ドドド大王さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.6

期待を上回ってくることはなかったけど、予告編で感じたイメージとは結構違った。意外と基本に忠実でオーソドックスなホラー映画かもです。ただ、結構予想外に転がってくる展開もあって面白かった。

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.4

意外と前半的に緩い雰囲気で冗長に進むけど、やっぱりグロい。一瞬眠くなる瞬間もあったけど、皮肉たっぷりで個人的には好きな映画。

花とアリス(2004年製作の映画)

3.8

とにかくなんか美しい映画。ゆるやかに話が進んでいくのだけれど、所々に登場人物の心の小さな揺れが描写されて、センチメンタルになる。最後にどうなったのかはわからないけれど、みんなが良い奴だからこそこの結果>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.7

かなり面白かった。かなり意外な展開があったり、予想以上に犯人のパスみが強かったり、飽きない。最後もう少し何かありそうって思ったけど、なかった。まあそういうこともあるか。

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

2.9

コワすぎシリーズということで、楽しみに意気込んで鑑賞しました。感想はやはり少々怖さあり、笑ありといったいつもの感じ。それでもやっぱり、シュールを盾にマジモンのホラーから逃げてる気がする。これをホラー初>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5

予想より大分と面白かった。特に後半戦、一気にストーリーに暗雲が立ち込め、どこに転がるか分からなくなってから引き込まれた。突飛な部分や、こっち側に委ねすぎな部分もあるが、丁寧に流れを抑えつつも最後はジャ>>続きを読む

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.2

序盤なんかだいぶと眠たかったけど後半盛り返してきた。サナちゃんの怖い造形とか根っからヴィランなところとかは、最近の被害者ホラーと比べて新しい。ただ未だに清水崇フォーマットが使われまくっていて、新しさは>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.6

素晴らしい音楽と映像に圧倒される2時間。弾ける波の情景描写や、鮮やかでグロテスクな生き物たちの群れなす姿が、本当に綺麗!2時間では細かいストーリーに関して理解しきれない部分はあったが、それでも大満足。

N号棟(2021年製作の映画)

2.6

考察方ホラーと銘打っているだけあって、色々難しいことをして考察の余地を作っているのはわかる。おそらく、大学教授と主人公が抱えるタナフォトビアが大きく関わっているのだろう。だが、考察して解き明かしたとし>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.2

巷で絶賛されている「どんでん返し系ミステリー」として鑑賞。明かされる事実は驚愕のもので、淡々と続く戦争の情景描写も殺伐としていてシリアス。ただ、前半の場面の切り替えがにぶくて、ちょっと眠い。あと、母親>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

さまざまな角度からの少し不穏な家族の会話が、心の機微を捉える。登場人物誰の気持ちもわかるし、誰にも同情しきれないのが本当にすごい。残暑の気怠い日にゆっくり鑑賞したい、そんな映画だと思いました。

イノセンツ(2021年製作の映画)

2.9

ん〜〜絵的にメチャクチャ決まってて演出とかも素晴らしいんやけど、全然ストーリーにわくわく出来なかった。意外性も盛り上がりもないまま、同じようなことを繰り返して、終わっちゃいました。

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.0

メタフォリカルに進行して行く物語が流石に分かりづらい。自分には全然ハマらなかったというのが本当のところかな〜〜

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

宮崎駿の暴走するクリエイティビティを感じることができる作品!それは、子供が無邪気に描いた絵のようでもあるし、これまでのジブリの歴史を総括する曼荼羅のようなものでもあると思えた。あと、なんか諸星大次郎感>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.5

ハイパーごみ映画。何にもいいとこなし。本当にしょうもない。中田秀夫
監督は誰かに脅されてこれを作ったんですか!

