こつぶライダーさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.5

作品概要からはコメディ要素強めのヒューマンドラマという先入観で鑑賞スタートしたのも束の間に、終盤シリアスな展開になり心が痛くなり、もうラストは涙を流していた…なんて感動作品なんだ!!
コメディのジャン
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リアム16歳、はじめての学校(2017年製作の映画)

4.0

共依存やマザコンからの脱却を謳った作品と思いきや、シンプルな少年の成長物語だった。
ライトに楽しめたので、おすすめします!

女性に一目惚れして、彼女をゲットするために自分を変えていく。恋心は人を成長
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サンシャイン2057(2007年製作の映画)

3.2

SF映画というより、宇宙での宗教ホラーという作品でした。
ダニー・ボイル監督らしい映像×音でのドキドキ感は、劇場スクリーンで体験したいと感じましたね。
多くの方が指摘している内容についても、劇場体験す
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

4.1

邦画の持つ可能性を世界に示せる作品。
インディペンデント映画風に魅せる作風。和製『パリ、テキサス』的作品。そうなると必然的に、監督の中川龍太郎は和製ヴィム・ヴェンダースとなるか。

全編、一人の青年を
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

※追記
食事や排泄、睡眠、労働といったシーンが多かった印象。凄くノマドの生活感を出して、生きることを描いているように見えました。


アカデミー最有力との前評判から鑑賞。

還暦を迎えて定年退職した方
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.8

私が愛する作品の1つ。
別にランキング上位にくるような面白さや凄みはないんだけど、記憶に残る作品だと思う。
リュック・ベッソン監督らしいハチャメチャなストーリーとアクションに、今回は視覚的要素が加わり
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.7

クリストファー・ノーラン作品では、1番暗くて重厚な内容だと捉えている。
バットマンというダークヒーローの"ダークさ"を表すのに一役買ったジョーカーの存在。しかし、実際のところ主役であるバットマンを食う
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.1

誕生日に鑑賞。
やはりメモリアルな日にはクリストファー・ノーラン作品が染みる。
実は初見でした!!もちろん「ダークナイト」は観てるし、「ライジング」の方も観てる。そういう人も中には少なくないんじゃない
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.0

ふぅー、ようやく観終えたぜ。やれやれだぜ。
寝落ちに寝落ちを重ね、多分7,8回に分けて観た←どんだけコンディション悪いんだか(笑)

アガサ・クリスティーさん、小説読んだことないけど、物語としては面白
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アローン(2017年製作の映画)

2.8

フランスの人気コミックを映画化した作品(らしい)。
良い意味でフランスらしくない、ハリウッドを意識した今どきの作品だと思った。
よくあるヤングアダルト向けのSFスリラーで、「メイズ・ランナー」「ハンガ
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.5

アメリカらしい映画であり、熱血教師×問題児クラスという学園王道モノの頂点のような作品。
実話を基にしているから驚き。実際にTV番組「奇跡体験アンビリーバボー」に取り上げられている。

人種差別を1つの
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

2度目の鑑賞。やっぱり良い。初めて観たときよりも色んな感情を噛み締められる。

「ONCE ダブリンの街角で」で知ったジョン・カーニー監督の現在1番新しい作品。
前作「はじまりのうた」や「ONCE…」
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.3

韓国版モンスターパニック映画。
2006年作品ということで15年も前の公開だけありCGの粗さは感じるも、それを補うだけのスピード感だったりドラマチックさがあったりと見応え十分。
クスッと笑えるブラック
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ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

3.0

ベン・スティラー側の私としては、途中まで胸糞悪くて観るに堪えなかった。コメディドラマの域を超えてる!とか思ったけど、現実にもデニーロくらいやばい父親いるもんな。まだ母親がまともだからマシか…なんて考え>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

たくさんおもしろいと思える工夫をしている映画であり、フォレスト・ガンプという青年の人生を通してたくさんの学びを得られる作品。

フォレストは、大切な存在を失い続けた。

ベトナムの戦地で、唯一できた親
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シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

3.0

やってしまった…
続編から先に観てしまった!笑

しかし、エヴァ・グリーンの瞳と唇はモノクロに合う。

アクション自体はキル・ビルっぽさ強めでした。

ストーリーは、それほどキラリと面白い要素が詰まっ
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イーオン・フラックス(2005年製作の映画)

2.2

ストーリー、アクション共に、大変中途半端に仕上がってしまった作品。

監督の父のルーツである日本の雰囲気を出して独特の未来世界観を作り上げようという工夫を感じたが、良かったとは言えず。

原作となるア
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.4

30歳代、結婚5年目、子持ち、戸建て、公務員。
はたから見たら幸せそうに映る今の自分にまさにピッタリな作品。

1時間くらいは、芸術作品としてよくまとまっていても話の良さがまだわからない状態で進むのが
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.7

