こたつむりさんのドラマレビュー・感想・評価 - 3ページ目

蝶の力学 殺人分析班(2019年製作のドラマ)

4.5

★ 咲いて 割いて 裂いて 差異て
  動くところが視たい 生命の躍動が診たい

『殺人分析班』シリーズ第3弾。
というか完結編の勢いを感じました。
このシリーズの主軸は主人公・如月塔子の成長譚。第一
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悪の波動 殺人分析班スピンオフ(2019年製作のドラマ)

3.5

★ 手を拡げれば浮かぶやさしさ 幻想
  ウソしか僕を救えない

『殺人分析班』シリーズのスピンオフ。
主人公は第一作『石の繭』の重要人物なので、事前に本編鑑賞は必須。犯人探しが主眼のドラマではありま
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水晶の鼓動 殺人分析班(2016年製作のドラマ)

4.0

★ 「大丈夫、何かあったら
       お前の後ろに隠れる」

殺人分析班シリーズ第2弾。
ということで前作が下敷きにある作品。確実に予習が必要です。

何しろ、本作の主軸は殺人事件ではなく。
あく
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石の繭 殺人分析班(2015年製作のドラマ)

3.5

★ 「お母さんはどこ?」

石の繭。それはモルタル漬けの死体。
生命を弄ぶような殺人に意味はあるのか…?
とても丁寧な作りのサスペンスドラマでした。

やはり、WOWOWのドラマは堅実ですね。
予算の
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トリック新作スペシャル3(2014年製作のドラマ)

4.0

★ あなたに逢えて良かった なんて言わない
  言えば消えてしまうから
  ただ ひたすらに大切にしたいのは笑顔
  あなたの まん丸い笑顔

長く続いた『TRICK』も本作が最後の一歩手前。その事実
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トリック新作スペシャル2(2010年製作のドラマ)

4.0

★ 紅き空に墨が滲んでいく
  いつしか僕も闇になったようだ
  だから 帰れない だから 返せない
  家に響くのは僕の声だけだから

個人的には『TRICK新作スペシャル』最高峰。
某横溝正史先生
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トリック新作スペシャル(2005年製作のドラマ)

3.0

★ 昨日見かけた宇宙人 歌うよ ららら
  今日も佇む悲しみの空 歌うよ ららら
  何もないから 何もないけどさあ ららら

『TRICK劇場版2』の裏面。
とは言っても、直接的な繋がりはありません
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TRICK3(2003年製作のドラマ)

3.5

★ 薄い青の情景 こぼれ落ちた現実
  分断された意識 隣にはあなたがいない

人気シリーズ『TRICK』シーズン3。
これまでは23時台の放送でしたが、本シーズンは21時台。要は“メジャー”なタイト
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TRICK2(2002年製作のドラマ)

3.0

★ ラララ 見た目が大切 見た目が大切
  ラララ 中身はおが屑 中身はおが屑

人気シリーズ『TRICK』シーズン2。
このシーズンで人気を盤石のものとし、映画化に繋げたことを考えると、とても重要な
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TRICK(2000年製作のドラマ)

4.5

★ 「不思議なことなんて何もない」
  と言ったあなたの心がミステリー

人気シリーズ『TRICK』の原点。

初期は真面目な部分が多いですね。
各話ごとに入る冒頭のナレーションも味わい深いですし、ロ
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神の舌を持つ男(2016年製作のドラマ)

4.0

★ 僕の人生 あなたの人生
  交わるために必要なのは笑顔と殺人
  そして少しの湯煙旅情 

視聴率3%台の衝撃と伺って鑑賞。
…だったのですが、いやいやいや。面白いじゃないですか。サスペンス好きと
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プリズン・ブレイク ファイナル・シーズン(2009年製作のドラマ)

2.5

★ ここは底なし沼さ 抜け出せない
  そこは地雷原さ 歩み出せない 
  イヤだ イヤだ イヤだ イヤだ

完全に蛇足となってしまったシーズン。
「脱獄」を広義の意味で捉えたのは仕方がないとは思いま
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プリズン・ブレイク シーズンⅢ(2007年製作のドラマ)

