

これはおもしろい!
全編ノーカット風の撮影と、超coolなジャズドラムのBGMで、臨場感は爆上がり。
リーガンが一応主役なのだが、マイク、サム、マイクの恋人レズリー、リーガンの愛人ローラ、元妻シルヴィ
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

3.5

記録用

ジェシーの切ない過去。

新品のように甦っていくウッディの描写が好き。


博物館で永遠に生きる道に惹かれるウッディ。
てかウッディってそんなに貴重なコレクター品だったのか!!


公開:1
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.0

世界初のフルCGアニメーション。
映画史に刻まれる記念すべき作品。

トイ・ストーリーシリーズは、1→2→3と続くにつれ、どんどん面白くなっていくとこがすごい。


公開:1995年
監督:ジョン・ラ
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.0

サマ
あなたは私の人生の宝。
でも、なんて人生なの。

—————

大統領が国民を蹂躙するという、救えない状況に陥ったシリア。
大量の死体。
血まみれの子ども。
病院が標的にされるなど、見るだけでも
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.5

「この世で最高の幸せは誰かを愛し
 その人からも愛されること」

人生の目的のひとつが
この言葉にあるような気がした。

目まぐるしい映像と聞き馴染みのある楽曲の数々。
加えて、主演二人の歌声もgoo
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ニュースの天才(2003年製作の映画)

3.0

ー嘘は誰かの願望ー

フェイクニュースが問題視され、
真偽不明の情報がSNSに溢れる昨今。
今こそ、改めて、この作品を見てみよう。

-----------

ジャーナリズム史上の大事件に迫った実話。
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.0

深い喪失。
本当にそれだけが描かれていた。
悲しくなるだけだった。

心の動きを影で表現したところはカッコいいと思った。

銃乱射事件という日本では馴染みのない事件を扱っているところも新鮮だ。


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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

我々の住む世界は、すべて仮想現実、、

—————

Windows95が登場し、徐々に生活にコンピュータが侵入しだした20世紀末。その頃作られた作品。

あの頃は空想の世界としてしか見れなかったけど
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.0

ハリー・ポッター
 ↓
オナラをする水死体

ダニエル・ラドクリフの華麗なる経歴だ。


バカバカしさ満開の娯楽映画。


監督のダニエルズが作ったミュージックビデオ『Simple Math』を見れば
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(1963年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます


   鳥
       鳥

         


          鳥

   鳥

        鳥

鳥   
          鳥
   鳥
      鳥鳥
   鳥
    
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

若き日の押井守が放った知る人ぞ知る超名作。
クリストファー・ノーランやデヴィッド・リンチの思考にも通じる摩訶不思議ワールド。
いざ、虚構の世界へ———


question1
世界中の人間が一斉に竜宮
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イノセンス(2004年製作の映画)

3.5

人間と人形の差異とは。
哲学的な主題を提示する、押井守の傑作アニメの続編。

今作では一部が3Dになっており、より独特の世界観だ。

やたら引用が多いセリフは、脳がネットに繋がっているということを演出
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キック・アス(2010年製作の映画)

3.5

めっちゃおもしろい。
最近はやたらシリアスなヒーローものも多い中で、本作は本当に気楽に楽しめる快作だと思う。

監督のマシュー・ヴォーンについても、個人的には今のところハズレなしのお気に入りヒットメー
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

世界に誇る日本のアニメ。
『マトリックス』の原作といっても過言ではないのではないか?


漢字だらけの荒廃した都市に降る雨。
光学迷彩で影だけが動く戦闘。
水中から見上げた夕焼け。
電脳世界。水面に映
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

すべてを経験せよ
美も恐怖も
生き続けよ
絶望が最後ではない
 -R・M・リルケ

—————

こんなにおもしろい映画だったとは!
ヒトラーに心酔し、戦争で戦果をあげることを夢見る10歳の少年。でも
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

2.5

井浦新は好きな俳優だけど、この人、根が上品なんだろうね、若松孝二のエネルギッシュな魂はあまり感じられなかったな。
毒づいてるのに、なんか品がある。唾吐いてるのにオシャレ。元モデルだしなぁ。
でも、本作
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

2.0

「音を立てたら即死」

そのアイデアだけで、作ってしまった作品に見える。不都合な点が多い。

ロケットのおもちゃを、もっとしっかり破壊しなかったのはなぜ?
長男ひとりで花火に行かせたのはなぜ?
行かせ
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.0

今はなんでも携帯できる時代。
タイムマシンだって携帯型だ!

好きな女性を口説くため1分間タイムマシンを使って何度も過去に戻ってやり直す男。

彼に襲いくる意外な顛末とは、、?
ブラックサイエンス・シ
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俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

2.5

公開:2013年
監督:福田雄一(『勇者ヨシヒコシリーズ』『銀魂』『今日から俺は!!』)
出演:堤真一、橋本愛

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.0

記録用

公開:2016年
監督:中野量太(『長いお別れ』『浅田家!』)
出演:宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー
受賞:日本アカデミー賞最優秀主演女優賞・最優秀助演女優賞、キネマ旬報主演女優賞・助演女
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.5

「あたしでよかった」

—————

その37秒によって人生の大部分を決定づけられてしまった少女。
障がいを抱えて生きることの生きづらさを問う。

しかし、本作でより明確に浮き彫りにされているのは、む
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

思春期のセンチメンタルな感情を真空パックした良作。

母の想い。
娘の苛立ち。
進学。
恋愛。
すれ違ったまま、娘は飛行機に乗り旅立った。
母の涙。
そして手紙。
お互いの想いが触れ合うラストは感動的
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.0

「樫村さんは好きな食べ物ある?
うち今日カレーやったわ
ってことは、あさってカレーうどんや」

—————

瀬戸と内海が河原でしゃべるだけの映画。内海のキャラは、なんとなく又吉直樹みたいだ。

おじ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

「私は母親。子どもをどう育てようと私の勝手でしょ?」

日本はまだ、この問いに対しはっきり答えられていない現状があると思う。


事件が起こるまで、誰も秋子から周平を解放することができなかった。

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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

“マクドナルドはアメリカの
新しい教会になるーー”

これはおもしろい!
マクドナルド黎明期を描いた作品。
資本主義経済の象徴・マクドナルドが、実はこんなとんでもない男に乗っ取られた企業だったとは!
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ハゲタカ(2009年製作の映画)

2.0

もっとドライな金融戦争をイメージしてたんだけどな、。

なんか後半やたら人間ドラマの部分が強くなってきて、しかも突然人が死んだりしてなんか安っぽい。敵も味方も、結局人の心を持った普通の人間じゃん。
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

「どこかで会ったことありますよね、、?」

うおぉ、これは最恐の伏線、!
おぞましい、。

胸糞映画の金字塔。


でもね、ただのバイオレンスとか、衝撃ラストのオチとか、それだけが本作ではないのよ。
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