1990年代映画にありがちなフィクションバリバリのストーリーではあるが、しっかり感動できるやつ。
しかし、実際には2004年公開作品。そこら辺の多少のギャップを埋めるだけあるトム・ハンクスの演技力と、
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アメリ(2001年製作の映画)

4.5

個性の塊。
フランス映画らしい、オシャレな映画。
色彩や画のタッチ、街並みや風変わりな登場人物たち、はじまり方と終わり方…
全てが芸術の域に達した作品ですね。

あれだけ変わった女性のアメリですが、恋
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.5

故リバー・フェニックスが最も輝いた作品がこちら、「旅立ちの時(原題:Running on empty)」

リバー・フェニックスを愛する私にとって、とても重要な作品であることは間違いなく、彼抜きにして
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

映画の歴史でSFの金字塔と言えば「2001年宇宙の旅」でしょう。
スタンリー・キューブリックが放った難解かつ独創的な作品は、今なお映画人たちから絶大な支持を得て、ランキングでトップに入る作品である。
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はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

4.2

現代版「小さな恋のメロディ」
フランスらしい男女の恋愛と、日本より発育早い進んだ恋の価値観がたまらない。
決して自分は幼少期にこんな甘酸っぱい経験をしなかったけど、心を鷲掴みされた感じがした。彼らの恋
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.9

猿の惑星シリーズのリブート作品であり、新シリーズの1作品目。
いかにして、人間から猿の支配する星になっていったのか…全貌はわからずも、その序章になる部分を描き、次回に期待を持たせるうまい形に仕上がって
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.4

2人の会話劇が見事。
前作公開から9年を経ての続編。今作は舞台をパリに移し、現実世界と同様に9年後の設定で2人の再会を描く。

前作のラスト、恋が燃え上がりながら再会を誓って別れた2人。

彼ら彼女ら
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.8

12年前に初めて観た作品。
高校卒業して大学1年生、TSUTAYA通いでひたすら映画を観た。
そこで出逢った「ビフォア・サンライズ」
元カノに未練タラタラの自分に突き刺さった。出逢いの大切さ、未来へ期
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パパが遺した物語(2015年製作の映画)

3.0

事故で母を失った少女ケイティーを、男手ひとつで育てようと奮闘する作家の父ジェイク。父親役ラッセル・クロウの迫真の演技には脱帽。それだけでも観る価値はあったが、中身は結局何を言いたいのか伝わりづらいもの>>続きを読む

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.9

ひと夏の成長物語。
内気な少年が家庭の問題に直面している中で、プールで働く男らと出逢い、次第に変わっていく。
二度と会わないかもしれない出逢い。しかし、その一度の出逢いが人生を変える。そんな体験を描い
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.6

この手の作品は、年齢を重ねるほど重みが増すね。

以前観たはずだがあらすじのみ知っていて全編シーン全く記憶になし。ということは、自分の中ではヒットしなかった作品だろう…と期待しないで観たが、それを裏切
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.8

私の中で限りなくNo.1に近い映画。

小太りでメガネの愛嬌ある少女オリーブ。彼女がミスコン出場するために、家族総出で旅に出るロードムービー。

この作品の面白さは、風刺。
まさにアメリカ社会を示す。
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.1

身も心も強くなるということ。人を愛するということ。
誰もが狂っているところを持っている。それと上手く付き合いながら生きている。

心に深い傷を負うと、人間の脳は自分を守るために人格さえも変えてしまう。
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おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.2

キアヌリーブス、ウィノナ・ライダーと、かつて時代を席巻した2大スター共演。かなり偏屈な性格の独身オジオバ役を怪演、ビタービターモアービターな恋愛映画。
さすが名優たち、かなりの性格の悪さに仕上がってい
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結婚まで1%(2017年製作の映画)

3.7

大学生が原案のような設定でありながら、酸いも甘いも経験した大人が考案しないと辿り着けない展開とラストであった。

性の体験数が少ないうちの結婚に対する不安。結婚を目前に控えたカップルに友人が酔っ払いな
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.6

決してお涙頂戴作品ではない。
自閉症という障害者を主人公にしているのでフォーカスがそこに当たりがちだが、実際の内容は彼女の個性にある。

ただのロードムービーではない。彼女にとってみたら一般の人が容易
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.8

2011年公開でありながら2020年新型コロナウィルス感染拡大について類似点が多く、まさに旬な作品。今観るべき映画はこれだ!

全く知識ないまま観ましたが…驚きの連続。ただ単に現在の社会状況を言い当て
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.2

多国籍集団で望む近未来SFトレイン密室戦乱。

「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督が、ハリウッド進出した作品。

ストーリーからしてかなりの厨二病的な発想であり、やはり細部の設定詰めがいさ
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