3.5

★ 房、暴、謀、亡 紙切れのような命
  望、紡、貌、冒 だから燃やし尽くす

今回の舞台はパナマの牢獄。
シーズン1の刑務所が天国に思える“世紀末救世主伝説を彷彿させる”場所ですが、やること(脱獄す
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プリズン・ブレイク シーズンⅡ(2006年製作のドラマ)

4.0

★ 自由 銃 壁を超えた先のルール
  十字 you 軛が取れた先に待つ未来

シーズン1のカタルシスから一転。
割と地味な展開が続きますが、ある意味で重要なシーズンだと思います。

何しろ、恋愛映画
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プリズン・ブレイク(2005年製作のドラマ)

4.5

★ 完全なる立方体 解きほぐすのは僕
  完全なるIt's show time さあ、行こう

日本でのレンタル開始は2006年。
当時はかなり話題になりましたよね。作品の面白さも然ることながら、売り
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マークスの山(2010年製作のドラマ)

3.5

★ キラキラとした光に魅せられて
  細い線に身を預けた
  飛び散る赤 滲む風景 
  サヨナラも言えずに 

合田警部補シリーズ第1弾。
時系列として、本作のほうが『レディ・ジョーカー』より先なん
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レディ・ジョーカー(2013年製作のドラマ)

3.5

★ きらきらと輝くもの、ざんざんと貫くもの
  君が捨てたのは枷ではない、寧ろ希望だ

「これぞ、刑事ドラマのお手本だ」
と言わんばかりの硬質な手触りでした。
ドラマの教科書なるものがあれば、載るのは
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ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~(2015年製作のドラマ)

3.0

★ 痛い 泣きたい 張り裂けたい
  それでも手を伸ばす 底に届くまで

手厳しく言えば、竜頭蛇尾。
2話までは最高の立上りでした。
大島優子さん演じる主人公は容赦がなく、これを地上波で放送しちゃう覚
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SPEC サーガ黎明篇「サトリの恋」(2018年製作のドラマ)

4.5

★ 大丈夫 生きている意味はある
  大丈夫 生きていた意味はある
  弾けた冬の花火 あなたの笑顔 
  それさえも

映画は料理。ドラマはジャンクフード。
誤解を恐れずに言うのならば、そんな棲み分
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SPECサーガ完結編 SICK’S 厩乃抄 ~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~(2019年製作のドラマ)

3.0

★ 絡繰り人形よ 消えぬ業を背負って踊れ
  卑屈な烏は言う 
  「国民は皆豚なのであります」
 
やっぱり『SPEC』は偉大だったのですね。
映画は色々と叩かれましたけど…その叩く気持ちは分かりま
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SPECサーガ完結編 SICK’S 覇乃抄 ~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~(2019年製作のドラマ)

4.0

★ 膨らんだ黒 萎んだ白 弛んだ赤
  どれも君で どれも君じゃない
  風が吹けば全てが混ざり 全てが終わる

おう。面白くなってきましたよ。
馴染んできた…というのか。役者さんが掴んできた…という
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SPECサーガ完結編 SICK'S 恕乃抄 〜内閣情報調査室特務事項専従係事件簿〜(2018年製作のドラマ)

3.5

★ 空の果てに辿り着いた 銀色の味
  もう一度やり直せる そんな希望

堤幸彦監督は天才だと思います。
それはメイキング映像を見れば明瞭。まるで魔法のような“特殊な演出”は凡人では計り知れない領域で
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SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(2010年製作のドラマ)

4.5

世の中に遍く存在するもの全て。
楽しむことが出来れば“娯楽”と呼んで良いと思うのです。相対性理論だって、橋脚に作用するモーメントの算出だって。楽しければ娯楽。そこに上下の差なんてありません。

それを
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ケイゾク/特別篇 ~死を契約する呪いの樹(1999年製作のドラマ)

3.5

本編に引き続き、こちらも再鑑賞。
相変わらず“違和感の塊”のような物語ですよね。

精神に異常を来たすような要素と。
牧歌的で思わず頬が緩む演出と。
そして、ミステリと呼ぶには浅い謎解きと。
様々な要
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ケイゾク(1999年製作のドラマ)

4.0

十何年ぶりくらいに再鑑賞。
初見時は“ミステリ”という先入観で捉えてしまったんですよね。だから、自分の中の評価は高くなかったのです。でも、改めて鑑賞してみると、この物語は“真山と柴田の軌跡”を楽しむド
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