毬子さんの映画レビュー・感想・評価

毬子

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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.8

『生きるのに一生懸命で何が悪い?!』

大泉洋さんの大ファンなので観に行ったら画面の中に彼はいませんでした。ワガママに精一杯生きた鹿野靖明さんにお会いできた気がします。

今とは違う在宅医療や介護の世
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

私はクイーンのことを数曲しか知らないけれど圧巻の作品でした。上映が終わり、高齢のご夫婦が興奮さめやらぬ表情で劇場を後にしていたのが印象的でした。当時を知る人たちにはたまらない作品なのでしょうね。

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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.8

『何もしないことで、はじまる何か』

晴れた日の午後、ふらりと映画館に立ち寄って観たい作品。
前評判の泣ける映画という先入観は捨てて観てください。
台詞のひとつひとつに気付きがありました。

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

3.8

久しぶりに観たアナ雪ワールド!
歌がとても心地よくて、オラフの暴走がかわいい作品です。
今日の寒の戻りがアナ雪ワールドにぴったり。クリスマスに戻った気分になりました。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.8

陽気な音楽とあたたかい家族の絆の物語。子ども向けの映画と思って油断してると号泣しちゃう!!

ママココの描き方がとても優しくて、高齢者に敬意を持った作品だと感じました。

亡くなったきみが素敵な世界で
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タイピスト!(2012年製作の映画)

4.2

『才能はひとつあれば充分でしょ?』
かわいい!かわいい!!なんて可愛らしい作品だろう。

あらすじなんて知らなくていいからぜひ観てください。あまりの可愛らしさに目が離せなくなるよ!!

青天の霹靂(2013年製作の映画)

4.0

『生きるのはなんて惨めで辛いんだろう。それでも僕は、生まれてきてよかった。』

自分がダメな理由をダメな親のせいにして人生を諦めてきた主人公がタイムスリップして真実を知るお話。

ベタといえばベタな話
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.6

『話せない主人公と饒舌なピアノ、暗い記憶は幸せの水たまりの中へ。』

一切の前知識無しで観た。
おもしろいというより程よく狂っていて、好き嫌いが別れる作品だろう。

幼い頃に両親を亡くしたピアニストの
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キリクと魔女(1998年製作の映画)

4.0

『魔女よ、どうしてお前は意地悪なのか?』

どうしてと問うことで悩み考え物事の真相に近づいていく。
自分に足りない“何か”を探して悩む人には心に突き刺さる台詞があるのではないか。

是非とも吹き替えと
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サンブンノイチ(2013年製作の映画)

3.8

2時間の芝居、舞台を見ているような気分になった。時間を感じさせないテンポの良さ、これは芝居向きの作品なのかもしれない。

中島美嘉の舌足らずなナレーションから始まり藤原竜也の舞台で鍛えた滑舌、ブラマヨ
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

3.2

マイフェアレディをもじった『舞妓はレディ』
突然始まる和製ミュージカルに驚く人も少なくないだろう。
独特のリズムを持つ作品は面白いというよりひとりの少女の成長をあたたかく見守る楽しみがある。

しかし
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.2

『古臭くても男臭くても、美しき山の人』

3ヶ月ぶりに観た作品が大当たり!
とにかくテンポが良くて少しも飽きずに集中して楽しめた。

林業とイマドキの若者の心の成長、自然と人との共生がテーマ。
とにか
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夜のとばりの物語(2011年製作の映画)

5.0

『美しくも切ない6つの愛の物語』

フランス語の発音が心地よい影絵を用いた6つのおとぎ話。6つの物語には繋がりはない。どれも甲乙つけがたいが「狼男」と「嘘をつかなかった若者」が特によかった。

フラン
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.6

君は難病モノが好きだなという声が聞こえてきそうだ。病気によっては諦めなければならないこともあるだろう。思い通りにいかないこともあるだろう。それでも立ち上がって最後まで生き抜く姿が見たいのだ。

ストー
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.2

白黒映画なのに観ているうちに頭の中にどんどん色があふれてくる不思議な作品。

保険会社の一般社員が昇進と引き換えに社内のお偉い様方の“火遊び”に協力し、夜だけ自分のアパートの鍵を貸すことからはじまる物
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.8

いやいやいや、これは一度観たらお腹いっぱいの作品だよ…。

ツイッターやフィルマークスでも超話題の作品でみんなして大絶賛してるから一度は観ておかなきゃと思いレンタルしたら、ストーリーもよくわからないま
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レント ライヴ・オン・ブロードウェイ(2008年製作の映画)

4.0

映画版がずっとレンタル中で待ちきれなくてブロードウェイ版を借りてきました。

舞台鑑賞やミュージカルすきにはたまらない作品ですよね。
演者の歌がうまくて気持ちよくて耳が喜んでる感じ!
体全体を使って感
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

