キュンさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

キュンさん

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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

すべて計算されているような、いい意味でおそろしい作品。

死への罪悪感を背負ってる人間って、大事な部分の感情を消す。
死ぬまで生き続けなければならない罪滅ぼしを悟ってしまったから。

そういえば、さっ
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.0

絡まった糸がゆっくりほどけてゆくように、たくさんの愛に溢れている作品。

まさに、親思う心にまさる親心。強い覚悟と信念。

原作と異なるラストは賛否両論だが、映像だからこその深みは表現されていた。

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.5

急いで大人になろうとする。
それは意志とか背伸びではなく、必然的な環境による自然の流れ。しかし、大人になり切れないギャップに気づいてしまう時が必ずくるもの。その中で経験する初々しい恋でバランスを取り、
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.6

後先考えない無謀な勇気も、繊細な心の揺れも、真っ直ぐな言葉も、全部ひっくるめて大人になっていく証なんだと。

誰にでも忘れられない夏があることを思い起こさせてくれ、丁寧かつ爽やかに描いた青春。

犬部!(2021年製作の映画)

3.6

情熱が世界を変える。
それは漠然とした大きなものではないが、変わらない熱を持ち続ける強さが周囲に伝染していく。

目新しい作品にも惹かれるが、王道な邦画を丁寧に描く篠原監督らしさはやはりホッとする。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.2

なんだかくやしい。

ディズニーとサマーウォーズを混ぜることが限界なのか?おおかみこどもでピークは過ぎてしまったのだろうか、細田監督。

3年前にもう3年待とうと思った期待値は否めないが、映像美と歌に
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.6

ほのめかしが多いわりに続編を明確にしないなら切り捨てたほうがスッキリしたはず。
マイキーとドラケンの関係が羨ましすぎるし、友情要素が良かった。だからこその不良たちの消化不良感は惜しい。

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

2.9

あら探しと揚げ足を取って総理を吊しあげた作品。確かに悪いは悪いし、不満も理解できる。ただ、批判と皮肉だけなのは。。。

Arc アーク(2021年製作の映画)

3.2

終わりがあるから面白いのではないだろうか。人生も映画も。

不老不死ゆえに見送り続ける宿命なら、人間らしい感情にどんどん鈍感にならざるを得ないように思う。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.3

映画愛に溢れまくった青春と、ラストがなんとも爽快!

『カメラを止めるな!』を観終わった後に感じた、嬉しいニヤリ感がふたたび芽生えた傑作。

夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

4.2

報われてほしいと願わずにいられない人にほど残酷な試練が襲い、それでも最後まで希望を託したくなるもの。だからこそ、璃子の選択は最善だったと信じたい 。

唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

3.4

海外から見た日本を表現しているゆえにファンタジックにも感じ、邦画では作れない世界観は見どころ。

主役級の豪華な日本人キャストがキーマンとして登場する点も贅沢。

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.2

教科書に載っている偉人たちだけでなく、時代背景を知ることは大事なのかもしれない。

戦地に向かう三浦春馬の言葉は、なんだか色々と複雑な気持ちが移入してしまう。

ロボット修理人のAi(愛)(2021年製作の映画)

3.1

80年~90年代のなんとも言えない懐かしさが漂う雰囲気。ストーリーはさておき、今見ることで逆に新鮮にも思える。

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.7

肉子ちゃんの体には、純粋な優しさと温かさが人よりたくさん詰まっている。だから少し大きいんだ。

明日の食卓(2021年製作の映画)

3.7

幸せの形が人それぞれなら、不幸の形も人それぞれ。乗り越え方も同じように。

キャラクター(2021年製作の映画)

3.4

刑事役=小栗旬 の方程式がもう定番になりつつある。

終盤は、ちょっと長くなっちゃったので的な締め方に見えてしまうので惜しい。

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.6

近づきたい理想と欲望の狭間でついた嘘は、その理由から逃げるほど現実から遠のき、誰かにとって残酷な真実でもあることを突きつけている。

街の上で(2019年製作の映画)

4.0

派手さも豪華さもない。
けれども、ささやかな幸せと時々のトラブルと少しの笑いがあれば、人生は十分なんだろうなと。

誰かの日常を垣間見る視点で眺めるように観る、これぞ今泉作品。

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.3

誰かに強引なくらい引っ張られないと変わることが出来ない人生もある。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

「まぁ、頑張りましょう」
気を抜きつつも引き締める、深呼吸のような言葉。

現代の、まさに今を映した本作のすべてがこの言葉に込められているように思う。

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.7

『翔んで埼玉』の真面目な笑いと『クローズZERO』の真面目な喧嘩をミックスした友情。

その結果「女同士の本気な喧嘩、おもしれー!」となる。

FUNNY BUNNY(2021年製作の映画)

3.3

喪失の埋めかたなんて誰も知りやしないし教えてくれない。誤魔化しながら悔やみながら、時折語りかけるように生きるしかない。

熱いものが込み上げてくる、ラスト10分。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.4

『search/サーチ』の監督&制作陣という期待度高めで、今回はPC画面上ではなく・・・でも"出られない"的な。

一線を越えた人間はやはり恐怖でしかない。たとえ家族であろうとも。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.3

「騙される」に期待しすぎた感は強いけれど、なるほど的なレベル。吉田大八監督だけあって『桐島、部活やめるってよ』みたいな展開スピードはアリ。

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

『普通』の反対語は『特別』。
みんな、誰かにとっての特別なだけ。

でも、笑い方だけはまともじゃないw

ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.4

説明不足な点は多々ありつつも、115分を駆け抜けていく高校生たち。

三浦春馬の存在は別格だが、新田真剣佑へのバトンタッチを感じずにはいられなかった。

太陽は動かない(2020年製作の映画)

3.5

「必死」という言葉は、彼らのためにあるんじゃないかな。

カーチェイス、飛び降り、爆破、列車上、船沈没、、、ってハリウッド的なアクションをフルにやりました!みたいな。
邦画らしからぬエンタメとして楽し
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

なんやかんや言っても
環境ってその後の人生に影響する。

門脇麦と水原希子の配役が逆でも、違ったテイストで成立すると思った。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

市原隼人の使い方がなんだか勿体無いなと感じさせつつ、そうきたかと。お見事でした。

なんで同じような時期に似た方向性の作品が。甲乙つけがたいけど、個人的な好みは『すばらしき世界』に一票。

ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.9

少女漫画的なラブコメ要素をきっちり描いている、嘘から出たまこと。

まさかのキュン死5秒前。

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.5

いくつになっても一緒にバカになれる仲間は、人生でもっとも尊い絆かもしれない。

ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

ミナリとは春の七草の「セリ」。
アカデミー賞有力にしては物足りない、さざ波の様な作品。

スプリー(2020年製作の映画)

3.1

歪んだ自己顕示欲+度を越えた執着心=狂気

主人公の目が異常に怖いw

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.6

真っ直ぐで不器用で
上手に生きられない人生ほど
愛おしいものはない。