yonさんの映画レビュー・感想・評価

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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.1

うーん、これは、映画を先に観た方がよかったか。
まあまあの長編を2時間で描くわけだから、仕方ないとは思うけど、原作読んでるとやっぱり物足りない。

でも、「たかが学校」って、しんどい子が気づくといいな
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

フランケンシュタイン博士側のゴッドが、怪物よりの見た目で周りから疎まれて、怪物側のベラが、皆を魅了しちゃうという逆設定。
不協和音な音楽は、こちらの心のざわつきを見透かされているよう。

知ることに尻
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.7

金ロー、冬ジブリ珍しいなと思ったら、
辰年だからなのか。

ジブリの中で、かなり評価高い作品だけど、あまり好きではなくて、ちゃんと観たのはたぶん劇場公開以来。

千尋の両親が、お店のものを勝手に食べて
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.3

壮大なコント番組みたいだった。
NHKのLIFE!観てるような笑。
芸達者を揃えてB級感あふれる演出、たぶん確信犯なんだろうな。
主役は日村さんだなあ。

土星の輪ってアルカトラズだったんだ。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

砂漠の街を、CGじゃなくみんなセットで作ったというのが素晴らしい。

冒頭のいろんなもの載せた汽車が走っていく画、トイカメラで撮ったような空の色、
独特のユーモアを含んだセリフ、最初はニヤニヤしながら
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もののけ姫(1997年製作の映画)

3.8

むかしむかしの動物は大きい。
(未来は蟲が大きい)

ダークなナウシカ、と思ってあまり好きではなかったけど、今回ちょっと印象変わった。

ナウシカの蟲たちは神様のようだったけど、本作のもののけたちは言
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母と暮せば(2015年製作の映画)

3.3

初めてタイトルを見た時、ん?井上ひさし?(父と暮せば)と思ったけど、オマージュだったようで。

吉永さんとニノのやり取りは、母と息子というより、恋人同士みたいだった。
山田洋次監督作がやや苦手なせいか
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

情報を一切出さないっていう鈴木さんの戦略に、商売っ気を感じてしまいモヤモヤしたくせに、まんまと、ほぼ情報を入れないで観に行ってしまう。
最近、少し情報解禁したのかな。

なんかちょっと宗教めいてる?タ
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.4

「ゲド戦記」があんまり合わなかったので警戒してたけど、思っていたより楽しめた作品。
あー、脚本、駿だったのか。

横浜の高台からの海と、1960年代の街並みが素敵。いいなあ、ここでコロッケ買い食いした
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.4

長い。70~80分くらいなら、テンポ上がってもっと楽しめたと思う。ヤンキーというより、ドラゴンボールみたいだったけど。

会社内の派閥とかマウントの取り合いみたいなのを、喧嘩上等に置き換えてておもしろ
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.6

この作品は、ずっと環境破壊に対しての警鐘だと思って観ていたけど、今回、ああこれは戦争映画だと思った。
世界中が焼かれた過去があっても、巨神兵を掘り起こし人間は同じことを繰り返す。
「シリウスに向かって
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.5

前3作は時々観たくなるけど、本作は劇場公開以来なので、すっかり内容を忘れていて。
これは「最後の聖戦」を観ていた方が楽しめるやつだな。

冷蔵庫のくだりに関しては、過去の不死身っぷりが、ある意味伏線に
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

シリーズのセルフオマージュてんこ盛り、大サービスだなあ。
ストーリーはもう、こんなもんでしょう。
最後のインディに会うのが目的だったから、もうそんなのはいいや。

華やかなパレードの中を馬で駆け抜ける
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

大きな体でサイドカーにおさまるショーン・コネリーが見どころ。

冒頭のドタバタコメディを引き受けるのがリバー・フェニックスというのも目を引く。ここでインディのルーツがわかるのも楽しい。

陸海空すべて
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.9

是枝さんの、阿部寛の良多。
夢だロマンだのたまうギャンブル好きなダメ男だけど、なんだか憎めない。
職場の相棒、池松くんとのバディぶりもよくて、豪華コンビなのに、そう見えないのがさすがだなと。

冒頭、
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光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

3.4

癒し系サスペンス。
プロートの正体のように、映画じたいが結局もやっとしていて、なんだかもったいないなあと思った。描きたかったことは、なんとなくわかるんだけど。。

でも寝ちゃうかもと思いつつ、案外飽き
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

坂元版、藪の中。
是枝さんと坂元さんのタッグと聞いて楽しみだったけど、脚本って強いんだなあ。
坂元色が濃くて、是枝作品を見ている気があまりしなかった。

嘘と事実と偏見が入り混じる3部構成だから、わか
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

冒頭の音楽でまずトリハダ。
アニメにかなり忠実で、舞踏会、朝の村、酒場とか、大勢が動くシーンは実写ならではの迫力があって、圧倒される。

エマ・ワトソンが演じたベルは、アニメより幼い印象でかわいらしい
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.4