4.0

「人がこの世で知る最高の幸せ、それは誰かを愛してその人から愛されること。」

なんて美しい作品だろう。
コミカルでファンキーでドラマティック、まるでおとぎ話のような物語。
人が恋に落ちる瞬間を見事に歌
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

『よそ見していると置いてかれちゃうぞ!!』
これはおもしろかった!!
普段は観ないジャンルの作品だけどぐいぐい話に引き込まれていきました。
誰のどの夢の部分にいるのか、頭の中で整理しながら観ないといけ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.3

『ストーリーも結末も知っているのに何度でも観たくなる作品』

音楽を題材に描いた作品はたくさんあるけれど、何度でも観たくなるものは少ないのではないだろうか。

ストーリーは凝ったものじゃないし、演出も
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

『変人でも天才でもなく信念の人』

普段あまり観ないジャンルの作品で最後まで飽きずに観られるか心配だったけど、よそ見している暇がないほどストーリーに引き込まれた。

何の予備知識もないまま観たから数学
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

肉の脂が弾ける音、刻んだ野菜の香り、パリッと焼けたパンからはみ出るとろっとろのチーズ、この作品を観てお腹が空かないわけがないっ!!

いやいや、料理の話だけじゃないんです。これは親子愛が中心に描かれて
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.9

ちょっぴりお下品でキュートな女子大生たちがアカペラ大会に青春をかける物語。

予告で観たイメージとは違いもっとキラキラした青春学園ものかと思っていたので、期待はずれとまではいかないが正直、拍子抜けした
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.2

『歌って踊ってミュージカルで考える差別の問題』

人種差別や職業差別、体型への偏見など重くなりがちなテーマをノリノリの歌とダンスで伝えて一緒に考えてみようという作品。

オープニングからいきなり5分間
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

5.0

『病気を診る前に目の前にいる私を見て』

久しぶりに号泣した。
天才というのはどうしてこう型破りなんだろう。

自殺未遂をするくらい深刻な精神状態で任意入院をしたパッチ・アダムス。
そこで出会った患者
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.8

『“普通”とはなんだろう…?』
なんだかすごい作品に出会ってしまった。
これは差別的な意味ではなく知らない世界を知った心の衝撃をそのまま言葉にあらわしたもの。

性同一性障害の男性が主人公の話。
恋人
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シャイン(1996年製作の映画)

4.5

魂に触れる演奏というのは自らの魂を捧げ狂気に向かって走り出すということなのか。

あまりにも純真で真っ直ぐにピアノを愛しすぎた故、精神のバランスを崩してしまった実在のピアニストの話。

厳しい父の愛情
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.5

『Yes!と答えてchange my life!!』

仕事もプライベートもパッとしない主人公が啓発セミナーに参加して全てのことに『Yes!』と答えて人生を変化させていく話。

軽快なテンポで進んでい
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ペネロピ(2006年製作の映画)

4.0

『呪いを解くだけが幸せじゃない、そのままの自分を受けいれた時に道はひらけるよ』

ブタの鼻を持って生まれてきたペネロピ。
彼女は父方の先祖の呪いで名家の男性と結婚しなくては人間の鼻に戻れないという。
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君が生きた証(2014年製作の映画)

3.8

予備知識なして観てください。
歌を聴いてください。
きっと気持ち良く裏切られるでしょう。

ベイマックス(2014年製作の映画)

4.0

『やっつけるだけがヒーローじゃない!人が生きていくには夢が必要なんだ』

あれほど話題になっていた作品なのに今日まで観たことがなく、ようやく鑑賞。

CMやメイキングで想像していたイメージとは全然違っ
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

4.5

『病人だって恋をしてもいいでしょう?』

難病を患っている男女が出会って恋をする物語、だけではない。
生きるということ、死を受け入れ闘うということを湿っぽいお涙頂戴物語にしないで、痛いほど真っ直ぐに描
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.5

この作品の原題は『STILL LIFE』だ。
どうしてこんなダサい邦題をつけたのかと悔やまれる。

孤独死した人の身元をさがし葬儀をして死後の世界へ送り出す民生委員が主人公の話。

物語が進むにつれ全
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セッション(2014年製作の映画)

4.2

一気に駆け抜ける107分!よそ見しているヒマはない。

最後のセッションシーンは宣伝で度々取り上げられていたのでイメージが先行し少し期待しすぎた。
むしろ序盤の指揮者が変わるとバンドの音も変わるシーン
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

『現在って不満なもんなんだ、それが人生だから。』

夜のパリをひとり散歩していると12時の鐘が鳴り1台の車がやってきた。
誘われて迷い込んだ先は1920年代のパリの街。文学・芸術・音楽で有名な偉人たち
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