こしょうさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

新たなる帝国とは結局なんだったのか。スカーコングはモブコング達に何をさせていたのか、イーウィス族の言い伝えを現代人があんなに簡単に理解できるのか、コングの歯を差し歯にしたのはなんだったのか、モナークは>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

階段を落ちるボールから始まったときはすごく期待したし、タイトルなどからミステリ的なものを想像していたため、いずれも期待はずれ感はあった。しかし、単なる会話劇ではなく複数の言語による法廷もの、夫婦・親子>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.5

中学生とヤクザという普通ならなかなか交わらない関係性をふんわりBLで包み、出会いと青春は一期一会で巻き戻せないというメッセージを振りかけてできた映画
紅の音楽による効果は大きいものの映画的に面白いかと
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

2.5

グログロではあるものの血のり感がすごい。
序盤の油かけババアからの転落死はなかなか楽しめたし、電車での殺害も狭いところで突然行われた感じがよく出ていて良かった。
ただ、総統の会見がチープだったり、終盤
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イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-(2019年製作の映画)

2.0

暗すぎて何が何だかわからない。
話は後半の分かるような分からない展開がまさにキングという感じ。パトリックウィルソンが頑張っていた

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.0

いいっすねえ…と思わず呟いてしまう渋さがある。
ジャンプスケアの使い方が上手く、音でだけびっくりさせるのではなくワンカットとの組み合わせで映像と展開の驚きをちゃんと演出しており素晴らしい。
そして、あ
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ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)

4.0

カンフーアクションがいい。特にモブなんだけど動けてる人がやっていていい。トラックのカーアクションもいい。アクションの見せるべきところをちゃんと見せている。
話はテキトーであるが、それはもうそういうもん
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.0

フィービーがかわいいだけの映画だった。
テンポの悪さが話の粗を目立たせてしまっていて、常に全部自分のせいじゃん感で何にも乗れないまま。全体的にどこかで見たようなことばかり起こっていて、緊張感やドキドキ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

ノーラン相変わらず真面目だなぁ、と思った。
オッペンハイマーが意外とかなりのゲスだということは知らなかったし、ソ連のスパイ疑惑かあったことも知らなかったので、知らなかったことを知ることができ良かった。
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

ラストによる前作との円環に痺れる。今はいつかの過去であり、別のいつかの未来。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

2.5

1よりはテンポはよくてアクション多めでいいけれど、やっぱり長いよなあ…というか、ポールの覚醒に時間を割いたわりに、皇帝やハルコンネンとの色々がすごくあっさりしていて、バランス悪いのでは?と思った。
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

1.5

どうしてこうなった?

未来予知ができるスパイダーウーマンみたいな人が活躍するミステリーかぁ!ワクワク!なんて思いがあったわけではないのに観終わった後のへっぽこ感たるや久々のもので、2時間それなりに観
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全身小説家(1994年製作の映画)

4.5

見事なタイトルだと思う。
嘘をつかなければ生きられなかったからこそ、創作のための創作ではなく、生きるための創作家として小説家になった人物のまさにドキュメンタリー。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.0

冒頭、いかにもヤバい店と車が写り、次のシーンではそのヤバい車がなぜか祝言の日の車列に連なっている。さらに切り替わって、ヤバい車の持ち主が祝言の席で、朗々と自己紹介をする。
新郎の誰々は不敬罪で一度逮捕
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだったのか、と言われても分からないので、不条理コメディとして鑑賞
過去の罪悪感なのか、母親に聞かされた父親の死因なのか、母親の強すぎる愛情なのか、とにかくボーは何かに怯えている。そんなボーに不条理
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極私的エロス 恋歌1974(1974年製作の映画)

4.0

キャラの濃い登場人物、監督・元恋人・現恋人の不思議な関係性、衝撃の自力出産、独特のコミューン形成が次々と映し出される。
監督曰く、この映画は元恋人に「私の出産シーンを映画にしてほしい」とまだ妊娠もして
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さようならCP(1972年製作の映画)

-

監督曰く、本作はメインの横田弘氏と話し合ってどういうシーンを撮るかを対等に話し合って決めていったとのことで、障害者を障害者として隠すのではなく、当時の価値観をひっくり返そうとした、可哀想という思いや、>>続きを読む

ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)

2.0

もっさりしてるなぁ。
殺害シーンはなかなか力が入っていて、顔面凍結破壊、ドリル串刺し、吸引死なんかは面白いけれど、アクションがちょっとなあ。
宇宙船に怪物、という設定だとどうしてもエイリアンシリーズと
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.5