素晴らしいアンダー・ザ・シーと、パート・オブ・ユア・ワールド。
ただ、見所が前半にかたまってるなー。
アンデルセンの人魚姫を踏まえて観てしまうせいか、アリエルはやっぱり少し苦手。。

でも、ディズニー
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.2

恋愛ドラマなのか、歴史ドラマなのか。どっちかにしっかり振り切っちゃえば良かったと思う。どっちつかずで感情移入しにくかった。長いし。
濃姫との取っ組み合いはちょっと目新しかったけど。

キムタクって、か
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.0

映画開始から、息もつかせぬ畳み掛け不死身アクション。見方によってはコントかも。

かわいくて機転が利き、対等なバディのショーティ。強烈な晩餐会の後、部屋で寝てる格好がマンガみたい。
あなたは40年後く
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

80年代の音楽、女性のヘアスタイルやファッションにテンション上がる。ワーキングガールみたい。
マット・デイモンとベン・アフレックが、同じ画面にいるのにもテンション上がる。

NBAやスポーツブランドに
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.8

冒頭のアトラクション感!
ドラクエもやりたくなったりする。

姿を見せずに「あ、来たな」ってわからせる酒場の影の演出、いいなあ。ジョーズのひれと同じ系統。
やっぱりヒロインは、シリーズ通してマリオンが
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.4

大河ドラマなので、仕方ないかなとは思うけど、小説のダイジェストになってしまった感が。。

原作を先に読んでいたから、映像になっていない部分を補完できて良かったかな、と思ったけど、だったら映画観なくても
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波紋(2023年製作の映画)

3.9

試写会にて。

”どこか壊れているけど、自分なりに必死に立っている人”を演じさせたら、筒井真理子の右に出る者はいないよなあ。

光石さんの無神経さ、完璧だった。
だから、点滴が落ちる度に「はい、60万
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女経(じょきょう)(1960年製作の映画)

3.6

すごい豪華オムニバス。

1話の若尾文子、お化粧のせいもあるんだろうけど、お人形みたいなかわいらしさ。
私ウソつくの疲れたわ、って言いながら、やっぱり強がってしまう女性を、とても魅力的に演じていた。増
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.4

宇宙人と仲良くなる話なら、ETみたいに子どもを主役に持ってきそうなところを、おじいさんとおばあさん、というのが昔ばなしみたいでおもしろい。

主役の老夫婦、ジェシカ・タンディとヒューム・クローニンは本
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.9

美しいモノクロ映像に、うまいことまるめこまれた気がしないでもないけど、淡々としみじみ、いい映画だった。雪のシーンのきれいなこと。
長屋の雰囲気が、まんま人情紙風船だったけど、オマージュなのかな。

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

窓口で映画のタイトル言って、チケット買う時代じゃなくて良かった。
タイトル自信もって言えない。。

これは評価分かれるのわかるなあ。映画館で観るか、配信やDVDで観るかでレビューも違ってきそう。
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TANG タング(2022年製作の映画)

3.1

いつかどこかで映像化するだろうと思っていたら、まさかの日本とは。

いろいろ想定内だけど、家族で安心して観られる映画ではあると思う。

島でのくだりが長すぎて、バランス悪く感じた。
ニノとタングの絆が
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.1

とてつもなく息苦しい室内劇。
窓の外は終始雨か曇りで、どんよりしてて。

死期が迫った主人公チャーリーより、私はむしろ、周りが病んでるようにも見えた。
みんな顔色悪くて、やや不気味だし。

看護師のリ
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.6

誰も無関係ではない問題。
正解がない。どの道を選んでも、後悔が全く残らない人はいないと思うし。
絆は絆しだった、というのを思い出した。

「現場では柄本佑くんとしてやらせていただきました」
と、松山ケ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

最近の金ローは、映画始まった時に、
字幕で観られるのを教えてくれるのが親切だと思う。

かつて少年だった感があるユアンが、
クリストファー・ロビンを演じているのがいい。

純真無垢な小さな子どものよう
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.7

試写会にて。

タイトルバックの粒子の粗い映像が、雰囲気たっぷり。さ、この時代に行くぞ。と思える。

建物が素敵で、クラシックなスーツもパリッとしているせいか、全体的にスタイリッシュだった。
それほど
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

骨のマリコを抱えて、電車に乗り、バスに揺られ、迷いがないようで、とても迷っていて、でもずんずん突き進むシイノが清々しい。
マリコが壊れていたから、彼女は今まで壊れずにいられたのだろう。

この短い尺で
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.6

後半の荒地の魔女と、子ども神木くんの声がかわいい。
倍賞千恵子の声は、これぞジブリという感じ。
飛行機を操縦するソフィー、ドーラかと思った。

この作品、ジブリの中ではちょっと異色、という気がする。
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