キュンさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

キュンさん

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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.3

平行線は交わらない。

両者の思いや言い分が理解はできる。だからどちらの味方にもなれない。
胸がザワザワする作品。

余命10年(2022年製作の映画)

3.2

ガッツリ泣かせるのか、しっかりラブストーリーを見せるのか。はがゆさが残ったのでもう少し明確に描いて欲しかった。

犬王(2021年製作の映画)

3.3

ロックすぎるおとぎ話。
アニメなのに熱量がすごい。

ツユクサ(2022年製作の映画)

3.2

主演が小林聡美だけあって『かもめ食堂』『めがね』を意識したような、ゆったりとした時間が流れる。

永遠の1分。(2022年製作の映画)

3.1

盛り込みすぎて雑さは目立つが、タイトルコールのタイミングは最高に良かった。

嘘喰い(2022年製作の映画)

3.2

とにかくカリカリ梅が無性に食べたくなる映画で、スケールが小さくなった『カイジ』。無駄に思えるおっさんの瞬間的なアクションが意外にも印象に残る。

前科者(2022年製作の映画)

3.6

見ず知らずの元受刑者を信じること、支えること。そう簡単にできることではない保護司という無給の職業にスポットがあたりすぎている気もするが、悲惨な運命に翻弄される森田剛の演技が光る。

ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

長いし無駄なシーンも多い。その上、オチはなんだかイマイチで救いにならず。悪くないけど、良くもない。

さがす(2022年製作の映画)

3.9

上手な生き方が出来ないダメ親父をやらせたら右に出るものはいない、佐藤二朗。

その魅力を存分に活かしつつ、予想外の構成。お見事。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.1

序盤から『花束みたいな恋をした』的な展開。

で、そのまま進むのかと思いきや中盤からまさかの方向に。

まぁ、男の方が未練がましいよね。色々と。

ポプラン(2022年製作の映画)

3.2

上田監督には伏線回収を勝手に期待してしまうのは、ある意味仕方ない。

だから率直にどうしてもイマイチなものに感じてしまう。

昔、少年だった大人たちに贈る物語。

エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

3.4

コテコテのインディーズ色。
無茶苦茶な世界観。
すごい熱量。

とにかくそれだけをやりたかったと
言わんばかりに。

園子温のリハビリ感は否めない。

私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

3.3

とにかく気楽に観れる
THE アットホームコメディ。

なんだか平和を感じる。

あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

3.2

登場人物の雑な拾いかたが多すぎて、ドラマを観ていないと背景はなかなか理解できないのが難点。なおかつストーリーはまったくのベツモノ。

唯一の救いはエンドロール後だけ。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

温かくも切ない師弟愛。
配信ではなく、できれば劇場で観たかったなと思えた作品。

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.2

『彼女が好きなものは』と『ひらいて』のハシゴ鑑賞が最強だと思う。

人間愛と自己愛。
まっすぐさと歪みまくり。

180度違う両極端なキャラを演じきる山田杏奈がおそろしすぎる。(いい意味で)

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

4.0

ミュージカルもアニメもAIもあまり好きじゃない。でも、そんなんどーでもよくなるくらい伏線回収で一気に心奪われた。

思いが生み出すキセキを信じたくなる、ファンタジー。

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

4.0

子供が笑顔になるところで大人は切なくなってしまうような、場内から聞こえる小さなささやきも含めての作品。

普段の映画では味わえないほっこり度が増す時間。たまにはこういう作品を観る必要性を感じる。

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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

まさに逆バージョンの『花束みたいな恋をした』。

別れはいずれ訪れるもの。誰かの人生の時間をさかのぼり、ちょっと重ねて観るだけでこんなにも温かいものなのかと。

楽しかった日々を、出会ったことを愛おし
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

手に入りそうなものほど、思いどおりにならないと意地になる。山田杏奈の暴走っぷりが、目の表現が、秀逸すぎる。
最後の言葉は、まるで初めて心底ひらいて出てきた素直な思いなのかもしれない。

フィクションで
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.5

障がい者の息子と母の絆をほんわか描いたドラマ。親にとって子供とは、いくつになってもどんな状態でも愛おしさは変わらないんだと。 塚地の演技がさらにそう思わせてくれる。

聖地X(2021年製作の映画)

2.8

『ドライブ・マイ・カー』での岡田将生が良かっただけに、ギャグにしか見えない展開続き。失笑しか出てこない点がまさにホラー。

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.7

女同士だからこその共感とうらやむ気持ち。たまに刺さる言葉に目がさめる。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

文学的な異なる3編の収め方がいい余韻を残していて絶妙。

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

あえて、それぞれの決定打を見せていない。なぜなら"天秤"だけに最後の匙加減は観客に委ねているように受け取った。

空白(2021年製作の映画)

4.3

理論的には加害者でも精神的な被害者。
執着でしか紛らわせない怒りと答えのない哀しみ。そこから生まれるのは負の連鎖でしかないことを突きつけられる。
二人に降り注いだ一筋の光に、観客全員が希望を託したくな
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.2

マイルドな『ジョゼ虎』。

元祖の日本版では、儚い時間から抗えない現実を映し出した強烈さが魅力であり、アニメ版ではキラキラした青春色が強かった。そして本作の韓国版は中間に位置するマイルド感が否めない。
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.5

王道な続編。
変に冒険せず、クオリティも落としすぎていない。それなりの安定感を全面に出しているのは、すべては次の続編のためではないだろうか。3作目できっとファイナル。

Shari(2021年製作の映画)

3.4

ドキュメンタリーでありファンタジーでもある、異空間体験型の斬新な作品。

おとぎばなしみたいに不思議なことは不思議なままでいいんだと素直に受け入れたくなる時間。

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.0

マンガを通した夫婦の心理戦が絶妙。
さらには母娘の悟り合いがあるからこそ、爽快な復讐劇へと昇華させている。

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.2

序盤に伏線回収の予告があって身構える。それでも一時停止ボタンを押して整理したくなる映画。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

すべて計算されているような、いい意味でおそろしい作品。

死への罪悪感を背負ってる人間って、大事な部分の感情を消す。
死ぬまで生き続けなければならない罪滅ぼしを悟ってしまったから。

そういえば、さっ
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