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

とにかく勿体無いという印象。部分部分では、ハッとするような恐怖描写(荒い画素の幽霊)や、あまりホラー映画に似合わないロケーション(加計呂麻島)など良い要素が揃っているのにマジで残念。まず、VRと南国ホ>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.2

とても重要なテーマを扱っているのもわかるし、質実剛健な物語の構成になっているのだけれど、なんか演技とか演出が安っぽい。阿部寛の相棒の演技もなんか台本感あるし、背後でバレリーナが踊る演出も、なんかすごい>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃメタファー映画。楽器のシーンが怪物の咆哮みたいなシーンとかはかなり好きなんやけど、全体的に説教くさい感じがしてちょっとハマらんかった。

吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

3.3

おそらく当時では革新的であったであろう不気味な画作り。このあたりで初めて吸血鬼が映画として描かれているそうだが、この頃はコウモリや血液といったモチーフとはあまり結びつかないことは興味深い。ヴァンパイア>>続きを読む

NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

3.7

思ったよりアクションホラーな感じで、邦題とポスターからのイメージとギャップがあった。悪魔祓いのシーンは現代的にアップデートされつつ、計り知れない悪の凶暴性も描かれていて、迫力満点。でも、悪魔の根源につ>>続きを読む

ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

90年代のまだ科学で何でもかんでも解明されていない感じ伝わってすごく良い。巻き起こってる事件はめちゃくちゃシリアスなんだけど、ちょくちょくふざけるせいで、あんま深刻感が無い。工藤正貴は、オトンもおばち>>続きを読む

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.7

いきなり起承転結の転から始まるみたいな映画。変に説教くさくなくて、ストレートに厭な映画なのが良い。

そこにいた男(2020年製作の映画)

3.5

短い時間にぎゅっとまとまっていて集中して観れました。最後の半ケツがすげー気になりました。

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.6

「忘れられない思い出」をテーマにした、一夏の物語系映画。展開が突拍子もないところはあるが、世界観の構築がやっぱり素晴らしい。石田祐康の扱う水の演出が大好き★

四月物語(1998年製作の映画)

3.7

何も起こらないけどなんかいい、そんな感じの映画。初めの、桜吹雪に包まれる引越しシーンが、とても素敵。

オボエテイル(2005年製作の映画)

3.0

薄味の世にも奇妙な物語みたいな感じだった。思い出だけに、終始映像の彩度が高かったのはよかった。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.7

自分は21世紀生まれだからわからないけど、90年代の夏休みってこんなにキラキラしてたのかって思う。学校も街の大人も子供たちも、何かに急かされたり押し出されたりしないで、瞬間を生きている。今ではみんなが>>続きを読む

呪怨2(2000年製作の映画)

3.5

無印ビデオ版の続き。一瞬びっくりしたが、前回の続き(というか全く同じエピソード)がいきなり始まる。ホラー描写としては前回のジメジメ感全開の攻め方だけでなく、ジャンプスケアやヘドバン女など、多彩な怖がら>>続きを読む

呪怨(1999年製作の映画)

3.8

ジメジメ系Jホラーの旗手「呪怨」の原点となる作品。この時点で、お決まりの呪怨確キルフォーマットが完成されている。関わったら問答無用で殺される「呪怨」はやっぱり怖い。逃げ場がないから。陽が落ちかけてセピ>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

映画全編をラップトップ上で見せるという発想に対して、全くアイデア負けしていない緩急あるストーリーと緻密な演出がすごい。チャットの速度やカーソルの動きなど、実際に会話する以上に、登場人物の心の動きが伝わ>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.5

ホラー映画の金字塔。この映画の血がほぼ全てのホラー映画に流れていると思うと、すごいなあ。今見ても、一枚絵でキマるシーンが多くて、美しい映画だと思った。

ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.8

zoom上で展開されるホラー映画だが、意外と画面と物語がブンブン動き、飽きない。襲来してくる悪霊も情け容赦ないバチバチの怨霊。オンラインと言う地の利を活かしたホラー演出も抜群で面白かった。

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気は抜群だった。場面場面の禍々しい一枚絵がすごくキマっていて、緩く進んでいく物語にもかかわらず、印象に残るシーンが多かった。最後まで悪の元凶が明かされないのは、物語のドス黒さを際立たせるので好みだ>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

3.7

毎日がだるくて地震が起きて学校が休みにならないかな〜〜の気持ちを思い出した

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.2

結構ガチで面白い。めちゃくちゃ脳死で見ても面白いし、ストーリーや脚本の意外性も効いてて楽しい。今の日本の映画でこんなにスプラッシュなやつなかなかないな〜と思った。

呪われの橋(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

オーソドックスなホラー映画かと思いきや、意外と最後の方ミステリー仕立てになって結構面白い