面白くはないし、ゲームらしいところはほとんどない。けれど、いくらでも安易なジャンプスケアにできるところはあったのに、そうしていない。グロいところもそんなにない。ホラーというよりは怪奇映画をやりたかった>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

とてもいい。こんな良い人ばかりの世界なんてない!と思いながらも、気付けばあっという間に終わってしまった。
人でも仕事でも、興味を持つこと、そして調べることが理解につながる。

散髪シーン
歩道橋で北極
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れいわ一揆(2019年製作の映画)

2.5

令和元年参院選でのれいわ新撰組の選挙運動を追ったドキュメンタリー。泉南石綿村と同時鑑賞。
こちらは群像劇といいながら安冨氏の街頭演説がほとんどであり、あまり画面映えする人がいないこと、連日の全国行脚を
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ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

3.0

アスベスト被害について国の責任を問う原告団を群像形式で追ったドキュメンタリー
同じ日に観たれいわ一揆も同じ群像劇だったが、こちらの方が面白かった。というのは、原告団各人の主張に細かいところの違いはある
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またの日の知華(2004年製作の映画)

1.5

知華という女の人生、なのだがなんとも面白味がない。元体操選手という設定はいるのだろうか?
章仕立てで、それぞれの章の知華は別の方が演じるというところが変わっていて、嫌いではないけれど、キャラクターまで
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

合わなかったなあ。
それなりに間は持っているものの長い。
自分の居場所は自分で作るしかないということを、これほど性的で寓話的にする必要があったのだろうか?逆に陳腐では?
自分ともう1人の女性に非人間的
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.0

あっさりとしているがあっという間に状況の分かるバスジャックシーン
信が帰ってきた時のリビングのショット
田村家で繰り返される部屋の中から窓の外へのシーン
初めて信の別のバスに梢が乗るシーン
秋彦をバス
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マーベルズ(2023年製作の映画)

2.5

楽しくはないけれど、嫌いではない。
ひとえにカマラのキャラクターがあってこその映画だと思う。なんとなれば、残りの2人では深刻になりすぎる、さらに話はとっちらかっていて、どうにも落とし所がなくなっている
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

VFXは違和感がなく、ゴジラの銀座上陸シーンはよかったけれど、歩き姿がダサすぎる。なんであんなに機械仕掛けのような歩き方なのか。
あとはドラマがほんとダメ。浅はか過ぎる。脚本が、こうしたいからそうして
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ドミノ(2023年製作の映画)

2.5

20年前なら…という印象。インセプションやキュアを彷彿とさせるが、どんでん返しにそれほどの驚きはないし、そういう力だとしてしまうと力が強ければなんでもありなのか?という疑問で気持ちが冷めてしまう。なん>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.5

カサカサ、ペタペタ、コリコリといった音をたてながら、スクリーンでは壁や人形が二次元三次元を蠢きながらアニメーションを描く。驚くのは通常のストップモーションアニメとは違い、絵や人形は既にできたものではな>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.0

長さをそれほど感じさせないのは凄いし、ディカプリオの情け無い男がはまっていたり、あっさりとした銃殺シーンなどもいいんだけれど、登場人物がみんな薄っぺらいというか、淡白というか…歴史的背景が、とかあるん>>続きを読む

ジャッカス FOREVER(2022年製作の映画)

4.0

最高にサイテー
牛の突進とクマのエサやりは、本当の危険を感じられて変な笑いが出てしまった。ハチの集る局部は見たことのないものを見ることができて満足。
ジャッカスを観て単純に笑っていられるマインドがまだ
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

2.5

サメ映画のバカバカしさがちゃんとあって、それにステイサムが正しく加わっていた。頭爆縮シーンが見所。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.5

シリーズ中マックスにアクション盛り盛りでモブが死にまくる。
話はもうどうでもよくなっていて、どれだけ車にはねられても、高いところから落ちても不死身のジョン・ウィックが重そうな体を駆使して頑張っている。
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.0

あー、こんな話だったのかー、と半ば呆れるというか驚きというか笑ってしまうというか。
事故によるチタンでおかしくなってしまった、というのだろうか。車が性愛の対象になり、自分の意思によらず徐々に人ではない
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

楽しかった。
中年になったからか、若い2人の掛け合い、仲の良い2人が少し気まずくなり、からの和解、からのクライマックスになんだかにやにやしてしまった。アクションは重さの説得力が薄く格闘としてのリアリテ
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.0

NOPEを白石監督が撮ったらどうなるだろう、と思って観た私にとってはある意味観たかったものの気もするが、全体的に起伏が薄いのに手持ちカメラの揺れがいつも以上に強く、ドライブ感よりもダレる印象の方が強か>>続きを読む

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